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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 252
    00:02
    // 面会 menkai //

    スエンセンの研究室は、人の出入りが多い。
    普段なら、事務手続きをする職員の巡回、
    学生達のレッスンや教科に対する質問、
    音楽専攻の教授達のちょっとした打ち合わせや、
    研究員のルイスやコンコルドが
    忙しいながらも顔を出していたりする。

    今日のこの時間は、講義時間前で、
    申し合わせたように、誰もが入室を控えていたが、
    アルベルトは例外で、出来る限り研究室に詰めていた。

    予定している講義内容の再確認をしながら、
    スエンセンは、時間を気にしていた。
    が、ふと思い当たる事があって、口を開いた。

    「シュクール君、これから出れるかい?」

    アルベルトは、手を止めて、教授を見た。
    いつものように、何か手伝えれば良いのだろうと、
    スエンセンの問いに、アルベルトは答えようとした

    ――その時――


    *
    トゥルルル―、ガチャッ。
    「はい、スエンセン。………少し待ちたまえ。」
    電話の呼び出し音が鳴り響き、
    受話器を手に取ると、いつものように話した。
    それから、通話口を押さえて、言った。
    「シュクール君。事務局から、君に。」

    アルベルトは、受話器を取った。
    「お電話、代わりました。シュクールです。…面会ですか?
    ……承知しました。では、伺いますので、よろしくお願いします。」

    「面会人かい?」
    はいと言って、アルベルトは頷いた。
    「こちらは良いから、行き給え。」
    スエンセンの言葉で、礼をとり、すぐさまアルベルトは退出した。

    彼の姿が見えなくなって、スエンセンはひとりごちた。
    (面会人は、あの方か。――
    仕方あるまい。予定通り進める。それだけだ。)

    「そろそろ、時間かな。さあ、行くとしよう。」
    それだけを、言葉にした。


    **
    「失礼します。」
    アルベルトは、事務局のドアを開いた。
    受付に居た事務員のフィーリンガードと目が合った。
    「お待ちしていましたわ。シュクールさん、ご案内します。」

    「お忙しいところを、すみません。」
    「いえ、お構いなく。これも、私の仕事ですから。」
    世間の女性は、話し好きで、エスコートを好むが。
    フィーリンガードは、違った。
    決して余計な詮索や話はしない。

    事務局の応接を借りて、話した事もあったが、
    面会相手は、別室に通されたらしく、
    彼女の後を、校舎とは別棟の回廊を渡っていく。

    *
    コンコンコン。
    フィーリンガードは、
    とある一室の前で立ち止まって、ドアを開いた。

    「シュクール様、失礼します。アルベルトさんをお連れしました。」
    窓の外を眺めていた男は、ゆっくりと振り向いた。
    「ああ、有難う。フィーリンガードさん。」
    彼は、いつものようにラフィーと、呼びかけなかった。
    「では、ごゆっくり。」
    彼女も心得て、会釈した。
    「フィーリンガードさん、有難うございます。」
    アルベルトは、一礼した。

    *
    彼女がドアを閉めると、すぐに靴音は遠ざかっていった。
    ドアを背に、アルベルトは立っていた。

    「まず、お茶を入れよう。」
    ハインツは、サイドテーブルに置いてあるティーセットを2組用意し、
    ティーコージをポットから外した。
    「お手伝いしましょうか?」
    「これくらい私でもできる、まあ、掛けなさい。」
    ハインリヒは、空いてる席を指し示した。
    「はい、では失礼します。父様。」

    コポコポと、紅い茶がティーカップに注がれ、
    トレーに並べたまま、テーブルに置き、
    その上から取り出し、互いの前に来るように並べ、
    茶菓子は中央に置かれた。

    「どうだ?」

    傾けたティーカップを元の皿に戻した後、ハインリヒは言った。


    --------------
    <ツブや記>
    253に続きます。

    登場人物>>
     アルベルト・シュクール … 愛称、アル
     ハインリヒ・シュクール
     ジュリアーノ・スエンセン
     ラファエル・フィーリンガード … 愛称、ラフィー

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      | 2010.10.26 Tuesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |