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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 212
    22:51
    // フェスティバルの華 2 gakusai no hana 2 //

    アンコールの渦が、講堂内に巻き起こった。
    一旦舞台袖に引っ込んでいたトリオは、
    互いの目を見合わせると、再び聴衆の前に立った。

    自分達のこの演奏が、最後の演目になると想うと、感慨深い。


    ダーン と、ピアノの全音符の低音コードが静けさを破った。
    ダン と、次のコードに移行するのと同時に、
    滑らかなスラーで、ヴァイオリンの弓が滑っていく。
    スラーの節目に装飾音然としたフルートの高音が歌う。

      舞踏会のワルツのようなリズムに
      身体が自然とスイングしそうになる
      軽やかにステップを踏み出したいような
      なんて 心地良い ハーモニーだろう

    ヴァイオリンとフルートが、3度の音をキープして、
    ピアノが、左右同時にアルペジオを奏でる。

      その緩やかで 細やかな
      対照的な進行は 何者の心も妨げず

    トリオ同時に、高さの違うコード音を長音で重ね、
    曲頭に回帰した。

     ダン ダ ダン ダ ・ ・ ダーン

    鮮やかに、幕が下ろされた。


    「以上をもちまして、全ての演目を終了致します。
    最後まで、私達の演奏をお聴きくださり有難うございました。
    ――お出口は、舞台右手になっております。
    順にご退場くださいますようお願い致します。」

    場内アナウンスが流れ、聴衆は立ち去った。

    *
    緞帳が降りた舞台上で。
    トリオは、身体の一部になっていた楽器を外した。

    「最高だったよ、カール。」
    「カール、ぴったりはまっていたよ。」
    本日の主役のカールに、ふたりは言った。
    「ありがとう、ミラ、アル。素晴らしい演奏だった。
    君達が一緒だったからだよ。」
    カールを中心に、三人は堅く手を取り合った。


    **
    舞台裏に引き上げたトリオ。

    「スタッカートの切れが、素晴らしかったです。」
    まずサマンサが、カットナルに花束を手渡した。
    「ロングトーンの音が、澄んでとても綺麗でした。」
    シンシアは、ミッシェルに。
    「素晴らしいトリオでした。」
    テレジアが、アルベルトに。

    「ありがとう。嬉しいビックリだよ。」
    カールが、言葉を返す。
    「サプライズだね。ありがとう。」
    ミッシェルが、続く。
    「ありがとう。良い香りがするね。」
    そして、アルベルトが。


    「君達、もてもてだね。お楽しみのところ悪いんだけど、
    着替えが終わったら、速く出てくれないかな。
    フェスティバル終了時に間に合わなくなるから。
     ―― できれば、
    この部屋を元通りにして欲しいんだけど。」
    ルイスは、申し訳なさそうに、最後の一言を付け加えた。

    「では、僕が…」
    アルベルトが言うのを、ミッシェルが遮る。
    「ひとりだけ?――抜け駆け、禁止。」
    「先生からの頼みだ。皆で済まそう。」
    というカットナルの号令で、後片付けは直ぐに完了した。

    「ありがとう。助かったよ。では改めて、お疲れさま。」

    **
    ルイスは、学生達を追い出した後、
    居残っている、アルベルトを見た。
    「シュクール君、いいのかい?
    彼女、教授に付いて行った様だけど。」
    「え?誰がです?」
    「君の婚約者殿だよ。」
    と、ルイスは小声で言った。
    「どうして、そのような事を?」

    --------------
    <いつもの…ツブや記>
    『三人は堅く手を取り合った。』
    カールに華を持たせてあげたい。
    そんな気持ちを嬉しく受け取ったご本人でありました。

    特別に許可された演奏者ということもありますが、
    社会的な嗜みや素養が重んじられる国でしたので、
    まだコンクールというものは、存在しません。
    存在するとするなれば、私が困ります。(笑)(アカンやん;

    因みに、今回は――
    出演者10組、3時間程の演奏会でした。

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      | 2010.05.12 Wednesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |