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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 277
    00:02
    // アドリビとの関係 "adoribi" tono kankei //

    アドリビの社外秘については、ここでは話さないわ
    とフィーリンガードの前置きがついた。

    「私がインターグレに在籍したのは、――ここでしか集められない
    情報を得てくることが、そもそもの目的で始まりだった。――
    ほんの数年。でも、その数年で経営学に興味を持ってしまった。
    その同じ講義を、ハインツも取っていたの。」

    「アドリビという存在を私が知るのに、そう時間は
    掛からなかったわ。――
    自分達の考える組織を、自分達で構成し、動かしていく。
    それらから何が得られるのか?を、題材としたレポート
    を仕上げて、発表…いえ、そのレポート交換して意見を
    求めあった。その時、似たような視点で捉えている友人、
    立場の違いは大いにあったけれど。実際にそれを営んでみたら
    どうなるのか、心の底から知りたいと切望した、のね。――

    ハインツは、父であるアルバート氏からその事業を引き継ぐように
    指名されていたこともあって、私に内々で新たなる事業展開を
    担わないかと言ってきたわけ。――
    私には、南の主人たちを裏切る事になってしまったのだけど、
    若い情熱というのかしら、すぐその手を取ったわ。
    それがまた、あのような手紙を書かせる事に繋がっている事ね。」

    フィーリンガードは、普段より饒舌になっていた。
    南の主というのは、かつてゴールデンイートフィールドを
    統治していたダンテ家のことだ。彼女はダンテ家の一使用人
    であるにも拘らず、アンには無くてはならない存在であった。
    アルベルトは、個人的な事を聞いてしまって良いものか
    と戸惑いを覚えた。

    「あら、グラスが…」
    そう言って、アルベルトのグラスにワインを注いだ。
    「さあ、どうぞ。」
    そして、乾杯の合図を送った。

     *

    「彼が立てた計画を知り、
    お偉い肩書を持つ貴族や、リゾート開拓には全く興味が無かった。
    幾つかあるうちの一つを実行してみたいと思ったのよ、私は。
    それが"インターグレ・ミケール"だった。
    インターグレの魅力を理解した上で、
    自分に出来うる限りの事をしようとね。――
    もう周りの事に目もくれず、まっしぐらに。」
    空いたクラスにワインを注ぎ足す。

    「数年事務力を蓄えた頃、社会情勢が変わって、
    インターグレの存亡が危ぶまれた。王家と家臣達のために
    建てられた学校は、市民のためにあらず。門戸の狭さ故に、
    財政の無駄遣いであると、新政府は発言したの。
    でも、私達にとって、この場は失くしてはいけない
    資産であると、考えた。ここ無くしては、
    これまで蓄積してきた学問の粋が完全に失われてしまう。
    ――私達は、寄付を募った。
    説得に時間を掛けているわけにはいかない、
    思うようには事はなかなか運ばない。――
    結局言いだした人物であるハインツが、資金の大半を用立てて、
    ようやく私達によるインターグレの運営が始まったの。」

    *
    父から語られた事のない事を、アルベルトは聞いた。

    「失礼な事かもしれないけど、一言言わせてもらうわね。
    あなた、本社で働けなくてがっかりしているでしょう。
    ――やっぱりね。ハインツは、あなたを頼りにしているのは、
    間違いないと私は考えるわ。こと芸術に対する情熱は、
    今でも熱く燃えていると。本人は、うまく隠しおおせている
    つもりでしょうけど、長い付き合いだから、聞かなくても
    分かるのよ。それと……今は、いいわ。」
    フィーリンガードは、急に語るのをやめてしまった。

    カチカチと室内に柱時計の時を刻む音が響く。

    「フィーリンガードさん…」
    「ラファエルよ。この邸では、そう呼んでくださらないかしら。」


    --------------
    <ツブや記>
     

    登場人物>>
     アルベルト・シュクール
     ラファエル・フィーリンガード

    -----------------
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      | 2011.06.25 Saturday |   ・// N // | comments(0) |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |
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