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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 219
    13:15
    // 誘い誘われ sasoi sasoware //

    1. 誘い

    教室で帰り支度している時。
    それは、あまりにも突然だった。

    「今日、うちに来ない?」
    オズワルドは、一瞬何を言われたのかわからず、
    きょとんとした。
    「ね、どう?」
    重ねて、ダニエルが聞いた。
    「いいの?」
    恐る恐る、オズワルドは言った。


    校門を潜った。
    一歩前を歩いていたオズワルドを
    ダニエルは、呼び止めて、言った。
    「僕ん家、わかる?」
    過去に彼の家をつきとめようとしたこともある
    が、今その事を口にする事も憚れた。
    オズワルドは伏せ目がちに、ダニエルを見た。
    「たぶん。」

    **
    結局、三叉路近くの不動産屋の所で待ち合わせた。
    フォレストの親父の小屋と紹介されていた店の前で、
    オズワルドの姿を見つけて、ダニエルは手を振った。

    「ごめん。待たせた?」
    「ううん。今、来たところだよ。」

    パドンの進言で、誘ってはみたけれど、
    実際は、親密と呼べる程仲良くはない。
    互いに、緊張感を持ち、距離を少し置いて並んで歩いた。

    「もうすぐだから…」


    *
    家の扉を開け、ダニエルは彼を先に入れた。
    「パパ、連れて来たよ。」
    「ああ、お帰り、ダニエル。」

    パドンは、彼のほうに視線を移した。
    「こんにちは。…」
    「こんにちは。おじさん。」
    「オズワルド。こっちにおいでよ。」


    リビングのソファに、ふたりは並んで座った。
    「ぼく。よその家に、ひとりで来たの。はじめて。」
    オズワルドは、言った。
    「そうなんだ?でも、…僕も行った事ないよ。」
    「そう。同じだね。」
    「違うよ。君は、今ここに居るもの。――
    ところで、何しようか?」

    オズワルドは、黙り込んだ。
    正直言って、個人的な遊び方をふたりは、知らない。
    ダニエルは、年相応な相手と遊ぶ機会が無かったし、
    オズワルドはいつも、町の子供達の輪に居て、
    その後を付いて回って居ただけだった。

    「君は、いつも何して遊んでいるの?」
    「かくれんぼとか、めいれいごっこ。」
    「それって、どうやるの?」

    オズワルドは、ビックリして、目を見開いた。
    だって、それは…誰でも、知っている遊び。

    「僕の周りは、君達みたいな子、居なかったから。知らないんだ。
    ――だから、教えてくれると、うれしいな。」


    ***
    2. 誘われ

    「ただいま。」
    「お帰り。オズワルド。今日は、出掛けるの?」
    学校から帰るといつも、校区の子供達に付いて回る
    のが、オズワルドの日課だった。
    「ううん。今日は、ダニエルが来るよ。」
    「え?誰?」
    聞き慣れない名前に、ジェシカ・シュバルツは聞き返した。
    「ちゃんと聞いてよ、ママ。同い年の、夏からこっち来た子。
    ダニエル・ゴードン。おぼえてないの?」
    「あ……ああ、あの子ね。思い出したわ。」

    *
    「こんにちは、ジェシカ。今、良いかしら?」
    ドアを開けて入ってきたのは、幼馴染のポーラ・ミシュランだった。
    「こんにちわ。」
    と可愛い挨拶も聴こえた。
    「良いわよ。あら、ローラちゃんも来たのね。こんにちは。」

    ジェシカは、息子に告げた。
    「オズワルド。ポーラと少し出掛けて来るわ。
    ローラちゃんを、お願い。」
    「ええ――っ!ダメだよ。ダニエルが来るのに、…」
    「良いじゃないの。子供同士なんだから。じゃ、頼んだわよ。」

    言うだけ言うと、さっさと彼女達は部屋を出て行った。
    否応なしに子守をすることになり、オズワルドは不機嫌だ。

    「おにいたん。あそぼ♪」
    事情を知らないポーラは、
    オズワルドの顔を見て、にっこりと笑った。

    **
    オズワルドのくれた手書きの地図を頼りに、
    ダニエルは、彼の家を探していた。
    地図は大雑把で、目印も…微妙な代物だった。

    オズワルドの家は、校区の外れにある。
    ダニエルが住む辺りの様な、森に隠されたような感じはない。

    眼前に見え出したのは、大きな屋敷で、
    自分達の住む建物とは、明らかに違っていた。
    (合っているのかどうか。全く分からない。不安だ。)
    ダニエルは首を振って、迷いを振り払った。
    (あの家で、道を尋ねよう。)
    その大きな扉に掛かる真鋳製の大きな輪を打ち鳴らした。

    「こんにちは。すみません。道をお尋ねしたいのですが…」
    ダニエルは、扉を開いて、丁寧な言葉遣いで言った。
    「あれ?早かったね、ダニエル。中に入って。」


    *
    ダニエルは、通された部屋を、ゆっくりと見回した。
    広い空間には、
    クリスタルの雫を散りばめたような照明があり、
    ゆったりとした背もたれの大きなソファと
    天板が大理石で出来たテーブルがあった。

    ソファに座っても、そぐわない何かのせいで
    ダニエルは、落ち着かなかった。

    「おにいたん、だぁれ?」
    知らない少女が、好奇心に負けて口を開いた。
    「ダニエルだよ。ぼくの友だち。」
    それを聞いて、オズワルドが答えた。
    「可愛いね。君の妹?」

    「パパの友だちの子供。ぼくに、兄弟は居ないよ。」
    ダニエルの言葉を、オズワルドが受けた。
    「そう?でも、随分、慣れているようだけど。」
    ローラはさっと、オズワルドの背中に隠れた。


    --------------
    <ツブや記>
    クラスメイトを家に呼んだら、どうなるのかなぁ?
    そんな疑問があったの?

    ダニエルは、元々
    一人で居るの辛くない振りするからね。
    パドンも、心配だったわけです。
    永住する覚悟のダニエルに、同行させられたのもあって。

    友達、親友と呼べる存在が出来たら、
    素敵だよね?――きっと。(笑)

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      | 2010.06.01 Tuesday |   ・// N // | - |

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