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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 188
    23:03
    // 彼の非日常 ? kare no hinitijyou ? //

    ―― 講義の後に、閑談するのは、悪くない。 ――

    新入の相手の事は、そんなに知らないのは、極フツーで。
    互いの距離を縮めるために、少しは相手の事を知ってもいい
    んじゃないかと、思う時もある。
    けれど、踏み込まれたくないところを
    ヅカヅカと土足で介入しようとするヤツ
    は、どうかと思う…


    **
    「へぇ。ダニエルの実家って?」タケルの興味も止まらない。
    「ロックシティだけど。」ダニエルは答えた。
    「そうだったっけ?」セバスチャンは、非難の目を向けた。
    「何が言いたい!」
    セバスチャンとダニエルの間に、緊張の空気が走った。

    それを見取って、タケルが席を立った。
    「僕、次の講義があるから。またね。」
    「おい、待て。僕も行く。」
    フィリップは、タケルの後を追った。

    「君は、いいのかい?」
    二人の選択は、不味くは無い。後姿を見送りながら
    ダニエルは、同じテーブルに着いているセバスチャンに言った。
    ダニエル反応は、想定外で躊躇したが、
    その機に飲まれるまいと、セバスチャンは答えた。
    「僕は、君と話がしたい。」
    「では、場所を変えよう。」

    *
    学内で一番人が通らなそうな最も奥の校舎の裏手までくると、
    ダニエルは踵を返し、セバスチャンの目を見た。

    「言いたい事があるなら、どうぞ。」
    「君は、――ゴードン家の者だろ。どうして…」
    「そうだとしても、関係ないね。僕に権力なんてないし。――
    セバスチャン。君は、その権力の方に興味があるの?」
    「無いと言えば、嘘になる。が、ここでは、どんな力関係も学生間では行使してはいけない、というシステムがあるから、今は使えない。そうだとしても、将来の繋がりは、皆が欲するところだ。違うかい?」
    「そう。僕には、どうでもいい事だ。――まあ、他者がどう振舞おうが、構わないよ。僕の邪魔だけは、しなければね。」
    ダニエルの冷ややかな視線が、セバスチャンを捉えた。

    セバスチャンは一歩後退り、ダニエルは一歩前に進む。
    表情の仮面を外したダニエルの顔が、セバスチャンに恐怖を与える。
    でもセバスチャンは、視線を外す事は適わなかった、
    ダニエルがセバスチャンの肩を掴んだから。

    「君は、ゴードンと繋がりを持つと良い事あるの?」
    いつもの優しい声色で、ダニエルが質す。
    「そんな所まで考えた事…」
    「君は、僕に付くつもりがある?」
    「そんなの…君の進むべき道が示されない限り――
    今は、わからない。――選べるわけ無い。」

    「そうだよね。――僕は、石の町の住人さ――
    将来の役になど、立つわけないよね?」
    ダニエルは、いつもの表情で言った。
    そして、釘を刺した。
    「もうゴードン家の事は忘れるんだ、今日君とだけ話した事は全て。
    解ったよね。……返事は?」
    セバスチャンは、無言で目を伏せた。

    「仕方が無い。僕のノートに誓約を書いてもらおう。
    君の言動は、様子見させてもらうよ。
    誰かにしゃべったら、学内中すぐ伝わるから、わかるし。」
    そう言いながら、サラサラとペンを走らせ、
    ダニエルは、セバスチャンのサインを求めた。


    **
    ダニエルは、苦笑した。
    「あれは、挨拶代わり。だって、君――
    可笑しな事――言おうとしていただろ?」
    セバスチャンは、あの時の事を思い出す度、
    未だに身体の震えが止まらないのだ。
    なのに…コイツは…

    「そうやって、いつも小馬鹿にしているといいさ。」
    またいつものように、セバスチャンが腹を立てた。
    「悪い。ほんと悪かったよ。謝るから。」
    「なら、あの紙寄越せ!」
    ダニエルは、首を振った。
    「ゴメン、あれ処分したんだ。もう手元に無い。」
    「ほんとに本当だな!」
    「ああ、信じてくれ。」
    そうまで言われると、もうセバスチャンは折れるしかなかった。

    *
    ―― とんだ、腐れ縁だ ――

    どうしてあの時、他の仲間を追わなかったんだろう?
    セバスチャンは、遠い目をして、
    目の前に平然と居る相手を感じていたのだった。

    --------------
    <ツブや記>
    やっぱ、ダニエル君って…アクが強いトコあるんだ。
    まだ、何か隠してそうだけど――
    ソコで折れちゃっていいの?(笑)

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      | 2010.03.21 Sunday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |