↓↓↓ * ただ今応援中!!
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>


遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




qrcode





 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
<< 「アニメ」 宴に酔いしれ | main | 「G日記」 影を帯びて・・・ >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


0
    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 232
    00:03
    // 幸せについて siawase ni tuite //

    「ただいま。」
    応えが無い。パドンは、室内を見渡した。
    「ダニエル様?」
    慌てて階段を駆け上がり、奥の部屋を開いた。
    灯りは、点いていない。しんと静まり返っている。
    ベッドに寄る、寝息が聴こえる、顔を覗き込む。

    (お疲れだったんですね。)
    ずれたケットを直し、しばらく傍らに腰掛けていた。
    (何か、食べれるものを作ってきます。)
    彼の声掛けが何処に居ても聴こえるようにと、
    戸を開け放ち、階下に下りた。

    *
    軽食の用意を整え、再びダニエルの部屋に入った。
    まだ、起きる気配はない。
    (私が、先に食べるわけには、いきませんから。)
    と、テーブルにそれらを置き、
    彼の眠りを妨げないように、椅子に掛けた。

    **
    夢を見ていることに、ハッとして、ダニエルは目を覚ました。
    (少し、身体を休めていただけなのに、おかしいな。)
    室内は、暗い。時間は――。
    時計に目をやろうとしたら、舟を漕いでる人影が目に入った。
    (パドン?ずっと、ここに居たの?)
    また心配を掛けてしまった、とダニエルは思った。
    すっと起き上がって、クローゼットの中から
    大人用のガウンを取り出し、パドンの肩に掛けた。
    すると、ピクッと身体が跳ねた。
    「ダニエル様?起きられましたか?」

    「パドン。僕に構わず休んでも良かったのに。」
    「それは、できません。責任がありますから。親代わりとしても。」
    「僕は、君が体調を崩さないかと心配だよ。
    それに、食事なら起こしてくれていいのに。」
    パドンは、テーブルの上に視線を移した。
    「ああ、飲み物が冷めてしまいましたね。温めてきます。」
    「僕も手伝う。ダイニングで食べよう、ね?」

    *
    「今日は、有難う。ちょっと良い蔵書を見つけられたよ。
    また、連れて行って。」
    「はい、勿論。ダニエル様、定期検診の折にも行きましょう。」
    「やはり、行かなくてはダメ?」
    「はい。奥様も心配されますので。」
    「そうかなぁ。まあ、仕方ない。城に戻るのは、ごめんだから。」
    「また、そうな風に。――
    ご自身の家ですから、いつでも戻られますのに。」
    「僕は、帰らない。君が、何と言っても、イヤダヨ。
    こればかりはね。」
    ダニエルは、言い出したら聞かない。
    パドンは、やれやれと主人に向き直った。

    「ダニエル様。私事にお付き合いくださり、有難うございました。」
    「何を言うの、パパ。
    息子としても、応援してるからね。頑張って。」
    「いつの間に、その様な事にも、
    気を回される様になったのでしょう。」
    「君の幸せは、僕の幸せに繋がるからだよ。」


    **
    アンネット・ミュラーの元に、また手紙が届いた。

    『 親愛なるアンネット。いかがお過ごしかしら?

      あれから、貴女の返事が来ないので、心配しています。
      ただ忙しいのであれば仕方ないけれど、
      身体を壊してはいないかと。

      遠く離れて暮らすのは、そろそろ止められないかしら?
      貴女の父様の言う通りに、身を固めて
      女の幸せを得るのも、悪くないと思うのよ。

      教えることは、学校でなくても、出来る世の中になっています。
      貴女の将来のことです。
      きちんと考えて、答えを出してください。
                         母より。 』

    *
    「お母様は、分かってくださらないのね。」
    読み終えた手紙を机上に放ったまま、
    ミュラーは、窓の外に目をやった。

    (早く嫁げ。女の幸せ――か。私には、教職が合っている
    そう思うわ。誰かの保護下、そうそう自由に出来ない。
    お母様を見ててそう思う。昔から考えられていた幸せというもの
    の配下で、私は幸せを感じる事が出来るだろうか?――否。
    無理だわ。私、女性らしい事と言われるモノより、
    人間というモノに、とても興味があるのですもの。)

    済んだ空に、星は瞬いた。

    *
    『 親愛なるお母様。お手紙拝見しました。
      先のお返事、差し上げられなくて、申し訳ありませんでした。

      季節は移り変わり、日一日と肌寒く感じられます。
      また、冷えに悩まされる頃となりました。
      朝晩は、少し厚着で快適にお過ごしくださいね。
      お父様も、お変わりありませんか?

      私は、新入生を向かえ、いろいろと、多忙です。
      残念ながら、お母様方のお考えに添うことはできません。
      教員になって、3年程、まだまだ未熟で。
      私自身、心を残してまで、この地を離れるつもりは
      ありません。親不孝をお許しください。      』

    手紙をしたためる手を止めた。
    これを読んで激昂する両親の姿が目に浮かぶ、
    けれど、自分の想いは止められないのだ。

    『 教職にある事が、今の私の幸せです。
      では、お元気で。
                       アンネット。 』

    --------------
    <ツブや記>
    何が幸せであろう?
    男女の生態のシンプルな答えは、一対になることだけれど。
    その実、その答えは、決まっていない。

    どのような状態が、幸せであるのか?
    幸せの尺度は、人によって違う。
    日常でありがとうを言える位か?
    誰かに何かをしてもらうのか?
    自身の力で勝ち取るのか?
    これもまた、決まった答えが無い。

    いずれも、自分自身が決めるものだから。
    その幸せは、いつやってくるのだろう?

    *
    自分なりの幸せの形が、早くつかめるといいかな。
    と書きつつも、
    青い鳥を探す?(笑)
    -----------------
    0
      | 2010.07.12 Monday |   ・// N // | - |

      スポンサーサイト

      0
        | 2020.02.06 Thursday | - | - |