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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 268
    00:03
    // アフターヌーンティ・パーティー gogo no otyakai //

    「やあトマス、待っていたよ。セレナ、よく来てくれたね。
     クリスティーヌ、寒くないかい?さ、中に入って。」

    リッチモンド・ファミリーを出迎えたのは、
    ホストファミリーのハインリヒだった。
    真冬の寒さを考慮して、手短な挨拶で邸に招き入れた。

    「皆さん、いらっしゃい。席に着いてね。」

    ジョセフィーヌは、彼らのコートを預かった。
    広間は既に暖かく、
    先程まで冷たかった手足も徐々に体温を取り戻していく。

    用意された席は、長テーブルで、
    淡い色合いのピンクとグリーンのテーブルクロス。
    センターピースには、
    小ぶりのクリーム色とサーモンピンクの薔薇に
    小花が散りばめられている。
    ケーキやクッキーの類は、何時でも取れるように、
    タワー上に重ねられたプレートに置かれ、
    人数分のセッティングもなされている。

    席順は決まっている。
    アルベルトが席を引くと、皆それに倣った。
    横並びに、ハインリヒ、セフィレーナ、アルベルト。
    向かいに、ジョセフィーヌ、トーマス、クリスティーヌ、
    そしてフランソワーズ。
    基本は、ペア同士が向い合い、男女交互に。
    ホストファミリーがテーブルの端と。
    クリスティーヌとフランソワーズが隣なのは、
    それに準じた形である。

    全員が着席したのを合図に、
    メイドに運ばせたポットから、ティーカップに注ぎいれ、
    皆に行き渡らせた。

    *
    「セレナ、お久し振りね。」
    「本当に。ジョーは、いつもあちこちでご活躍だから
    なかなかお会いできませんわね。
    お元気なお姿を拝見できて、嬉しいわ。」
    「セレナも、お変わりないようね。ひと月前のバザーでは――」

    「クリスティーヌ。こちらのパイもお薦めよ。」
    「あら、美味しそう。いつも、こんな感じなの?」
    「いいえ。家族揃う事なんて珍しいわ。
    年に数えるくらいしかないの。」
    「本当?そうは見えないけど。」
    「この邸は、お父様のお仕事のためにあるようなものだから。
    学生で無くなったら、あちらにに戻る事になるの。
    私は――城も、好きよ。」
    「それじゃ、なかなか会えなくなるわね。」
    「そうかもしれない。でも…やっぱり、
    その時が来ないと分からないわ。」

    おしゃべりは、女性の特権。
    男達は、静かにティーカップを傾けていた。


    **
    アルベルトは席を立ち、ピアノを弾き始める。
    午後の穏やかなひと時。
    その場に合う、静かな愛らしいメロディー。

    セフィレーナとジョセフィーヌが話している。
    「この冬のご予定は?」
    「あと数日したら、ノースレークウッドに戻ります。
    また、来てくださるかしら?」
    「お誘いは、嬉しいのですけれど…」

    「私達は、仕事があるので伺えないが。」とトマス。
    「無理強いはしてはいけないよ、ジョー。
    私達は、これからも長くお付き合いするのだから。
    セレナ、トマス。
    また都合の良い時に、ご一緒したいです。」とハインリヒ。

    「彼は、演奏家になるほうがお似合いじゃないか。」
    「それも悪くはないが。私達の様になる可能性もある。」

    「あなた、口が過ぎましてよ。」
    トーマスの本音に、セフィレーナは冷汗をかく。
    「可能性から言えば、選択肢は幾らでも有りましてよ。」
    どこまでもジョセフィーヌは冷静である。
    「ああ、そうだな。」とハインリヒ。


    **
    「アルベルト、お姫様達が退屈そうだぞ。」
    ハインリヒは、彼に耳打ちして演奏を代わった。
    その隣で、ジョセフィーヌがゆっくり弓を引いた。

    「融けこむ様なハーモニーに惹かれるわ。」
    「そうだな。流石は、名手達。」
    「おじ様、おば様、素敵。」

    「フラン。疲れたの?大丈夫?」
    「お兄様、…はい。」
    「無理は、いけないからね。」
    「クリスティーヌを借りても良い?お話したいの。」
    「良いけど。あまり長くならないで。」

    「クリス、頼まれてくれない?」
    「ニコ、何かしら?」

    **
    「アルベルト。インターグレ・ミケールでは、
    変わった演奏会があったと聞いているぞ。
    その話でも、してくれないか。」

    「その演奏会が開かれたそもそもの主たる目的は、
    ジュリアーノ・スエンセン教授の研究のためでした。
    研究チームメンバーとメンバーの師も出演した
    という事実は、過去のインターグレ・ミケールの
    記憶には無いという点で変わった出来事であった
    とも言えましょう。あの日は――」


    --------------
    <ツブや記>

    登場人物>>
     ハインリヒ・シュクール … 愛称ハインツ
     ジョセフィーヌ・シュクール … 愛称ジョー
     アルベルト・シュクール … 愛称アル、ニコ
     フランソワーズ・シュクール … 愛称フラン
     トーマス・リッチモンド … 愛称トマス
     セフィレーナ・リッチモンド … 愛称セレナ
     クリスティーヌ・リッチモンド … 愛称クリス
     シュクール家メイド
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      | 2011.02.09 Wednesday |   ・// N // | comments(0) |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |
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