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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 227
    00:09
    // 現の狭間 ututu no hazama //

    「ダニエル、こっちにおいで。」
    (ボクは、立っていた。)
    (呼ばれたその声は、よく知ってる声で、
     よく見たいのに、目蓋が重くて、目が開かない。)
    ダニエルは、その声がしたほうに、手を出してみた。

    「どこ向いてるの?こっちだよ。」
    その声は、さっきと違うほうから聴こえ、
    視界の無いダニエルは、戸惑った。

    「仕方ないね。――そのままにしてお待ち。
    僕が、そっちに行ってあげるよ。」
    コツコツと足音が、あたりに響いた。
    けれど、その音は近づいているようには感じられない、
    むしろ遠ざかっているような感じであった。

    「ダニエル、ちゃんと目をお開け。」
    彼は両手を広げ、ダニエルの顔をそっと包んだ。
    「今日だけは、優しくしてあげるよ。約束だからね。」
    そっと唇が、おでこのあたりに触れた。

    (冷たい…)

    *
    「うわっ!冷たい。」
    ダニエルの足元に、水が掛かった。
    手にバケツを持った彼女が、目に入った。
    前のめりに倒れた状態のまま、
    彼女は、そっと顔を上げた。

    「ダァ、みず………???」
    と言いながら、立ち上がった。
    そして、バケツの中を覗き込んだ。
    「ダァ、みず…どこ?」
    その小さい女の子は、
    不思議そうにバケツを逆さにしたりして、
    入っていた何かの所在を確かめていた。

    「フランちゃん、水はここだよ。」
    ダニエルは、苦笑いして、自分の足元を指した。
    「どこ?」
    彼女は、キョロキョロとそのあたりを探しだした。
    (小さいから、理解できないのかな?)
    「ここ触ってみて。」
    彼女の手を取り、濡れた部分に当てた。
    「つめたい。ダァ、どうしたの?」
    「フランちゃんの運んできた水が、ここに降ってきたんだ。
    ボクもビックリしたよ。冷たくって、さ。」

    「ごめん…なさい。」
    「いいよ。今日は良いお天気だから、すぐ乾くよ。
    ――隣に、おいで。」
    僕は、掛けていたベンチの隣を指した。

    *
    「ねぇ、キース。どうして、隣に来ちゃいけないの?」
    「それは、――僕は、人に触られるの好きじゃないから。
    傍に来て欲しくないんだ。それが君でも、そう思う。」

    「ボクの事、嫌いなの?」
    彼は、一瞬目を伏せ、そしてダニエルを見た。
    「いや、好きだよ。でも、それとこれとは別。
    どうしてもって言うなら、彼女に優しくしてもらうといいよ。」
    「だけど。ボク、兄様のほうが好き。」

    「君は、我侭だね、ダニエル。――
    仕方がない。こっちにおいで。」
    穏やかな口振りとは裏腹に、彼の手は震えだした。
    言われるままに、ダニエルは彼にピタリと寄り添った。
    彼の震える手が、ダニエルの肩に触れ、そっと抱いた。

    「これ以上、無理だから。」
    優しい声を聴きながら、ダニエルの身体が震えた。
    それは、ダニエルではなく、キースが震えていたから。
    「キース、大好き♪」
    ダニエルは、彼の胴に回した手にギュッと力を込めた。

    「ああ。でも、――もう離してくれる。気絶しそうだ。」
    うん、と言って、ダニエルは身を離し、彼との距離を取った。


    「僕は、休むから。
    ダニエル、カーテンを閉めて、出て行って。」
    「はい。――さっきは、ありがとう、兄様。」
    「ああ。おやすみ。」

    **
    (おやすみなさい。)
    (冷たい。)
    (……?)
    (記憶の何処かに彷徨っている?)

    ダニエルは、意識の中でそれを感じていた。
    (すぐに会えない人達の事を思い出しても、
     何にも成らないのに…)

    (もう、目を覚まさなきゃ…)

    *
    薄日が、朝の訪れを報せる。
    (…朝?)
    ダニエルは、いつベッドに入ったのか覚えが無かった。

    朝が来ると、必ず
    パドンの声がそれとなく掛かるハズであった。
    でも、一向にその気配は感じられない。
    ケットを剥ぎ取り、身を起こした。
    すると、机の前に人影が在るのが判った。

    「先生、いらしていたんですか?」
    「ああ。気分は、どうだね?」

    --------------
    <ツブや記>
    夢…
    現(うつつ)…
    あまりにリアルな睡眠中の夢を見ると、
    どちらの世界に自分が存在しているのか?
    と思う時もあったり。
    夢と知りつつ、
    今一度(ひとたび)と…
    布団を被ってしまいたくなったりもしますね?(笑)

    悪夢は、獏に喰ってもらうとして、
    良い夢を運んでくれる
    何かが、居てくれてもいいのに。(笑)

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      | 2010.06.29 Tuesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |