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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 215
    20:31
    // 気分転換 kibun tenkan //

    時を遡る…
    ロックシティ。
    ダニエル・ゴードン。

    *
    1.

    ゴードン家の別荘と呼ばれていた小屋も、
    日常生活が営まれるには十分な環境を整える事が出来てきた。
    そんなある日。

    「パドン、この間の…」
    ダニエルは、自室で書類整理をしていた
    が、どんな時にも声を掛ければ直ぐに応えがある
    パドンが、ウイークデイの昼のさなかに居るわけもない。
    学校の休日があるからといって、仕事を休む事も適わない。
    通常、夜に片付けていた事を、
    今している事も普通ではなかった。

    ダニエルは、戸口に視線を向けた。
    「僕がやらなくても、本当は困らないんだろうけど。
    パパは、放っておくと無理するからな。
    もう城には報告が済んだ頃だろう。
    ―― 一息入れよう。」

    最近、独り言が増えた。
    あまり良い傾向とは言えない。
    ダニエルは、判っていた。
    自分が他の子供と違う部分が多い事。
    秘密も、この町の純真な子供たちと比べたら、
    はるかに多いだろう事も。
    それを共有しているのは、パパ
    ――使用人のパトリシア・パドン――だけである事も。

     自分は、想っていたよりも強くなく、
     弱音を吐く性格だったのだろうか?

    ダニエルには、親兄弟があるといっても、
    私的な本音をぶつける事は、禁止されて育っていた。

    父親のジュリアス・ゴードンは、常日頃言っていた。
    「自分の想いは、半分位出す。それが、世渡りの秘訣だ。
    ――だから、
    私達に対しても、キースに対しても、余計な事は言うな。
    そして、配下の者達には、堂々と接するのだ。」

    そんな言葉を、思い起こしていた。


    **
    2.

    どんな想いを抱いていても、ダニエルはまだ7歳。
    その年齢の者としては、良くやっている。
    パドンは、出きる限りの時間を使って
    ダニエルの面倒を見ていた。
    到底、大人と認められるには十分とは言えない年頃だったから。

    *
    穏やかな午後。
    部屋の清掃が終わって、
    ふたりは、アフタヌーンティを飲んでいた。

    「ダニエル。」
    「何、パパ。」
    「今度の休み、出掛けないか?」
    「え?」

    ダニエルには、意外な言葉だった。
    休暇は、パドンが唯一自由時間を持てる日だ。
    ただでさえ、主の為に束縛された生活なのに…

    「もうすぐ、纏まった給料が入るからね。
    計画を立てて、ね?」
    「ダメだよ。それは、パパの物じゃない。」
    「違うよ。私には、私の留守の間に頑張っている息子が居る。
    ――だから、君の物でもある――
    私も、親として何かしたいし、
    ひとりで居るよりも、ふたりの方が楽しい。
    誰にも気遣う事などないから、
    二重に給料を頂いているなんて、身に余る。
    その分、楽しみを増やしてもいいと想わないか?」

    *
    ホテルの一室の窓辺から、景色を遠望する。
    ふたり並んで…

    「手始めにって、パパ、近すぎない?」
    ダニエルは、笑顔でパドンの顔を見た。
    「やっぱり駄目でしょうか?」
    パドンは、頭を掻いた。
    「ミューズレイなら、泊まる必要ないんじゃない?」
    ダニエルは、窓から離れた。
    「一泊では、遠出は無理ですからね。
    学校を休むのは駄目と言われては、仕方がない。」
    パドンは、言い訳する他ない。
    「確かに。」
    ダニエルは、微笑んだ。

    「長期休暇には、もっと足を延ばしましょう。」
    パドンは、その顔を見て、気持ちを緩めた。
    「僕は、どこに行かなくても良いよ。
    けど、気持ちは嬉しい。有難う、パパ。」

    --------------
    <ツブや記>
    時は、ロックシティに移住した年になります。
    この地での事が、書き足りない気持ちだったので
    絡ませたい人も居るし、舞い戻りました。(笑)

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      | 2010.05.22 Saturday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |