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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 243
    00:06
    // 休みなさい yasuminasai //

    「…ここのところは、フラットで。次に出てくる時は、ナチュラルに
    ――シュクール君、聴いているかい?」
    「あ、すみません。何でしたっけ?」
    「疲れているのかい?だったら、休んでくれていいよ。
    また、今度にしよう。」
    スエンセンは、スコアを閉じて、机上に置いた。
    「今日は、帰りなさい。」

    ことごとく手につかない、
    教授に迷惑を掛けている事は明らかである。
    教授は既に、他の書類に向かっている。
    反論の余地さえない。
    アルベルトは、無言のまま帰り支度を終えると、席を立った。
    「教授、有難うございました。では、また明日。」
    「シュクール君、お疲れさま。」

    スエンセンは、アルベルトの後姿を見送った。
    このところ元気の無い彼の事が気懸かりではあったが、
    その胸の内の葛藤を知る術も――
    会話すらも噛み合わない時間を過ごすよりも、
    ああするより他に無かった、と自分に言い聞かせた。


    *
    研究室の外は、真昼ということもあって、
    日は中天にあり、その光は、薄暗い室内と比べるとかなり眩しい。
    (まともな話が出来なかった。)
    教授に対しての反省と、自分自身の情けなさに、
    足を引きずるような心持ちで、寮の部屋に戻った。

    「お帰り。早いね。」
    「ただいま。マイケル。」
    「僕は、出掛けるから。」
    「いってらっしゃい。午後は、居るから。」


    アルベルトは、手に持っていたバックを机上に置くと、
    すぐにネクタイを緩めて、ベッドに横たわった。
    (疲れているわけじゃない。だけど…。
    どうしてもクリスの事ばかり考えてしまう。
    関係が上手く行ってる時には気づかなかった。
    こんな風に想う事になるなんて。――
    勉学の思考の邪魔になるような事は、決して…。)
    (目が合っても、顔を背ける。呼んでも振り向かない。
    何故、君は僕を避ける?……わからない、どうしてなんだ?…)
    身体は少しも疲労していないはずなのに、重い感じが抜けない。
    アルベルトは、ぐるぐると思考を巡らしていた。
    (クリスの笑顔がみたい。彼女の笑顔が見られないだけで、
    こんなにも心が沈むなんて、僕はどうしてしまったんだろう?}


    **
    「アルベルト。食事来なかっただろ……」
    マイケルは、ドアを開けすぐに言った。
    夜だというのに、室内は暗いままだった。
    「寝てるの?」
    応えは無い。
    やれやれと、マイケルは、パタンとドアを閉めた。
    その音に反応して、アルベルトは目を覚ました。
    目をパチパチと瞬かせて、あたりの暗さに気づく。

    「マイケル、お帰り。」
    「ただいま、アルベルト。部屋のあかりを点けるよ。」


    「あれから、少し身体を休めるつもりで、横になったんだけど…」
    「すぐに意識を手放したってわけだね。気にしなくていいんじゃない。
    そんな事、誰にだってある事だからね。――
    これ、食堂のおばさんから。」
    ずっしりとした包みを、マイケルから手渡された。
    「君が頼んでくれたんだね。有難う。」
    「君は、放って置くと、食事も抜きかねないからね。
    大丈夫だと言って、平気な顔してたって……見てられないよ。」

    「ところで、何かあったの?――
    君、最近、あちこちで見掛けるから。」
    「え?――いや……えっと。隠してもいけないかな?――人探し。
    自分から、誰かを見つけるのは、難しいね。」
    「本当?――このインターグレの中を無闇に動くなんて。無茶だよ。
    探し人の行動を把握していないと無理。同じ講義受けている人?」
    「幾つか重なっては、いるんだ。
    この頃、出席していないみたいで、心配なんだ。
    でも、病気とかでは無いみたい……なんだけどね。」


    --------------
    <ツブや記>
    フラットは、音楽記号の♭の事ですが、
    ナチュラルの方の記号が、タイピング不能だったので、
    この表記としました。希望は、記号です。(笑)

    登場人物>>
     アルベルト・シュクール
     ジュリアーノ・スエンセン
     マイケル・ペンタゴ

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      | 2010.09.09 Thursday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |