↓↓↓ * ただ今応援中!!
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>


遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




qrcode





 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
<< 「G」 実験をしよう♪ | main | 「G日記」 あ、危ないっ! >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


0
    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 187
    23:06
    // 彼の日常 kare no nitijyou //

    重要な事はボードに書かない派のヤン経済学教授の本日の講義は、
    最も眠気のピークの昼下がりにあった。
    質疑の無い方式であっため、案の定居眠り続発で、
    教授が去って、やっと学友に揺り起こされた学生は、
    わけの分からないメモのようなボードを見て、あんぐりと口を開けた。

    『 …以上、レポート3枚。次の講義に回収。』

    「え?嘘だろ…」
    「居眠り――つうか、本気で寝てしまうって。
    お前、何の講義取ってんだよ。」

    ヤン教授のお約束――
    『居眠り学生に、ヒントさえ出してはならぬ。』
    で、
    自分の成績に与える多大な影響を考えたら、誰もが口を閉ざす。

    *
    教室を後にした4人組は、レストルームに落ち着いた。
    「今日の講義、どうだった?」
    タケルが口火を切り、一番目にフィリップが受けた。
    「ま、言わば、経済の歴史みたいなヤツだったよね。」
    「特別な思いなんて、湧かないよ。」
    ダニエルが事もなく言い放ち、
    「そうだよ、民主の歴史も浅いし、――僕としては、
    これから生かせそうなものを取り上げてくれる方が、良いかな。」
    タケルが口を挟み、セバスチャンが続く。
    「その新しいものを生み出すために、知っておくのは有益だ
    と考えないかい。『温故知新』という事かもしれないね。」


    その話の意見が出尽くしたところで、フィリップが。
    「ところで、ダニエル。しばらく振りだね。」
    皆の目線がダニエルに集中した。

    「忘れ物があってね。取りに行ってたんだ。」とダニエル。
    「ふ〜ん。」フィリップは、ダニエルに疑いの眼を向けた。
    「へぇ。ダニエルの実家って?」タケルの興味も止まらない。
    「ロックシティだけど。」


    ***
    ダニエルは、ベンチに佇むフランを、
    ベンチの後方から少し離れた位置から見ていた。

     ―― 彼女が、気づいてくれたら ――

       それは、僅かばかりの希望で、
       明らかに誰かを待っている彼女。

     ―― 僕を、待っててくれてるの? ――

    でもそれは、自分に都合良過ぎる、と自嘲する。
    本来は、彼女の近くに居なくてもいい…はず――
    いや、僕はどうしても彼女が気になって、だから…
    今日も、彼女の後姿をこうして見ているのだ。

    シュクール家との繋がりで、彼女と出合った…けれど。
    幼少で寂しかった頃の自分には、いつしか――
    月に何日かの交流…正確には、遊び相手として出向いた――

       穏やかに過ごせる日々となっていって。
       心のどこかで、現実逃避も出来る場所で。
      その小さな女の子の反応が新鮮で、楽しみで。

    *
    物思いに耽っている自分に気づいたダニエルは、
    その思考を蹴散らすように、かぶりを振った。
    いけない、いけない。
    彼女と何気ない会話を交わしている時間は、魅力的だけれど、
    今は、目前の問題にあたる時だ。ひとつずつ、確実に。

    自分の我侭で、ミケールを離れたひと月は痛い。
    残された再講義を落とすと、予定期限を延長
    という事態になるかもしれない、それだけは回避したい。
    昨夜は、レポートを書くのに忙しかったのだ、
    そんな言い訳なんて、何の役にも立たない。
    手に持っていた次の講義のテキストを開き、目を通していく。

    文脈の区切りが来る度に、
    顔を上げて、彼女の姿を見やる。

      ―― 姫。今、お話しすることは適いませんが
         ここから、見守らせていただきますね。 ――

    **
    彼女が、その場所を離れるまで、
    過日の約束を果たすため、
    従者のように、ただ控えて…

    そうでなくては、ならない。
    けれど…

    *
    彼女に話し掛けてきたクリスと、一瞬目が合ってしまった。
    クリスの口が動く――を見て、さっと姿を隠した。

    「フランソワーズ、あそこ!?」
    クリスの声に、彼女は振り向いた。
    「えっ、何?どうしたの?」
    「彼が…」
    「誰も居ないわよ。知り合い?」
    「だって、ダ・・・」
    「気のせいよ。私だって、見間違う事あるから……
    あの、ありがとう教えてくださって。」
    クリスは訝しいんだ、
    明らかにフランの反応がおかしかったから。
    でも、本人がそう言うのなら、引き下がるほかなかった。
    「…そう。フランソワーズ、そろそろ戻らない?
    あまり…――長時間外に居ると冷えるわよ。」
    「クリスティーヌ、お迎えに来てくれたの。嬉しいわ。」
    そう言った彼女の顔は、寂しげだった。
    「それじゃ、帰りましょう。荷物持つの手伝うわよ。」

    彼女が歩き出して、――
    一瞬、クリスがこちらを睨むような視線を向け――
    その後からクリスが、彼女と肩を並べて歩き出した。

    --------------
    <ツブや記>
    前半の講義チーム(?)
    後半は、N186を受けた形です。

    いずれにしても、続きます(笑)

    -----------------
    0
      | 2010.03.19 Friday |   ・// N // | - |

      スポンサーサイト

      0
        | 2020.02.06 Thursday | - | - |