↓↓↓ * ただ今応援中!!
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< August 2020 >>


遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




qrcode





 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
<< // N // 188 | main | 「w*k」 うふふ・・・フフッ >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


0
    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 189
    23:09
    // あなたの気持ち anata no kimoti //

    いつもの様にクリスは、部屋の窓越しに、外を見ていた。
    この寮に入ってからの習慣でもあったが。
    今期からは、今まで以上にフランの様子が気がかりで、
    同室の彼女が部屋を出ると、すぐに窓辺に立つようになっていた。


    ニコ――
    私はとても複雑な気持ちよ。
    貴方と私の事で想い悩んだ日々は、割り切れないことが多くて、
    それはそれで、いろいろな事がたくさんあったけれど、
    今少しは、そのことばかり考えずに居られるようになったわ。



    でも、私――

    貴方の事より、今はフランソワーズの方が心配なの。
    インターグレ・ミケールの女子寮の同室者として隣人として、
    これまでどんな些細な事でも良く話をしていたわ、私たち。
    私の事を心から想って彼女は意見行動してくれていた。

    その彼女は――
    婚約の式が済む頃には、あまり良い表情を見せてくれなくなった。
    今、彼女にして差し上げる事があるとしたら…
    いえ、彼女の心が軽くなる手助けが出来るとしたら…

    それは――


    **
    フランの無口は、日に日に進んでいっていた。
    そんな、ある日の事。

    *
    クリスは思いきって口を開いた。
    「私の事が、嫌いになった?」
    ふいの質問に、フランは目をぱちくりさせた。
    「どうして?女の子の中で、クリスティーヌが一番好きよ。」
    クリスは、笑みを浮かべた。
    「嬉しいわ。私もよ。」
    「ありがとう。…なぜ?」
    そう言っているフランの言葉には、どことなく違和感があった。
    「フランソワーズ。貴女、このところ顔色が冴えないじゃない?
    心配だったのよ。あまりお話したくなさそうだし…」

    フランは、クリスの方を真っ直ぐに見た。
    「それで、アルに何か相談したわけね。おかしいと思ったわ。――
    いつも私たちの事あまり見ていてくださらなかったのに。――
    でもね。お兄様にはしなくてはならない事が多いから、
    私の事であまり悩ませたくはないの。わかってくださる?」
    「わかるわ。けれど、ニコ…彼は、大切な妹である貴女を放っておけないみたいなの。『学問は、仕事や生きる糧のために大事だけれど、
    僕は、僕の家族――君も含めてね――を一番に考えて行動したい。』
    って、言ってるの。だから、私も彼の意に副いたいと思い出したわ。
    私にとって貴女は、親友であり、将来の家族になる大切な人だもの。
    なおさら気になる存在だわ。」
    「そう…なの?」
    以外だというようなフランの瞳が、真っ直ぐにクリスに向けられた。
    「そうよ。」
    クリスは、穏やかに微笑んだ。

    *
    「ところで、どうなの?」
    クリスは思い切って、アルと同じ質問をフランに投げかけた。
    フランは、彼女が何を聞きたいか、とっくに知っていた。
    一度クリスから視線を外して、再び目を見て話した。
    「ああ、彼の事ね?」
    「他に誰かいて?――フランソワーズは、彼の事どう思っているの?」
    「わからないわ。でも――傍に居てくださればホッとするわ。けれど、姿を見せてくださらないのは、少し不安。――
    今どうされているんだろうか、と気になってしまうの。
    この気持ちは、お兄様やお父様に抱くものとは違う、…
    と感じるんですけれど…」

    フランは、自分自身に確認するように言葉を探しているようだった。
    見えない想いの中に居るフラン、
    をしばらくそっと見守っていたクリスだったが、
    「そう。その気持ちに早く名前が付くといいわね。」
    と、そっと囁いた。

    --------------
    <ツブや記>
    N186の代理レッスンの後の話になります。

    その想いに、名前が付くとしたら…○○でしょう?(笑)

    -----------------
    0
      | 2010.03.22 Monday |   ・// N // | - |

      スポンサーサイト

      0
        | 2020.02.06 Thursday | - | - |