↓↓↓ * ただ今応援中!!
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>


遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




qrcode





 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
<< 「G日記」 ふふ〜ん♪ | main | // N // 184 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


0
    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 183
    22:41
    // 君と会うの kimi to auno //

    その日、フランはワクワクしていた。

    「ねぇ、マーガレット。ダァは、いつ来るの?」
    「はい、フラン様。今日の午後と伺っていますわ。」
    フランは、チラと時間を見た。
    「そう。早く、午後にならないかしら。」

    幾度も待った、ダァの訪問日なのだから…

    *
    フランは、ドレッサーの前に居て、
    フラン付きのメイドのマーガレットが、その横に寄り添っていた。
    マーガレットが、服に合いそうなリボンやら、バレッタやら、ピンやらを選んで、手にとっては鏡の中のフランと向き合う。
    髪飾りを取っかえ引っ替えして、フランの髪に当てると、
    フランは鏡を覗き込んで、飾りの色やら配置を気にしていた。

    「たくさんあって、どれにしたら良いか、わからないわ。」
    フランは、溜息をついた。
    「姫様には、どの髪飾りもお似合いですもの。どう致しましょうか?」
    今日こそは自分で選びたいと思っていたのに、フランは決められず、
    思案顔で、幾つかのそれを台の上に並べた。
    「この大きなリボンは、私の好きな色だけど…、後ろに留めるから目立たないし。これは、ドレスと同じ色を使ったお花…、でもお花ばかり目立ってしまいそう。こっちは、あなたと同じ名前のお花ね。…う〜ん…」
    マーガレットは、姫様の姿を愛おしく見やった。
    「姫様。そろそろ、御髪を整えましょう。」


    **
    ダニエルは、列車からシュクール家の車に乗り継ぎ、エントランスに到着した。
    「お待ちしておりました。ダニエル様。」
    ハミルトンの出迎えに、ダニエルは--それまで表情のなかったけれど--愛想笑いで応えた。

    控えに使うように通された部屋で、ふたりきりになると、
    即座に、パドンが口を開いた。
    「ダニエル様。あの様な…」
    「僕は、まだ子供だから。大人の君がフォローすれば良い。」
    ダニエルの機嫌は最悪だ。パドンは困ったなと思ったが、
    命令とはいえ、ダニエルをだまして連れ出した手前、
    返せる言葉もなかった。

    *
    ノックの音がして、ハミルトンが顔を見せた。
    「失礼致します。お部屋の準備が整いますまで、城内をご案内してもよろしいでしょうか?」
    ダニエルは、不機嫌な顔をしたまま、通された部屋を出た。

    ハミルトンは、ダニエルの歩く速さに合わせて案内し、城内を巡った。
    「この奥は、城内で働く者達のスペースとなっております。
    この扉を開くと、屋外に出られます。どうぞ、こちらへ。」
    外に出たハミルトンは扉を支えて、ダニエル達が通るのを待った。

    「こちらは、王都方向になりまして。晴れた日には、王宮が望めます。
    そして--」
    ハミルトンの説明途中で、ダニエルが口を開く。
    「あの。この辺りを見ていてもいいですか?」
    「はい。では、お時間になりましたら、お迎えに上がります。
    ごゆっくり。」
    一礼して、ハミルトンはその場を去った。

    「パドン。ひとりにしてくれ。」
    ダニエルの言葉に、パドンはダニエルの側から離れた。

    *
    「城って、どこも変わらないんだな。」
    ベンチに腰を下ろしていたダニエルは、目を瞑った。

    膝の上に何かが触れた。
    目を開けると、膝の上に小さな手が置かれていた。
    「はーい?」
    小さな女の子が、ダニエルの顔を覗き込んでいた。
    「こんにちは。」
    ダニエルに挨拶されて、女の子はニコッと笑い、
    ダニエルの隣によいしょとのぼって、ちょこんとすわった。
    そして、ダニエルをじーっと見た。
    「だれ?」
    「ダニエルだよ。」
    「ダァ?」
    「そうだよ。フランちゃん。」

    小さな女の子に名前を覚えさせる気がなかったので、
    その呼び方を、ダニエルは訂正しなかった。
    どーせ、次は来ないつもりだし--。

    すると、小さなフランは、笑顔でダニエルにくっついた。
    ピッタリと寄り添われる感覚…
    ダニエルは、その反応に戸惑いを覚えた。

    --------------
    <ツブや記>
    レークノースウッドの姫に会いに行く。N182と逆パターンで、
    YESであるときと、NOであるとき、でした(笑)

    ダニエルとフランの小さな時の記述は、N150&154にもある。
    自分で書いておきながら、探すのに苦労してるヤツです。(笑)
    0
      | 2010.03.10 Wednesday |   ・// N // | - |

      スポンサーサイト

      0
        | 2020.02.06 Thursday | - | - |