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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 256
    00:02
    // 姫様の機嫌 himesama no kigen //

    「ラフィー、助かったよ。鍵は返す。」
    ハインリヒの差し出した応接室の鍵を、むしりとった彼女、
    「貴様。私のラファエルの前に現れるな。」
    ダンテは鋭い視線を、彼に向けた。

    「ああ、ダンテ候の姫。今日もご機嫌麗しいようでございますね。」
    ハインリヒは、彼女の権力に屈するつもりは無い。
    「貴様の顔など、見たくも無い。用が済んだら、即座に立ち去れ。」
    彼の伸びた手を払いのけ、ダンテはそっぽを向いた。
    「南の砦は、難攻不落だな。」
    ポーカーフェースのハインリヒも、
    流石に、嫌味のひとつも漏らしたくなる。

    王権時の権力範図の南の要は、ダンテ家であり、
    北の要は、シュクール家。互いに、引けを取らぬ。
    とは言っても、今は昔。
    その砦も、民衆のものとなっては、無いに等しい。

    「アン、貴女の用向きも終わったでしょう。ふたり仲良く帰る?」
    火花散るふたりの間を割って入ったのは、フィーリンガードであった。
    ダンテは、じろりと、フィーリンガードを見た。
    「こんなヤツと、帰る訳がなかろう。
    ラファエル、早々に切り上げて、帰宅しろ。」
    そう言い残し、ダンテは事務局を去った。


    「君の姫君は、過激だな。まるで恋人を奪われたように食ってかかる。」
    「ええ。一心に愛を受けています。主従として。」

    時代に取り残された空間が、そこにはあった。



    **
    「事務局長は、不在かな?」
    鍵返却の確認を終え、ハインリヒは言った。
    「お待ち頂けるのでしたら、そろそろ戻る頃合かと。
    只今、館内の巡回中ですので。」
    フィーリンガードは、時計を見ながら話した。

    「じゃ、待たせて貰おう。
    ラフィー。彼女、外のベンチで、待ってるみたいだよ。」
    事務局の窓越しに、足を組んだダンテが見えた。
    「あら、本当。困ったお方。」

    「行っておいで。留守番は、しておくから。」
    「お気遣い有難うございます。それには、及びませんわ。
    私が職務中なのは、存じてらっしゃいますから。」
    「でも、それでは。彼女は、薄着のようだからね。本当に良いのかい?」

    *
    フィーリンガードは、ストールを持って部屋を出た。
    ベンチに腰掛けていたダンテが、フィーリンガードに目を向けた。

    「アン。風邪をひくわよ。」
    フィーリンガードは、ダンテの肩にストールを滑らせた。
    「アイツが帰るまで、見張っておく。」

    ダンテは、ハインリヒを悪い人間の部類に振り分けてて久しい。
    インターグレ内での仕事の多い彼女を、
    個人的な用件でこき使うのも許せない、と思っているのだ。
    実際には、ダンテの伺い知らない仕事をしている
    フィーリンガードだったのだが。

    「心配に及ばないわ。
    これまで何も無かったわ。これからも絶対におかしな事は起こらない。
    ちゃんと彼のウイークポイントは、抑えてあるから。
    だから…ねえ、アン。今日は、早く戻るわ。…」
    「そうか。それなら、私は早退させてもらう。
    良いだろう?今日の仕事は、終えてある。」

    話を最後まで聞きたがらない。それは、アンの悪い癖だ。
    お守り役を先代から仰せつかってから、
    その癖を直して差し上げられなかったのは、自分のせいでもあった。

    「アン…」
    「ラファエル。邸(やしき)で待ってる。」

    何でもきっぱりと言い放つ性格ゆえに、
    ダンテの評判は、天と地ほどかけ離れたものが多い。
    本人は、一切気に留めていないようだ。
    いつもの事と、収める他は無い。

    「ええ。分かったわ。スコットに連絡を入れておきます。」
    「車は……。いい、私がする。早く帰って来い。」


    --------------
    <ツブや記>


    登場人物>>
     ハインリヒ・シュクール
     アン・ダンテ
     ラファエル・フィーリンガード … 愛称、ラフィー

    -----------------
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      | 2010.11.13 Saturday |   ・// N // | comments(0) |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |
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