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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 280
    00:01
    // 呼び出し yobidasi //

    「ダニエル様。お時間でございます。」
    「パドン、分かった。」

    書斎のデスクに着いて、書類に目を通していた手を止めた。
    分かったと言いつつも、ダニエルの表情は硬い。

    「ご気分が優れませんか?先方にお断り致しましょうか?」
    「いや、いい。また難題を押し付けられるのかと思うと
    気が重いだけだ。君は、いつものように控えていてくれ。」
    「はい、承知しました。」

     **

    貿易が盛んな商都、サウスシュティディ。
    インターグレ・ミケール大学部へ通った後、
    シュクール家に召集されて、ダニエル・ゴードンは、
    ハインリヒ・シュクールが率いる会社、
    アドリビに入社することになってしまった。


    サウスシュティディには、ゴードン家の別邸があり、
    シュクール家に世話にならないで済んではいるが、
    事ある毎に呼び出しがかかるのには辟易していた。
    この人にだけは、
    気に入られたくないNo.1のハインリヒ・シュクール氏。
    父のジュリアス・ゴードンも、いい迷惑だとぼやくほどだ。


    父を通じてきた話だけに断りがたく、僅かな希望だけは伝える。
    「父上。3年後には、開放してくださいね。」
    「希望は、伝える、……無理かもしれないが……」
    厚顔な父も、シュクール氏には敵わないらしい。
    腹を括らなければならないらしいと、
    ダニエルは、父の様子から計る。


    ミケールの地から帰った後は、ロックシティの別荘に戻り、
    のんびりと田舎暮らしに明け暮れようという計画は、
    いとも易く破られてしまったのだった。

    パトリシア・パドンを呼びつけておいて、正解だった。
    現状において、やるべき事に対する時間が、
    1日24時間というのでは足りな過ぎる。
    何の研究だか分からないような事象のために
    手を尽くさなければならない、のも腑に落ちない。
    ――自分の息子にでもさせればいいのに。――
    パドンに、別荘管理をやらせながら、事に当たっているのだが、
    案件が増える一方で、その証明や解決する糸口を探求中の
    ものも、平行に進めているので、なかなか終わりが見えない。

     **
    身支度を整えるダニエル。
    休日にまで、呼び出しとはついてない。
    働きづめのパドンに休暇を与えられないのも気懸りであった。
    そう思いながら、ちらと彼の方を見た。

    「ダニエル様。お忘れ物ですか?」
    「いつも、すまない。」
    「何をおっしゃいます。
    私は、貴方のお側に居るだけで幸せです、と…」
    「君には、想い人が…」
    「ダニエル様、お急ぎください。
    先様をあまりお待たせしては…」
    「分かった。」

    パドンの気遣いが、痛いほど分かる。
    分かるが、自分の気持ちを留められて、
    ダニエルは不機嫌さを増したのだった。

    「車の準備は、整っています。こちらへ。」


    --------------
    <ツブや記>
     

    登場人物>>
     ダニエル・ゴードン
     パトリシア・パドン
     ジュリアス・ゴードン
    -----------------
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      | 2011.07.10 Sunday |   ・// N // | comments(0) |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |
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