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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 271
    00:01
    // 信じられない sinji rarenai //

    約束の年月は過ぎ――

    学業を終えるとすぐにアルベルトは、
    サウスシュティディにある邸に向かった。
    持ち帰った荷物の荷解きは後回しにして、
    まず、父の書斎に報告に入った。
    そして――


    「父様、今何と?」
    インターグレ・ミケールにおいての全ての活動についての
    アルベルトからの報告が済み。
    今後の活動についてハインリヒが切り出した言葉が、
    聞き間違いではないかと、耳を疑った。

    「もう一度言う。お前は、ミケールに残れ。」
    「残れとは、どういうことです?」
    珍しくまじまじと、ハインリヒは息子の顔を見た。

    「今後は、アドリビの一員になるのではなかったか?」
    「そのつもりです。」
    アドリビは、ハインリヒが共同出資している会社で、
    社長という役付の地位に彼が居る。
    父の跡を継ぎたいというアルベルト自身の意思で、
    アドリビに入社すべく、サウスシュティディに戻ったのである。

    「私達の職がどのようなものであるか、理解していると
    思っていたが。……十分ではなかったようだ。――
    では、改めて言おう。これは、赴任命令だ。モーリス会長の
    承認も得ている。従えないというのであれば、我社は
    君の入社は取り消さざるを得ないだろう。――
    さあ、シュクールくん。どうするのかね?」
    「お受けします。」

    そのあと、アドリビの社長たる一方的な指令に、
    アルベルトは戸惑いながら、事の仔細を聞いた。


    **
    庭の手入れをしているセフィレーナの前に、
    アルベルトが現れた。

    「あら、アルベルト様。戻られて、すぐここに?」
    「こんにちは。セフィレーナ様。連絡も入れずに、
    来てしまってすみません。クリスティーヌさんは、
    ご在宅でしょうか?」
    「ええ、居ますわ。それはもう、首を長くして。
    ――お顔の色が良くありませんわね?」

    *
    リッチモンド家のリビングに通されたアルベルト。

    「クリス、話があるんだ。」
    「どうしたの?ニコ。」
    直ぐに事の次第を婚約者のクリスティーヌに話した。

    「単身赴任なの?」
    「ああ、君には悪いと思う。
    けれど、一社員としては従うしかない。」
    「すぐには無理でも、将来的には一緒に住みたいわ。」

    アルベルトがある程度仕事に慣れる頃には、
    結婚を考えているふたり。
    やっと誰にも気兼ねせずに会う事ができる毎日が、
    このサウスシュティディにあると思っていた。
    その矢先の出来事で――

    「僕もそう思っている。
    でも、ごめん。今、先の予定はわからない。
    数日中に出立しないと、新学期の準備が間に合わない。」

    「住まいは?」
    「住み込みできるところは、決まっていない。
    家が決まるまでは、理事会館に居る事になる。特例だけどね。」

    「ねぇ、私は?」
    「待っててもらえないかな?」
    「寂しいわ。」
    「ごめん。待たせてばかりで。」


    **
    アルベルトがクリスティーヌと会っている頃。
    シュクール家では、ジュセフィーヌとハインリヒが話していた。

    「信じられないわ!」
    「ジョー、最後まで話を聞いてくれないか。」
    「聞くも聞かないも、ないでしょう。
    やっと息子が帰って来たというのに、あなたは。」

    ジョセフィーヌの機嫌は、再下降した。


    *
    「ただ今、戻りました。…!?…」

    その部屋に漂う空気の異常さを感じて、
    アルベルトは、視線を両親に向けた。
    見ると、ジュセフィーヌとハインリヒは、
    同じリビングに居るのに、
    部屋の端から端くらいに離れて掛けていた。
    どちらもアルベルトに気づいたみたいだが、
    互いに目が合うと、すぐにそっぽを向いてしまった。
    何事が起きたのか解らなくて視線を向けた時、
    ハインリヒがアルベルトに目配せをした。

    「母様、ご機嫌如何ですか?」
    「アル、お帰りなさい。いつもと変わらなくてよ。」
    「そうですか。クリスに会ってきました。」
    「クリスティーヌは、お元気かしら?」
    「はい、変わらずに。実は、母様に…」

    「大事なお話?」
    「辞令で、インターグレ・ミケールに赴任することになりました。」
    「そう。いつから?」
    「今週末には、あちらに。」
    「あまり日がないわね。クリスティーヌも連れて行くのでしょう?」
    「いいえ。傍に居たいのは山々なのですが、仕事ですから。
    クリスの気持ちを考えると、残していくのは気懸りです。」


    --------------
    <ツブや記>
     社会人としてのスタートです。
     「一体ハインリヒは何を考えているんでしょう?」
     とジョーの言葉が聞こえてきそうです。

      *

     Nは、終止符(ENDEマーク)をつけるのに、私自身の体力が
     持たないので(ほんとはそれでは、あかんねんケド;)
     もうちょっとだけ書いておこう(目標はN300)といふ感じで、
     ちまちまっとカメ更新する予定をしております。


    登場人物>>
     アルベルト・シュクール … 愛称アル、ニコ
     ハインリヒ・シュクール … 愛称ハインツ
     ジョセフィーヌ・シュクール … 愛称ジョー
     セフィレーナ・リッチモンド … 愛称セレナ
     クリスティーヌ・リッチモンド … 愛称クリス

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      | 2011.05.16 Monday |   ・// N // | comments(0) |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |
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