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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 233
    00:03
    // 心配です sinnpai desu //

    「こんにちは。ミュラー先生。」
    ガラッとドアを開いて、
    パドンは学校のいつもの部屋に入っていった。
    けれど、ミュラーは頬杖をついたまま、
    うつろな目をして、窓から空を見上げていた。

    「ミュラー先生?こんにちは。」
    ミュラーの身体がピクッと跳ね、慌てて声の主に振り向いた。
    「あ、いらしていたんですね。ゴードンさん。」
    「え――っと、どうかされたんですか?
    顔色が良くありませんが?」
    「体調が悪いという訳ではありませんのよ。」
    「では、――お心を痛める様な事でも?」
    「……」

    ミュラーは、言うかどうか悩んだ、
    個人的な事柄だったから。

    「そんな顔なさらないでください。
    口に出来ない事でなければ、話してみては如何でしょう?
    力になれるかどうかわかりませんが、
    貴女の話をただ聞く事はできます。こう見えて、私は口は堅いですよ。
    ――ああ、出すぎた事を申しました。私には、いつも先生が笑顔で
    答えてくださるので、少し心配になっただけですから。これでも、
    いつも息子の事で相談に乗って頂けて、感謝していますから。
    純粋に、私のできる事でしたら、お返ししたいと思っているのです。」

    パドンは、真っ直ぐな目でミュラーを見た。

    「お気遣い、有難うございます。」

    *
    ミュラーの悩みのひとつを、パドンは聞いた。

    「そろそろ適齢期を過ぎてしまう、
    とご両親は心配されているのですね。」
    「はい。娘が行き遅れる事を、恥じているみたいで。
    でも、私は物ではありませんから。――
    古い良き時代のお仕着せのまま、何処か適当な所へ落ち着くとか、
    ――受け入れる気になれないのです。」
    ミュラーは、自分の想いを引き出した。

    「これからは、職業婦人が増えるだろう。
    そんな動きがあるますからね。世間の風潮から言えば。
    そうは言っても、
    まだご婦人に自由で優しい世の中には、なっていません。
    もう主従の関係は、古いのかもしれませんが、まだ根強いです。
    まだまだ、元貴族対一般庶民の隔壁も大きい。
    この地では、そんな衝突もないのでしょうが、――
    時の流れと共に、表舞台に出てくる女性は増えるんでしょうね。」

    パドンは、自分の感情ができるだけ入らないように注意して話した。
    ミュラーは、改めてパドンを見た。

    「貴方の様な目を持って、
    女性を見てくれる方ばかりだと良いのですが。」
    「ご両親もいつか、受け入れてくださるでしょう。
    貴女は、誠実な方ですから。」


    「聞いて頂けて、何だかすっきりしました。」
    「それは、良かったです。」


    **
    ガチャ、と玄関のドアが開いた。

    「パパ、お帰りなさい。」
    「ただいま、良い子にしていましたか?」
    うん、とダニエルは頷いた。
    その姿を見て、何事もなくて良かった
    と、パドンは胸を撫で下ろした。


    「何か、良い事があった?」
    「どうしてですか?」
    「今にも、頬が落ちそうなんだもの。」
    「困りましたね。」
    パドンは、苦笑いを浮かべた。

    「僕は、いつもパパの事見てるもの。何だって分かるよ。」
    「そうでしょうか?――本当に、君は…。」
    パドンは、言葉を紡ぐ代わりに、優しくダニエルを包んだ。

    「もう君なしでは、生きられそうにありません。」
    「それは、男として心配だよ、パパ。一度も結婚しないなんて。」
    「貴方がそれを言いますか。」

    笑みが零れる、穏やかな時。

    --------------
    <ツブや記>
    「もう君なしでは、…」って、
    プロポーズみたいじゃん♪パドン!(そこは突っ込みどころだよね?
    でもさ、パドンはこの生活にだいぶ慣れてきたんだと思う。
    本来は主従関係なんだし、
    気軽に若様に触れる事も憚れたかもしれないもの。
    まだ親子を演じているところが多いけど、
    気持ちは、双方かなり新密度が増したんじゃないかな?(笑)

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      | 2010.07.14 Wednesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |