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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 221
    00:28
    // 恋とはどういうものかしら? koi toha ? //

     (恋?
      誰かが、誰かを好き?
      じゃ、パパは誰が好きなの?)

    *
    「ただいま。」
    「お帰り。パパ。あのね。」
    「何だい?」
    「パパは、………いや、いい。」
    「本当に?」
    「う、うん。」

    「遅くなって、ごめんね。支度するから。」
    「うん。勉強して待ってるから。」

    普段なら、手伝うよと、ダニエルは言うのだが…
    パドンは、首を傾げながらキッチンに入った。


    「ダニエル。もうすぐ出来上がるからね。」
    「うん。じゃ、僕、セッティングする。」

    *
    食事をしながら、今日一日あった事を話す。
    それが、日常。
    家族二人なのだからと、その時間を大切にしていた。

    「ダニエル。」
    「なに?」
    「さっき、言い掛けた事、って何だったんだい?」
    「……。」
    「気になるじゃないか。すっきりしないと言うか…」
    「……。」
    「君が、何を言いたいのか。この後も悩ましい。
    どんな事でも、話そうと決めたじゃないか。」

    「パパは、誰が好き?」
    「君が、好きだよ。ダニエル。」
    「ほんと?じゃ、他にもいる?」
    「私を育ててくれた家族かな。」
    「じゃ、家族以外では?」
    「私を雇ってくれてる人や仲間……???
    一体、何?どうしたんだい?」

    ダニエルは、一つの事を根掘り葉掘り聞くタイプではない。
    この様な事は、今まで無かった。
    パドンは、質問の意図を計りかねた。

    「ね。他にも好きな人…いる?」

    ダニエルが、露にした好奇心に、パドンはドキッとした。


    ***
    授業は、終わった。
    教室の皆は、机の上の物をバックに仕舞い、
    「ミュラー先生、さよなら。」
    と言い、表に出て行く。

    最後に残ったダニエルは、バックを肩に掛けたまま。
    ミュラーの机の前に、立っていた。

    「どうしたの?もう皆帰ったわよ。」

    声を掛けられ、ダニエルはミュラーを真っ直ぐに見た。

    「ミュラー先生。質問していいですか?」
    「いいわよ。どうぞ。」
    「恋って、どういうものですか?」

    ミュラーは、恋の意味を調べる為に辞書を引かせて、
    まず客観的に捉えさせた。
    それから、一般論を付け加えた。

     (ミュラーの言った事も、ジョンソンの言った事も、
      ほぼ同じような内容だった。
      ただ違ったのは――)

    「例えば、ダニエル君が、ある女の子の事が気になって、
    もうその子の事しか考えられないくらい、その子に心が向いてしまう。
    その心の働きを、恋と人は呼ぶわ。――
    パパとママの関係が身近なものね。」
    「例えば――ミュラー先生が、僕のパパに好意を寄せるとか?」
    「え?」

    ダニエルは、時々、普通の子供が使わないような言葉を
    その意味を解っていて、自分の前では使う。
    ミュラーは、頬を赤く染めて、一瞬口を閉ざした。

    「そういうもの…ですか?」
    「そうね。例えるとするなら、そうかしら。」


    **
    「にんにちは。ミュラー先生。今日もお願いします。」

    礼儀正しく、その人は立っていた。

    夕方になると、ドアが叩かれる。
    そう、パドンは、学校での息子の様子を
    毎日のように聞きに来ていた。
    ミュラーは、いつもの事であったけれど、
    彼と目が合って、赤面し、視線をずらした。

    「あ、…こんにちは。ゴードンさん。どうぞ、お入りください。」
    「では、失礼します。
    熱でもおありなんでしょうか?お顔が赤いようですが。」


    事の次第を、パドンは聞いた。

    「そんな事を!」
    「ええ、彼がそんな例え方をするものですから、
    意識してしまった、というか…」
    「それは、すみませんでした。」
    「謝らないでください。教師として、いつもの事ですから。
    子供達は、いつも本当に思っていることを質問してきます。
    ですから、お気になさらないでくださいね。」

    --------------
    <ツブや記>
    パドンは、複雑だった。
    「お気になさらないで」と言われ…
    気になった。

    これは、時間の問題ですかね?(笑)

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      | 2010.06.05 Saturday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |