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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 282
    23:22
    // そこに希望あれば…2 soko ni kibou areba ...2 //

    「ダニエル・ゴードン。君に、娘をやろう。」
    穏やかに進んでいた会話だったが……
    突然の申し入れに、ダニエルは面を強張らせた。

    「もう一度、言…」
    「失礼ですが、ご当主様。
    姫様を金品のように扱われるのは、如何かと。」
    「何だ。不服か?」
    「私には、分不相応です。」
    「何を今更…」
    「頂けません。」

    ガタッ。戸口で立った物音に、
    ハインリヒは目を止め、ダニエルは振り向いた。
    フランソワーズが、部屋に入る前に、逃げるように出て行った。

    「フラン、戻りなさい。」
    彼女の足音は、あっという間に消えてしまった。

    ハインリヒは、蒼白になったダニエルに向き直った。
    「部屋に戻るだろう。今すぐ、行くといい。」
    「嫌です。」
    「君は、頑固者だな。頑固だけでは――片田舎だって、――
    生きていけない。柔軟な心を持つように。――さあ、行け!」

    ダニエルの体が、ピクンと跳ねた。
    「覚えておいてください、
    私は、心まで貴方のものではないですから。では、失礼。」

     **

    ダニエルは、部屋を飛び出した。
    そこに居合わせたジョセフィーヌが、声を掛ける。
    「ダニエル様、私がご案内致しましょう。」
    「助かります。――それと、申し訳ありません、奥様。
    姫の機嫌を損ねてしまって。」
    「貴方が気に病むことは無いですよ。よくあることだわ。
    ――フランソワーズをよろしくね。」

     *

    コンコンコン。
    「フランソワーズ、入るわよ。」
    ジョセフィーヌは、部屋に入るとフランソワーズの前に立った。
    「先程の行為は、レディとして恥ずかしいわね。
    立ち聞きなんて、いけないことよ。
    ちゃんとお父様に謝らないといけませんよ。」
    「はい、お母様。」

    俯いたフランソワーズの視線の先に回り込む。
    「それとね。本当の気持ちを表に出すのが下手な人も多くてよ。
    だから、よくご覧なさい。貴女の目でね。」
    「でも、ダニエル様は、嘘はおっしゃらないのよ。」
    「それは、貴女の前だからでしょう?――
    どんな時もそうだと言えて?」
    「分からないわ。いつも、お優しくて。」

    *

    「もう、落ち着いて?」
    ジョセフィーヌに、フランソワーズは頷いた。

    「お待たせして、すみません。どうぞ、お入りになって。」
    廊下に控えていたダニエルに、声を掛ける。
    「失礼します、フランソワーズ様。」
    一礼してダニエルは、フランソワーズの部屋に入った。

    「本来ならば、婦人の部屋に殿方をお通ししませんのよ。
    他の場所では、家の者達の目に付きますから。――
    ふたりの心の内を確かめて頂けるといいのですけれど。――
    私は、席を外しますから、また後程伺います。
    では、ごゆっくり。」
    パタン。

    「あの、奥様……」
    フランソワーズを前に、ダニエルは取り残されてしまった。

    --------------
    <ツブや記>
     

    登場人物>>
     ダニエル・ゴードン
     フランソワーズ・シュクール
     ハインリヒ・シュクール
     ジョセフィーヌ・シュクール
    -----------------
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      | 2011.07.17 Sunday |   ・// N // | comments(0) |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |
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