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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 261
    00:01
    // 前後不覚 zengofukaku //

    パタン。
    ルイスのアパートメントのドアが開いた。
    「ロマリオ。今、帰ったのか?入れよ。」

    「こんばんは。アントニオ。」
    コンコルドは、立ち止まっていたが、
    気を取り直して、部屋に足を踏み入れた。

    「随分、元気が無いな。」
    「あ、…うん…えーと、食べはぐれてしまったからかな。」
    遅くまでコンコルドの仕事が続いたらしい。
    何時だったかの事を思い出しながら、
    ルイスは食料を頭に浮かべた。

    「残り物で良けりゃ――喰うか?」
    「有難い。」

    *
    「ワイン、飲むだろ。」
    ダイニングテーブルの上には、
    決して豪華とは言えないが、数種類のおかずを載せた皿が並んだ。

    「今日は、サービスが良いな。」
    「今日だけか?」
    「すまない。いつも君は良く気がつく。…」
    「仕事の区切りがついた、上手い具合に。」
    「このところ時間が惜しいって言ってただろ、
    てっきりバタバタしてるんだろうと思っていたよ。」
    「昨日までの書類が、もう手元には無くなったよ。」
    「ギャンティ教授の急ぎの用事とか言ってた、あれか?」
    「ああ。これで当面は自分の研究に時間を費やせる。
    だから、今夜は鋭気を養うため、ゆっくり寛いでいる。」

    「この煮込み、旨い。」
    「それは何より。こっちのも、喰えよ。」

    *
    「アントニオ。聞いてくれるかい?」
    「何かあったのか?」

    「実は、まだ秘密だけど。
    アン・ダンテが、インターグレをやめるって言うんだ。
    今日聞いたばかりで、俺は戸惑ってる。…」
    コンコルドは、言葉を探すために言葉を切った。
    しばらく、考えに耽っているようでもあった。

    長い沈黙に耐え切れず、ルイスが口を開いた。
    「それで?……おい、ロマリオ。寝ちまったのか?」

    (よっぽど疲れていたんだなぁ。)
    (元気の無い原因は、ダンテ教授か…)

    **
    あとひと月で、冬休暇がやってくる。
    冬の夜は、室内の空気を冷え込ませた。

    「う、寒い…」
    コンコルドは、身震いした。
    「やっと起きたか。早く部屋に戻って、寝ろよ。」
    ルイスは、コンコルドを見送るためにまだ起きていた。

    「ああ。」
    立ち上がろうとして、コンコルドは
    肩に掛かっているブランケットに気づいた。
    そして、身に付けたまま歩き出した。

    「おい、待て。そこは、俺の…」
    注意を促そうにも、コンコルドの耳に入っていない。
    そのまま寝室のドアを開けて、入って行ってしまった。

    (自分家と間違ってやがる。
    いくら間取りが同じだって言っても…!!やば、ベッド)
    ルイスは、慌てて後に続いた。

    「あちゃぁ〜。ど真ん中占拠してる。――ソファで我慢するか。」


    **
    チュンチュン
    小鳥の囀りが聴こえだした。
    目を開けると、窓からの日差しが眩しい。

    (カーテンも引かずに寝たのか、俺は。)
    コンコルドは、手を上に挙げ身体の力を抜いた。
    窮屈な感じに頭を傾げ、すぐに身を起こした。

    (なんで、服のまま?)
    まだ覚めやらぬ脳の回転は鈍い。
    (とにかに、顔を洗ってこよう。)

    ベッドから降りて、寝室のドアを開けた。
    (リビングの様子が違う?ソファにケット…)

    「アントニオ、何でお前がここに?」
    「ロマリオ、起きたのか?ここは、俺の部屋だ。」

    ロマリオの言葉に、急に意識がはっきりして、
    昨日の出来事を一瞬で取り戻したコンコルドは、
    身を縮めるしかなかった。

    「……世話掛けて、悪い。」
    「ああ、お前だから仕方が無い。」

    --------------
    <ツブや記>
     章の途中ですが、Nのお話は、しばらく更新休止します。
     続きはまた今度。

    登場人物>>
     アントニオ・ルイス
     ロマリオ・コンコルド
      インターグレ・ミケールで共に学び、共に教える立場になる。
    -----------------
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      | 2010.12.04 Saturday |   ・// N // | comments(0) |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |
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