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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 238
    00:05
    // いつも一緒に itumo issyo ni //

    1.
    コンコンコン。
    部屋が、ノックされた。
    カタンと、ドアが開いた。

    「ダニエル、朝だよ。」
    その声に、ベッドの上でダニエルは上半身を起こした。
    「おはよう、パパ。」
    「朝食の用意できてるから、下りておいで。」
    そう言って、パドンは階段を下りていった。


    眠い目を擦りながら、ダニエルはベッドから出た。
    パジャマのボタンを外しながら、
    今日の予定を考えていた。

    ウイークディは、いつも、
    学校へ行き、帰ったら宿題。
    そのあと、自分に出来る事をする。
    と決めている。
    が、この頃は、
    よくオズワルドと遊ぶようになった。

    (遊び、出歩くばかりでは、いけないけど…)

    着替えを済ませて、手洗いを済ませ、
    ダイニングで待つパドンの前に座った。


    *
    「あした、オズワルドを呼んでもいい?」
    ダニエルは、言った。
    「勿論、いいですよ。」
    顔色の良いダニエルの様子を見て、パドンは答えた。

    「じゃ、午後に。」
    「はい。何か、リクエストはありますか?」
    「お茶とお菓子――、ううん、いいや。お茶で。」

    カラトリーを皿の上に揃えて置いた。

    ダニエルの手を、パドンは取った。
    「それは、いけません。いつもシュバルツ夫人に
    良くして頂いているでしょう。任せてください。」
    パドンは、片目を瞑って見せた。

    「ありがとう、パパ。」


    **
    2.
    「ダニエル、一緒に帰ろう。」
    「うん。オズワルド、ちょっと待って。すぐ片付けるから。」

    「ミュラー先生、これでいいですか?」
    「良いわよ。サインしておくわね。」
    「はい。ありがとうございます。」

    ダニエルが開いたノートに、
    ミュラーは目を通し、メッセージを添え、
    確認のサインをし、彼に返した。
    彼のノートには、タイムテーブルと行動の項目や、
    ジョンソンからの運動指示も併記されていた。
    毎日の事で、一般人には面倒臭い作業でもあったが、
    ミュラーは、生徒一人一人を良く観察していたので、
    その作業は、とても容易であった。


    「無理をしないように、ゆっくりね。」
    ミュラーは、念押した。
    ダニエルは、頷いた。

    「ミュラー先生、さよなら。」
    オズワルドは、教室のドアの外から声を出した。
    「さよなら。ミュラー先生。」
    それを見て、慌ててダニエルも出て行った。
    「さようなら。また、あしたね。」
    ミュラーは、戸口からふたりに手を振った。

    *
    ふたりは、歩き出した。

    「きのうは、ごめん。ママが、うるさくて。」
    肩を並べていたオズワルドは、ダニエルを見た。
    「ああ、あのこと?――僕は、平気だよ。
    君がつまらないんだったら、今度からやめておこうよ。」
    「僕は、君が遊びに来てくれたのに、――
    勉強見てくれて――楽しくなかったよね?」
    「そんな事ないよ。君が僕の説明を分かってくれて、うれしいし。」
    「じゃあ、また教えてくれる?」
    「いいよ。」

    (君が、頑張りたいのなら。僕は、力になりたいから。)


    **
    3.
    扉は、開け放たれていた。
    彼は戸口を叩いて、訪問を報せた。
    暫くすると、奥から人が出てきた。

    「おじさん、こんにちは。」
    「いらっしゃい、オズワルド君。」
    パドンは、室内に招き入れた。
    そこへ、ダニエルが階段を下りてくるのが見えた。

    「オズワルド、こんにちは。」
    「早かったかな?」
    ダニエルがリビングに居なかったので、
    オズワルドは、準備できていないかも?と思ったのだった。
    「そんなことないよ。でも、ちょっと待ってて。」

    1年も一緒に遊んでいると、他所の家の勝手も心得たもので。
    オズワルドは、脱いだ上着を入り口のポールに引っ掛けて、
    リビングのソファに回り、いつもの所に座った。
    それから、バックの中から、何やら取り出した。

    「おじさん。これ、ジョンソン先生から。」
    パドンは、封筒を受け取った。
    「手紙を預かって着てくれたんだね。ありがとう。」
    うんと言って、オズワルドは笑みを浮かべた。

    *
    「ね、知ってる?」
    オズワルドは、一呼吸置いて、話を変えた。
    「ん?何の事?」
    ダニエルは、身を乗り出した。

    「いつも僕の家に来るでしょう。その時に通ってくる道。」
    「あの道ね。それが?」
    「うちより先に行ったことある?」
    ダニエルは、顎に人差し指を押し立て、少し考えた。
    「無いかな。ずっと君の家の敷地じゃないの?」
    「それは、そうなんだけど…」
    「なら、勝手に入れないよね?普通は。」
    「そうなんだ?――
    でも、町の皆は通ってくよ。近道だからって。」
    「ほんとに?」
    「うそ言っても、仕方ないだろう?」

    「で、その先に何があるの?」
    好奇心の目を、ダニエルはオズワルドに向けた。
    「それは……ええと……上手く言えないよ。」
    オズワルドは、自分の見知ってるものを、
    どう表現すればいいか、知らず、言い淀んだのだった。
    「そか。よく分からないけど…」
    ダニエルは、無理に聞くのを止めようとした。

    「あのね。こういうのは、どう?
    今度、一緒にそこに行かない?」


    --------------
    <ツブや記>
    N237から、1年ほど後のお話です。
    時間の流れに沿えば、2が先で、1&3(同じ日)になります。

    『ダニエルが開いたノート』は、走りたい宣言後に作られました。
    ミュラー先生<パドン<ダニエル<ジョンソン(書く負担の関係)
    始めた頃よりは、基礎体力は向上したと推測されます。(笑)

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      | 2010.07.27 Tuesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |