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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 202
    23:14
    // 足りなければ足せばいい tari nakereba tase baii //

    「どうだった?」
    ルイスは、カットナルにふたり演奏の感想を求めた。
    「先生の音に引き込まれました。」
    カットナルの言葉は簡素だったけれど、ルイスは笑顔だ。
    「私も心地良かったよ。君の手だからかな。
    私の試みに付き合ってくれて、有難う。」


    「もう一度。…いや、本来の課題曲に戻ろうか。」
    互いに気分が高揚するのは、悪くない。
    そう思ったけれど、そのタイミングを逃す手はない
    と、ルイスは思い直した。
    「今日はしない、ということでは…」

    カットナルが話し終わらないうちに、
    ドアをノックする音がした。
    ふたりは、注意をそのドアに向けた時、ドアが開かれた。

    *
    「ルイス先生、失礼します。スエンセン教授の使いで来ました。
    受け取りのものがあると聞いて……。
    あ、レッスン中でしたか?
    楽器の音がしなかったから、すみません。出直し…」
    「レッスン中だけど、構わないよ、君なら。
    シュクール君、こちらに来て。」

    アルベルトは、開いたドアを後ろ手に閉め、ルイスの傍らに立った。
    「はい、そこに掛けて。」
    何故?
    とアルベルトは思ったが、口にはせず指示通りにした。


    「トバイ君。続きいってみようか。スタンバイ次第、演ってみて。」
    突きつけられたルイスの指示に、カットナルは弓を動かす。
    雑念は横に置いて、曲に専念する。
    曲の流れに、気持ちを乗せて、一音一音、重ねていく。
    ミッシェルのフルートの音色と重なっていく、
    そんなイメージを想い描きながら…
    奏でる音は、軽やかな響きを孕んでいる。

    そして、静かに幕を引く――
    カットナルは、ルイスの指示を待つ。

    *
    「シュクール君、どう?」
    まずルイスはカットナルに頷いて、隣の顔を見た。
    「そうですね。トバイ君らしい音ですね。うーん、そうだなぁ…」
    アルベルトは、今の演奏に対してどう表現すべきか
    と言葉を探していた。
    「思ってる事、そのまま表現してくれると、有難いけど。他に無い?」

    「22小節目あたりが、弱い?かもしれませんね。――
    僕個人の意見としては、あと何音か足したい気持ちにさせられますが。
    --バイオリンとフルートでの演目の1つでしたよね?確か。--
    そうなると、足したくっても何も足せないような感じでしょうか?」
    「君は、そう思うんだ。トバイ君は?」
    「そこを、フォローするのが、難しいと感じています。」
    ふたりの言葉に、ルイスはニヤリとした。

    「さあ、行こうか。」


    **
    「スエンセン教授、只今戻りました。」
    「ありがとう、シュクール君。――皆揃ったね。」
    スエンセンの研究室には、既にミッシェルとコンコルドが詰めていた。
    「後は、君達に任せるから、自由に使ってくれ給え。」
    そう言い切ると、スエンセンは机上の書類に向き合った。

    カットナルとミッシェル、アルベルトの視線が交錯した。
    ルイスが、口を開いた。
    「特別に許可いただいて、ピアノをお借りする事にしている。
    遠慮せず、君達の求める音を探してみよう。
    コンコルド先生も、よろしくお願いします。」
    「こちらこそ、よろしくお願いします。ルイス先生。
    時間を有効に使いたい。議論は後にして、
    まず、演ってみてくれるかい。」
    コンコルドの後をルイスが続けた。
    「カンタータ君、トバイ君、先程の曲を通しで。
    そしてもう一度。その時には、シュクール君、音を足してみてくれ。」

    カットナルとミッシェルは、先生達の本気を受け取り、構えた。
    フルートの音が先行して、ヴァイオリンの音がそれを追う。
    静寂の中に、優しいハーモニーが折り重なる。

    そこに副うようにピアノの音が、小さく入って来る。
    入ってきたpの音に呼応するように、元の2つの音も表情を変えた。

    --------------
    <ツブや記>
    << スエンセンのもうひとつの研究? >>
    ・教師と教え子の間に起こりうる関係・
    という表題について、レポートしていた。 
    これは、どちらかというと上級教授間のみ存在するもの。

    そんな研究をしているとは、露とも知らない教え子達が愛おしい。
     ――そろそろ、いつもの支度を・・・

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      | 2010.04.17 Saturday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |