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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 186
    23:01
    // 代理もいろいろあるけれど dairi mo iroiro arukeredo //

    インターグレの秋の景色にも慣れ親しんで、
    学内で迷うことは、――あまり――ない。
    女性で立ち寄れるところならば、一応は何処でも知っているつもり。

    風が色づいた葉を運ぶ。
    目の前でゆらりと方向転換をした葉は、
    突然舞い上がり、枯れ葉溜まりに落ちていき、風景に溶け込む。

    その道の奥には、教師達の準備室が居並んでいる。
    その並びの軒伝いに伸びる歩道を通って、
    ドンドンと、奥に進む。

    目的の準備室は、一番奥。
    歩いているうちに、微かに楽器の音が聴こえ…

    *
    通り過ぎたどの部屋も、鍵で堅く閉ざされ、人影さえ無い。
    自分のたてる靴音だけが、奇妙な音の連なりになっている。
    歩が、不規則なのかしら?


    建物の側まで来ると、
    さっきから聴こえているのは、彼の音だと判る。
    彼の音を諳んじている譜面に置き換えると、
    弾き出してそう時間が経っていないようだ。
    部屋にたどり着く頃には、曲半ば……、
    歩みを緩めて、近くのベンチに腰を下ろす。

    目を閉じれば、彼の調べ…
    この曲が終われば、丁度良い時間になるに違いない。
    そう思い始めたとき、落ち葉を踏み鳴らされた。
    目を開けると、私の…

    **
    スエンセン教授の研究室の戸が開け放たれ、
    そして、彼の顔がこちらへと向けられた。

    「やあ、いらっしゃい。さ、どうぞお入り。」
    アルは、室内に招き入れた。
    「こんにちは。よろしくお願いします。」
    クリスは、会釈した。
    「こんにちは、教授代理。…お邪魔じゃないかしら?」
    本来のフランのレッスン日にあたるのだが、
    レッスン主のスエンセンは急な教授会議で、
    彼女が気後れしないでいられて、腕も確かな彼を代理と連絡していた。

    「気遣い無用だよ。代理レッスンでごめんね、フラン。」
    「いえ。よろしくお願いします。
    アルベルト先生に教えて頂けるなんて、光栄ですわ。」
    フランは、いたずらっ子の顔で、にっこりと笑った。
    インターグレであまり見せない兄の顔でアルは、フランに言った。
    「コラッ。調子に乗ってないで、スタンバイして。」

    *
    一人っ子のクリスには、その関係が少し羨ましかったけれど、
    彼らのレッスン中は、彼に代わり訪問者等の対応の為控えて居た。
    こんな機会でも無い限り彼女の音を聞くことはなかっただろう。
    などと考えながら、
    普段のスエンセンの定位置で、ケトルを火にかけて待っていた。

    時間を見計らって、温めておいたティーポットのお湯を捨て、
    茶葉を人数分と1杯ティースプーンで入れ、ケトルのお湯を注ぐ。
    砂時計を逆さにして、更に茶葉が広がるのを待つ。


    「ああ、良い香りがしてきてるね。」
    アルがレッスンルームの扉を開け、
    彼らは研究チームのテーブルに着いた。
    「お疲れさま。今丁度、準備が整いましてよ。」
    「ありがとう。そうだ、お茶菓子もあるから、ちょっと待ってて。」
    アルが席を立って、隠しから菓子を取り出した。
    「手伝いますわ。」
    「助けてくれて、ありがとう。」
    「いえ、貴方が喜んでくださるなら。嬉しいの。」

    「お兄様、クリスティーヌ。私、先に戻ります。どうぞごゆっくり。」
    べたべたあつあつムードの二人を目の当たりにして、
    フランは所在無い気がした。
    「フラン!失礼だよ。付き合いなさい。」
    「……はい。お兄様。」

    *
    「ところで、フラン。」
    「何かしら?」
    「最近の君の話し聞かせて。」
    「変わらない毎日です。
    ………お兄様、私の何がお知りになりたいの?」

    話の続きに耳を傾けていたアルは、
    妹の言葉に、溜め込んでいた息をもらした。
    「単刀直入に聞くけど、君たちどうなってるの?」
    「クリスティーヌと私?…カットナル様?…ミッシェル様?」
    アルは、首を振り続けた。
    「私と……・・・」
    考え込んだフランに、じれたアルが。
    「フラン。ダニエルの事だよ。」

    「そういえば、このところお会いしませんわね。」


    --------------
    <ツブや記>
    7章、舞台は再びインターグレ・ミケール。
    前半は、クリス目線で。

    研究室に、教授本人が出て来ないのは珍しいかも?(笑)

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      | 2010.03.17 Wednesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |