↓↓↓ * ただ今応援中!!
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< August 2020 >>


遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




qrcode





 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
<< 友へ | main | 「漫画」 初めてでも毎日でも同じ >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


0
    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 236
    00:17
    // 話にならないわ 1 hanasi ni naranaiwa 1 //

    「頭、イテェ―……。」
    「珍しくお戻りなったと思ったら、貴方って方は。」
    彼は、声のするほうに向いた。
    その男の様子を、女は観察していた。
    「ソフィア?何でここに居るんだ?」

    「貴方の家も、お忘れになったの?――呆れるわ。」
    水の入ったグラスを、ソフィアが手渡した。
    「お飲みになったら、病院に顔を出してください。
    院長がお呼びです。」
    ジョンソンは、持っていたクラスを落としそうになった。
    「ええっー!!俺、行かないから。」
    彼は、ベッドから転がり出た。

    「私も、参りますから。しゃんとしてくださいな。」
    ソフィアが、白衣を着やすいように持ち上げた。
    彼女が手を出す時には、どうこうできない。
    長い習慣からできた、不文律だ。
    ジョンソンは、逃げる気力を失った。

    *
    「やっと来たか。ジョージ。そこに座れ。」
    男は目を細めて彼を見、後から入った彼女がドアを閉めた。
    「遅くなりました。院長。どんなご用件でしょう?」
    ジョンソンは、相手の目を真っ直ぐ捉えた。
    「私は、自分ではまだしっかりしてるつもりであったが、
    年には勝てない。手元が、不安だ。
    そろそろ引退しようかと、考えている。――
    病院は、君に任せる。診療所には、他の者をやろう。」
    是と答える代わりに、彼は口を開いた。
    「それは、困ります。
    あちらでの信用も長年掛けて、やっと深くなったところです。
    院長、まだお若いんですから、もっと後進を育ててください。」

    「馬鹿者が!」
    「親に似ませず、申し訳有りません。父上。」

    (穏便に済ませば済む話を、どうして息子は聞かぬのか、
    責任逃れをしようとするのか。)
    院長は納得できない、湧きあがる怒りを抑えられず、
    思わず握り締めた拳がブルブルと震えた。

    「副院長、後進を育てるのも任せる。本院で労し、顔を広めておけ。」
    院長は考えを曲げる気はない、がジョンソンは食い下がった。
    「今は、困ります。
    力を入れて指導せねはならない、患者がいますので。」

    (冷静さを欠いては、ならない。)

    「詳しく話せ。それだけでは、許可できん。」

    *
    ジョンソンは、クローゼットから上衣を取り出し羽織った。

    「ソフィア、そういうことだから。またな。」
    いつも通りに出て行こうとする彼を、彼女は睨みつけた。

    「貴方のお考えは、わかりました。――
    私は、いつでも連絡が取れるように、手を打たせて頂きますから。」
    「勘弁してくれ。君の方が、優秀な医者なんだから、留守を頼むよ。」
    「また、そうやってお逃げになるんですね、貴方は。」

    部屋を出て行こうとする振り返らない彼の背中に、視線は注がれた。
    ソフィアの非難に答えず、ジョンソンは足を止めなかった。


    **
    ジョンソンは、ロックシティ地区パブリックスクールに来ていた。

    「ジョンソン先生。たまには、こちらにもいらしてくださいね。
    保険医なんですから。」
    「そうでしたね。うっかりしていました。」
    ジョンソンは、頭を掻いた。

    「ところで、お話って何ですの?」
    「ミュラー先生。ご協力頂きたい事があります。
    新入のダニエル・ゴードンの体調管理の件で。――」

    *
    「先生は――あとどれ位、こちらにおられますか?」
    「急に、何ですの?」
    考えを口にして、ジョンソンは、しまったと思った。
    「いえ、独り言です。……ご結婚の予定は?」
    「どうされましたの?」
    「ずっと気になっていたので、聞いてはいけなかったですか?」
    「ご冗談でしょう。私より先に、
    先生が奥様を迎えられた方がよろしいかと。」

    「そうですか?先生が、来てくださるのですか。」
    「!」
    「というのは、聞かなかったことにしてください、
    ――貴方は、魅力的だから、放って置けない。ですが、――
    妻が、五月蝿いものですから。勿論、他言無用で。」

    「奥様が、いらっしゃるんですね。」
    「ひとり居ます。私は、尻に敷かれて居ますが。」
    「初耳です。どんな方ですの?」

    「美人で、賢くて、私より腕の立つ医者です。
    だから、私は肩身が狭くって、こちらに出張っています。」
    「そうなんですの?」
    「ま、内緒。ということで。」
    自分の事は、これ以上聞かれたくないと、
    ジョンソンは、掌で口を隠す仕草をした。

    --------------
    <ツブや記>
    ジョンソン先生、暴かれる…の巻。
    医者として頼れる存在だけど、その実態は!(笑)
    酔っ払えるのは、限られた気を許した人の前だけで。
    フォレストでは、親父達と悪友してはいても、決して、
    普段は、絶対ペースは乱さないし、ほろ酔い程度で。

    本人は、大した事無いと言い退けていますが、
    噂では、腕は相当達つらしいです。(笑)
    「君の方が、優秀な医者なんだから」
    と聞いた時のソフィアさんの視線が強く刺さった
    ということは、内緒にしてください。
    と要望されました。(あ、言っちゃった…ごめん。

    -----------------
    0
      | 2010.07.22 Thursday |   ・// N // | - |

      スポンサーサイト

      0
        | 2020.02.06 Thursday | - | - |