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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 249
    00:02
    // 想いの果てにあるもの omoi no hate ni arumono //

    寮の階段を上っていく。
    頭を離れない事柄を考えながらの踏み上げる足取りは、少し重かった。
    踊り場に響く靴音が、誰かと擦れ違っているのだと分からせた。
    が、誰と擦れ違ったか、相手の顔を確かめる余裕も無い。

    ただ気持ちだけが、焦っているのだ。
    どうにかしなくては、という漠然とした想いであった。

    (今まで僕と言う存在は、――いや、僕自身の行動は、
    周囲の人々にどれだけ影響を及ぼし、
    その人々から。どれだけ影響を受けてきたのだろう?)
    (今まで正しいと信じてきたものは、本当に正しかったのだろうか?)
    (大切に想っている人々を、愛して思いやれているのだろうか?)

    自分の心で決めた道は、間違い…無いと、言い切れるのか?
    それすらも、疑いたくなる程、
    思考はぐるぐると終わりの無い螺旋を描いていく…

    (……考えないといけない)


    *
    「あれ?――アルベルト?今帰りかい?
    もう夕食の時間だよ。部屋に戻ってたら、間に合わないよ。」
    「マイケル。……ああ、そうだね。
    僕は、済ませたから、戻ってるね。」
    一目見て、普段より元気の無いアルベルトを、
    同室のマイケルは気遣っていた。
    「そう?ならいいけど…」

    「早く、行こうぜ、マイク。食いはぐれるのは、ゴメンだよ。」
    「エリ、待ってくれよ。」
    立ち止まってしまったマイケルを、彼の親友のエンリケが牽引する。
    慌ててマイケルは、取り残されないように彼を追った。


    興味関心の良く合う仲間のマイケルとエンリケ。
    彼らは、喧嘩する事も無く、
    興味の赴く辺りを話題に上らせては、とことん話を突き詰める。
    気さくなマイケルと情熱家のエンリケ。

    (君達は、仲が良いな。羨ましい限りだよ。)


    **
    (マイケルも知っている。ミッシェルも、カールも――
    そして、周囲の人達も。
    僕達の学生という立場を考えて、
    正式な発表はもう少し後にする事は、リッチモンド氏の要請でも有った。
    表舞台から逃げた経験のある身の上――
    僕の信用が浅い事にも由来する…とも考えられる。
    父様には、別の考えが有りそうだが、未だはっきりしない。
    何かの折に人の口に上る形ばかりの栄誉、
    世間体も意味を成さない時の流れの中で、
    親達の気遣いは、無用だったかもしれない。
    誰も…そう周囲の誰も彼も、混乱などしていない。
    僕達は、クリスに我慢させているだけなのかもしれない。
    最良の方法を考えないとダメだ。)


    アルベルトは、頭に浮かぶ考えを払い除け、
    書き上げたばかりのレポートに目を通す。
    提出期限の迫った課題は、
    講義に出れば出る程、増える一方で。
    それらの課題を前に、出るのは溜息ばかりだ。
    近頃は、課題に追われていると言っても過言ではない。
    テーマに沿っているか、推敲しながら、
    レポートを一つ、仕上げに掛かる。


    (戒厳令をまず解いて頂いて、
    少なくともクリスの心を晴れやかに――ってのが一番良い。
    人の噂など、気にしても詮無い事。
    今まで、大変で無かったとは言えないが、
    自分が彼女を守るのは、当たり前なのだから。)



    食堂で手に要れた包みを広げた。
    中身は、サンドイッチ。
    手軽に摘め、手っ取り早く食事を済ませられる。
    調理のおばさんに作ってもらったものだ。
    それと飲み物は、既に冷めてしまった紅茶。


    (ひとりで、こんなもの摘んでいるなんて、僕は――)

    (時間が惜しい。)

    食べ切るのを諦めて、机上のそれらを片付けた。
    課題のために集めた資料の山から、一冊手に取った。

    (今夜は、そうとう頑張らないとね。)

    そう、明日の予定のためにも…

    --------------
    <ツブや記>

    登場人物>>
     アルベルト・シュクール 
     マイケル・ペンタゴ … 愛称、マイク
     エンリケ・スワノフ … 愛称、エリ

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      | 2010.10.06 Wednesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |