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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 248
    00:01
    // どうなってるんだ? dounatterunda? //

    「じゃ、明日ね。」
    ふたり並んで歩いていた足を止めて、
    名残惜しそうにアルベルトは、
    しばらくクリスティーヌの後姿を見送っていた。

    方向転換するために振り返る、とミッシェルが立っていた。
    「君達、何でいつもこそこそしているの?」
    (こそこそしているつもりなどない――
    確かに、先日まではそうであったかもしれない、が――
    何をもってそういう問い掛けをされなければいけないのだろう?)
    そんな心の内を普段から話す程仲良い相手ではない。

    「ミッシェル。見てたのか?」
    「見ようと思っていなくても、目に入るから。
    もっと堂々としてると、何も思わずに済むのにね。
    君に気を使ってる彼女が、可哀相だよ。
    もっとも、僕が口を挟むことじゃないけど。」
    「そうでもないよ。
    人の目にどの様に映ってるか、自分じゃ分からない。――
    意見してくれて、有難う。」
    「感謝される覚えは無い。
    イヤミのひとつくらい言ってみたかっただけさ。
    ――じゃあね。」

    不味い料理を食べた、とでもいう様な顔をして、
    さっさとミッシェルは、その場を離れていった。
    突発的な彼らしくない行動に、あっけに取られつつ、
    アルベルトは、その場に取り残された。


    **
    ミッシェルは、前方の人影に目を細めて見た。
    (あれは…)

    「おーい、ミラ!」
    寮の入り口から、こちらに向かって大声をだした。
    「カールか。」

    「あいつと、話してたんじゃないのか?」
    カットナルの指差す方を、ミッシェルは見やった。
    「別に。」
    「そうか?帰る?」
    「まあね。じゃ、行くから。」
    「ああ。」

    ミッシェルは、手を振って寮に消えていった。
    そっけない返事の時は、機嫌が悪い。
    長年の付き合いで、良く知っている。
    あいつと、何かあったのかもな?
    そう思いながらカットナルは、歩を進めた。


    *
    校門から学内へ続く道のあちこちに点在するベンチ
    のひとつに、アルベルトは腰を下ろした。
    ちょっとした休憩を取るのに丁度良い、という事もあって、
    いつもの場所を陣取っていた。
    そうすれば、誰にでも彼を探す事が出来るのだから。

    そこで何をしているかというと、大概は読書していて、
    決して休んでいるようには、傍目には見えないのだが…


    サクサクと誰かが枯葉を踏む音が近づいてきた。
    視界がやや薄暗くなって、アルベルトは顔を上げた。
    「やあ、カール。」
    「今、暇?」


    *
    夜食前という事もあって、ラウンジは人も疎(まば)らであった。
    テーブルを挟んで、ふたりは向かい合って座っていた。

    「で、話って?」
    アルベルトは、口を開いた。
    「クリスティーヌって、君の何?」
    思いがけない問いに、アルベルトは口を閉ざす。
    「聞いちゃいけない事だったのか?…悪い。
    僕以外の誰もが知っている事だから、本人に聞くのが早いかと思ったんだ。」
    「そんなに有名?」
    「有名っていうか、……ミラによると、名物になりつつあると。」
    「そうか。皆、知っているの。で、どんな事を?」

    「ふたりが、付き合ってるって。」
    「そう。なら隠す理由は、いらなって事だね。」
    カットナルは、頷いた。
    「それで、ミッシェルは、あんな事いったんだ。……」
    アルベルトは、考えに沈んでいった。


    「おい、アル?どうしたんだ?」
    沈黙に痺れを切らしたカットナルが言った。
    「あ、…ごめん。僕は、これから予定があるから、失礼するね。」
    「予定って。おい、食事はしないのか?」
    「忘れ物を思い出したから。悪いね。じゃあ。」
    「ああ、また。」


    --------------
    <ツブや記>

    登場人物>>
     アルベルト・シュクール … 愛称、アル。
     カットナル・トバイ … 愛称、カール。
     ミッシェル・カンタータ … 愛称、ミラ。

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      | 2010.09.30 Thursday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |