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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    「if」 もしも○○が落ちてきたら?
    00:35
    自分の身の回りでは起こらないような
    ありもしない出来事を思い描く。

     = いつか王子様が来てくれる =
     その日を待ちわびた。


    幼い頃は受け入れられたお姫様の物語も、
    今となっては
    『ただのおとぎ話でしょう?』
    と鼻で笑われる。

     あの日は、遠く感じられる。


    まあ、そんな仕打ちにも懲りない
    私も私なんだけど(笑)



     *

    「サオトメぇ〜!!」
    「なんだコバか。」
    「なんだとは、なんだ。失礼しちゃうわ(笑)」

    私ことサオトメと
    この元気すぎるくらいの親友コバヤシ。
    相手に悪気があるわけではないと知れているので、
    こんなやりとりは日常茶飯事と言って良い。

    「あのさぁ〜。ごめん、今日のいけなくなった。
    ほんと、ごめん。」
    「そっか。いいよ、ひとりで行ってくるから。」

    いつもの場所で合流する学校の道すがら。
    藍川沿いの土手をゆっくりと進む。

    「また、デート?」
    「つぅかさぁ〜。家の手伝い。留守番頼まれちゃって。」
    「コバん家のお店の?」
    「そうだよ。ほんとつまんない。」
    「何だったら、私も付き合おうか?」
    「それは、ダメでしょう。今日が最終日なんだから
    ちゃんと見てきなさいよ。好きな作家なんでしょ?」

    コバの顔を見て話しているとき、
    コバの後ろの土手の下がったところに黒い人影が見えた。

    「コバ、ちょっとあそこ。人がいるの。」
    「え?どこどこ?」
    「それだけじゃなくて、わたしたちをじっと見てる。」
    「痴漢か?」
    「わかんないけど、気持ち悪い。」

    立ち位置を入れ替わったコバが、その場所を見た。
    「サオトメぇ〜からかってるのか?誰も居ないじゃん。」
    そう言われ、振り返る。
    まだ、わたしをみてる……
    「見えない?そっか。なら、見間違ったのかも。ごめん。」


     **

    放課後、コバはダッシュで家に帰ってしまった。
    わたしはひとり、藍川の土手を、
    帰ったら着替えて、コンノヨウの原画展に行くぞ、
    なんて思いながら、歩いていた。


    「オジョーサン、コンニチワ」
    その声に、振り返る。
    そこには、あの黒づくめの男が立っていた。
    「スコシ、オハナシイイデスカ?」
    その流暢な日本語に違和感を覚えた時に、
    今朝の出来事を思い出した。
    あの時の人だ!

    「ええっと、私、外国語は話せませんから。
    ごめんなさい。他の人に頼んでもらえないですか?」
    「アナタデ、ナケレバイケマセン。
    コノワタシハ、アナタニダケ、ミエテイマス。
    ソレハ、アナタノウンメイガ、ソウサセテイマス。」

    「あの。お話がわからないのですが?」

    「コノクニノコトバ、ムズカシイ。……」
    その男は、肩を落とした。


    「ワタシノナハ、"チャンス"トイイマス。
    ワタシハ、アナタニ、1ツ、マホウヲ、ギフトシマス。
    ソウウンメイニ、メイジラレテイマス。」

    それって、魔法使いってこと?
    でも、運命って?

    「アナタノギモン、ウケトリマシタ。
    ワタシハ、マホウヲ、1ツ、ツカエマスガ、
    マホウツカイ、デハアリマセン。
    タダノ、"チャンス"ニ、スギマセンカラ。
    アナタガ、フヨウデシタラ、
    2ドト、オアイシマセン。――
    ナリタイジブンガ、アリマシタラ、ウカガイマス。」

    それは、何にでもなれるってこと?

    「ハイ。デモ、"チャンス"ハ、1ドキリ、デスカラ。」

    今、言わないといけない?

    「ハイ。」


     ***

    "チャンス"に考える時間をもらった。
    土手に腰を下ろし、自問自答する。

    私の望みは、一般の常識を外れている。
    本当は魔法なんか使えなくて、
    『ドッキリでした』とか言って笑われるかもしれないけど、
    心は決まった。


    「チャンス、聞いて。」
    その言葉を発するまで、さっきみたいに
    思考に割り込まないでって言っていたから、
    "チャンス"は、それまでその場に佇んで居たのだった。

    「コトバニ、スルト、ソレヲ、カナエナクテハ、イケナイ。
    ホントウニ、ソレデイイノデスカ?」

    「私、お姫様になりたいの。
    いつまでも王子様と仲良く暮らすの。」

    「ソノネガイ、カナエマショウ。」

    黒づくめの影のように存在の薄い男が、
    私の手を取って、手の甲にキスをした。

    「ソレデハ、……お姫様、参りましょうか?」

    キスを合図にでもしたかのように、
    黒づくめの影が、ゆらりと揺れた。
    次の瞬間、はっきりと形を成した。
    私の描いていた王子様にそっくりなその姿に驚く。

    「あなたは?……」
    「私は、"チャンス"という衣を
    やっと脱ぎ捨てることが出来ました。
    あなたのおかげです。
    どうぞ、私と私の国に来てください。」

    まばゆいブロンドの髪、青い目を持ち、
    真っ白な衣装で立つ彼に、私は頷いた。


     これは、夢かしら?


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    つぶやき>>
      『もしも』なんて、あったらどうします?

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      | 2011.04.19 Tuesday |   ・迷走創作 | comments(0) |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |
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