↓↓↓ * ただ今応援中!!
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>


遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




qrcode





 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
<< 「Guin 24」 このままでは、おかぬ! | main | 「漫画」 ファンタジア6・・・すかぁ? >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


0
    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 244
    00:01
    // 鈍感 donkan //

    「お〜い、アル!」
    自分の立っている校舎の奥にアルベルトを見つけて、
    カットナルは声を上げた。
    「聴こえないよ。聴こえるわけがない。」
    彼の隣に居るミッシェルは、否定的だ。
    「何でだよ。」
    分かりきった事のように言い放つ彼が気に食わない
    カットナルは、鋭く見た。

    「それは、つまり。彼女に取り繕うのに必死らしい…
    からね。僕たちの事なんか…」
    ミッシェルは、口の中でぼそぼそと呟いた。
    彼が、わざと声のトーンを下げたのが分かる。
    お互い音に対して、敏感なのだから。
    「聴こえない。誰の事だよ?」
    彼が何を言いたいのか、カットナルにはさっぱり分からない。

    「嘘だろ?人の恋路邪魔したくせに。」
    心当たりが無いような表情のカットナルを
    横目で見て、ミッシェルは小声で言った。
    「だから、何だっていうんだよ。」
    カットナルは、大きくなりそうな声を押し殺した。

    互いのもどかしさが、交錯する。
    沈黙の後。

    「知らなかったのか?アルベルトに公認の彼女が居るの。
    ――僕らの中では、結構有名な話だよ。
    フェスティバルの日の事が原因で、彼女に避けられてるらしい。」
    「え?初耳だよ。本当なのか?」
    ミッシェルの言う僕らの中に自分が入ってなくて、
    カットナルは心中穏やかではない。
    誰もが知っている事を知らないのも癪だった。

    「そこまで鈍感だと、お目出度いね。」
    「随分な言い様だな。ミッシェル。」
    険悪な空気が漂う。
    今日のミッシェルは、意地悪い言葉をわざとのようにぶつけてくる。
    (気のせい?…だとは、思えない……)


    *
    「僕も君にふられたんだし、お互い様だね。カットナル。」
    「ふられた?……どういうことだ?」
    カットナルは、ミッシェルの本意がつかめないでいた。
    「同じあの日、君の想い人は、
    誰かに手を引かれて、会場に入って来てたよ。」
    ミッシェルは、優雅にエスコートする手振りをした。
    「誰だよ?」
    「君の知ってる奴さ。目ざわりだって言ってた――」
    「あのヤロー!」
    カットナルは、怒りを露にした。

    ミッシェルは、何でもすぐ行動に移す彼の腕をつかんだ。
    「待て!早まるな。今は、冷静であるべきだ。
    君は、何度アタックしても、
    色好い返事もらった事なんてなかったじゃないか。
    彼女にする…なんて、所詮、夢だったんだよ。
    君がどれだけ思いを募らせようが、
    あの娘は、どうする事も出来ない。
    あの冷徹で知られる、シュクール家の人間なのだから。
    もう、深く関わらない方がいい。――
    君の家業が潰される…かもしれない。」
    「何故?」
    カットナルは、悪い夢でも見るんじゃないかと思い始めていた。

    「考えてもみろよ。理解あった君の父上が、
    突然インターグレをやめさせる決断をしなければならなかった
    背景を、君は考えに入れた事がある?」
    「考えろだって?それとこれとは関係ない。
    やめろと言われれば、すぐにやめる。その事は、
    ここに来る以前からの約束事だった。
    君は何故、彼女を、フランソワーズを持ち出してくるんだ?」

    「彼女を悪く言い募るつもりはない。
    君を大切に想っているからさ。それ以外、何もない。
    それに、あいつは従者らしいぜ。主従関係ってやつ。
    シュクール家は、王国でなくなった今も、実社会のリーダーだ。
    そういう相手と対等に渡り合える?――否だ。
    親のすねかじりの、僕の手に負えない。カール、君はどうだ?」


    --------------
    <ツブや記>
    カールは怒ると、ニックネームでは呼ばない。
    例え親しい仲であっても。
    ミラは、それを知っていて、受けてたった。
    普段は、ニックネームで呼び合う仲良しさん
    で、パートナーなんだけどね。(笑)

    登場人物>>
     カットナル・トバイ ・・・
     ミッシェル・カンタータ

    -----------------
    0
      | 2010.09.12 Sunday |   ・// N // | - |

      スポンサーサイト

      0
        | 2020.02.06 Thursday | - | - |