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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪

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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 282
    23:22
    // そこに希望あれば…2 soko ni kibou areba ...2 //

    「ダニエル・ゴードン。君に、娘をやろう。」
    穏やかに進んでいた会話だったが……
    突然の申し入れに、ダニエルは面を強張らせた。

    「もう一度、言…」
    「失礼ですが、ご当主様。
    姫様を金品のように扱われるのは、如何かと。」
    「何だ。不服か?」
    「私には、分不相応です。」
    「何を今更…」
    「頂けません。」

    ガタッ。戸口で立った物音に、
    ハインリヒは目を止め、ダニエルは振り向いた。
    フランソワーズが、部屋に入る前に、逃げるように出て行った。

    「フラン、戻りなさい。」
    彼女の足音は、あっという間に消えてしまった。

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      | 2011.07.17 Sunday |   ・// N // | comments(0) |

      // N // 281
      00:02
      // そこに希望あれば…1 soko ni kibou areba ...1 //

      レークノースウッドの小高い丘に建つシュクール城を
      ウォーターローゼ駅のプラットホームから見上げる。
      ああ、また来たんだなぁ。とダニエルは思う。

      「ダニエル様、こちらの車で上がるようにとの事でございます。」
      荷物を積み終えたパドンが、言った。

      「また、お世話になります。」
      そう運転手に声を掛けて、シュクールの車に乗った。

      車はゆっくりと坂を上っていく。
      見慣れた風景を遠目に眺めながらも、ダニエルは無口であった。

       *

      執事に案内され、城内を進む。
      「ダニエル様、お久しゅうございます。」
      「ホフマン。元気そうだね。」
      「元気だけが、取り柄にございますから。」
      「それは、何よりだ。姫のご様子は?」
      「近頃は、塞ぎ込まれていて。」
      「それは、心配だね。城主様の用が済み次第、
      ご様子伺いさせて頂くよ。」

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      0
        | 2011.07.14 Thursday |   ・// N // | comments(0) |

        // N // 280
        00:01
        // 呼び出し yobidasi //

        「ダニエル様。お時間でございます。」
        「パドン、分かった。」

        書斎のデスクに着いて、書類に目を通していた手を止めた。
        分かったと言いつつも、ダニエルの表情は硬い。

        「ご気分が優れませんか?先方にお断り致しましょうか?」
        「いや、いい。また難題を押し付けられるのかと思うと
        気が重いだけだ。君は、いつものように控えていてくれ。」
        「はい、承知しました。」

         **

        貿易が盛んな商都、サウスシュティディ。
        インターグレ・ミケール大学部へ通った後、
        シュクール家に召集されて、ダニエル・ゴードンは、
        ハインリヒ・シュクールが率いる会社、
        アドリビに入社することになってしまった。


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          | 2011.07.10 Sunday |   ・// N // | comments(0) |

          // N // 279
          00:02
          // 心配性の君 shinpaisyou no kimi //

          「ハインツ、聞いていて?」
          「ジョー、勿論聞いているとも。」

          リビングで寛ぐ、ふたりだけの時間。
          恋人のように寄り添い愛を囁く事も減り、
          ふたりの過ごしてきた時間の流れの中で、変化していた。
          互いに仕事を持つことで、共有時間も減っていった。
          その事に、比例するように。

          傍らに居れば、空気のように穏やかで、
          ふたりの会話を占める割合も、子供達の話題が多くなる。
          ハインリヒは、奥様が何を言おうとしているのかと、
          本を閉じ、彼女の方に視線を送った。

          「アルに、一体何をさせるつもりなのかしら?」
          アルベルトの赴任の件に疑問を持つ
          ジョゼフィーヌの問いに、ハインツは、
          「そろそろラフィーを開放したいと思ってね。
          アン・ダンテの機嫌を損ねたままでもいけないしね。」

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            | 2011.07.06 Wednesday |   ・// N // | comments(0) |

            // N // 278
            00:02
            // 仲間 nakama //

            「あれ?あそこに居るの、シュクール君じゃないか?」
            「朝っぱらから、寝ぼけているのか、コンコルド?」
            「あれに見えるは、フィーリンガード女史だよね。」
            「ああ、間違いなく。」
            「その後ろ…」

            「おはようございます、おふたかた。」
            フィーリンガードは、微笑んだ。
            「おはようございます、先生方。」
            それに、アルベルトも続く。
            「おはようございます。君、戻ってきたの?」とコンコルド。
            「おはようございます。休暇なのか?」とルイス。

            「いえ、今度事務を手伝って頂くんですのよ。
            派遣研修みたいなものかしら。」
            「そうですか。」
            「はい。これからもシュクールさんをよろしくお願いしますね。」
            「勿論です。同じミケールで学んだ仲間ですから。」

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              | 2011.07.02 Saturday |   ・// N // | comments(0) |

              // N // 277
              00:02
              // アドリビとの関係 "adoribi" tono kankei //

              アドリビの社外秘については、ここでは話さないわ
              とフィーリンガードの前置きがついた。

              「私がインターグレに在籍したのは、――ここでしか集められない
              情報を得てくることが、そもそもの目的で始まりだった。――
              ほんの数年。でも、その数年で経営学に興味を持ってしまった。
              その同じ講義を、ハインツも取っていたの。」

              「アドリビという存在を私が知るのに、そう時間は
              掛からなかったわ。――
              自分達の考える組織を、自分達で構成し、動かしていく。
              それらから何が得られるのか?を、題材としたレポート
              を仕上げて、発表…いえ、そのレポート交換して意見を
              求めあった。その時、似たような視点で捉えている友人、
              立場の違いは大いにあったけれど。実際にそれを営んでみたら
              どうなるのか、心の底から知りたいと切望した、のね。――

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                | 2011.06.25 Saturday |   ・// N // | comments(0) |

                // N // 276
                23:36
                // 住まい先 sumai saki //

                赴任して来て、初めての週末が終わった。

                定時よりも早く、インターグレ・ミケールの事務局に入る、
                と既にラファエルは、席についていた。

                「フィーリンガードさん、おはようございます。」
                「おはようございます。慣れましたか?」
                「1日のリズムは、取れてきました。」
                「そう。それなら良かったわ。貴方のお探しの件だけれど。」
                「見つかりましたでしょうか?」
                「条件は幾つかつくのですけれど、もしよければ紹介します。」
                例えどんな条件が付いたとしても、
                アルベルトには、選り好みはできない現状であるのに変わりない。
                「是非、お願いします。」



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                  | 2011.06.15 Wednesday |   ・// N // | comments(0) |

                  // N // 275
                  01:35
                  // 住まいのあて sumai no ate //

                  連絡を受けて、アンは彼女に会えるこの時を心待ちにしていた。
                  姉として慕っていた幼い頃より、ラファエルを手元に置いて
                  行く先々のサポートの何もかもを任せるつもりでいたから。

                  突然の想いもよらない話に――

                  「シュクールが、ミケールで住まうところを探しているだと。」
                  「ええ。」
                  「答えは、Nein。」
                  「住まいを探しているのは、アルベルトのほうよ。」
                  「話は仕舞だ、ラファエル。」
                  始めから少しも興味もない、アン。

                  「待って。貴女が、ハインリヒを嫌っている理由は知っているわ。
                  けれど、聞いて欲しいの。」
                  「ラファエル。私は、貴女との時間を大切にしている、
                  ということを知っているのでしょう。
                  なのに、そんなにつまらない話を持ち出すなんて、
                  利害すらないというのに。」
                  「アン。貴女には、そうかもしれない。
                  私は、そうじゃないわ。彼等とは、利害がある。」
                  「私には、関係ない。」
                  アンは冷たく言い放った。

                   *

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                    | 2011.06.10 Friday |   ・// N // | comments(0) |

                    // N // 274
                    21:10
                    // 赴任 funin //

                    レークノースウッドの城に戻れなかったのは、
                    心残りだけれど、自分の選んだ道であるから仕方がない。
                    列車に揺られながら、そんなことをふと想う。
                    フランソワーズは、また退屈な日々を送っているのだろうか?
                    そうでなければいいのだが。
                    妹の従者然としていたダニエルとは、うまくやっているのだろうか?
                    それとも、東の果てイーストシルバーバレイに彼は戻ったのか?
                    気になることの幾つかを残したまま、
                    移り変わる車窓の景色をぼんやりと眺めていた。

                     *

                    世間では、ヴァカンスを楽しむ人もいる。
                    そんなシーズンのさなか――

                    1週間と経たぬうちに、アルベルトはミケールに戻った。
                    プラットホームに降り立って、改札を抜ける。
                    学生ではないということを除けば、何一つ変わらない街。
                    駅から延びる真っ直ぐな道を、トランクを引きながら歩く。
                    夏の日差しはジリジリと暑く、
                    きっちりとネクタイを結んだシャツの下はジワリと汗ばむ。

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                      | 2011.06.05 Sunday |   ・// N // | comments(0) |

                      // N // 273
                      00:02
                      // 準備は、良い? jinbi ha ii ? //

                      「アルベルト様、よろしいですか?」
                      合図をして入って来たのは、運転手のレオナルドだった。この地に
                      主のハインリヒが居ない間は、この別邸で雑務にあたっている。
                      「構わないよ。用件は、何かしら?」
                      アルベルトは、荷造りの手を止めて、彼のほうに向いた。

                      「奥様のお客様が、いらっしゃっています。
                      ですが、先程奥様を市街にお送りしたところで。」
                      困ったように、レオナルドは言った。
                      この邸の女主人であるジョセフィーヌの予定は、
                      時間に余裕のあるもので、過去に予定が重なることも
                      約束を違えることもない。勿論、家の者に対しても
                      手抜かりも、あろうはずは無かったのである。

                      「珍しいね。約束ない訪問者というのは。」
                      「いえ、それが。お約束があったと言われてまして。」

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                        | 2011.05.30 Monday |   ・// N // | comments(0) |