↓↓↓ * ただ今応援中!!
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< August 2020 >>


遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




qrcode





 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
<< 「Guin 4」 援軍を呼んで来る | main | 「G」 目指すは、天竺。 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


0
    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 182
    23:06
    // 日記2 nikki2 //

     『父様に、レークノースウッド行きを任される。
     僕は、このイーストシルバーバレイを離れる気はない。
     「由緒正しい姫の子守役だ。光栄だと思え。」
     光栄なものか、どうして僕が
     召使のように側に居なければならないんだ。
     僕は、絶対行かないから。』

    **
    時は、2年程遡る。

    「父様、御用ですか?」
    ダニエルの父ジュリアスは、息子の気配に顔を上げた。
    「ああ、来たか。丁度いい。」
    ジュリアスは、どんな時もそう言った。
    「パドン、こちらへ。」
    ジュリアスの書斎の入り口に控えていた若者が、
    ダニエルの斜め後ろに立った。

    「ダニエル。今日付けで、
    パトリシア・パドンをお前の元に戻すことにする。いいな。」
    ダニエルは、パドンの顔を確かめるように振り返った。
    パドンは、慌てて礼をとった。
    「ダニエル坊ちゃま、お久し振りでございます。」
    「元気だったかい?ミケールのほうは、もういいの?」
    パドンは、笑顔で「はい。」と応えた。

    *
    ジュリアスの書斎から出ると、
    ダニエルは、パドンの手を引いて、部屋に戻った。
    パドンは、ダニエルの子守として十代の頃から勤めだした青年である。
    年齢的には年の離れたお兄様的存在で、
    ダニエルは一番気を許していた。

    お気に入りの椅子に座って、ダニエルは無邪気に目を輝かせる。
    「パトリシア、お帰り!!向こうの話を聞かせて!!」

    **
    ダニエルが目を開けると、傍らにパドンは居た。
    「お目覚めですか?」
    パドンは、遠慮がちに声を掛ける。
    ダニエルが頷き、ベッドから出る。
    「ダニエル様、お手伝いします。」
    と言って、パドンは身の回りの世話を始める。

    ダニエルは、おとなしく着せ替えられて、姿見に映る姿を確かめる。
    「いつもと、違うね。」
    「はい。新調した物です。--良くお似合いですよ。」
    パドンは、鏡に映るダニエルに微笑んだ。
    「もしかして、パーティーでもあるの?」
    ダニエルは、思ったままを口にする。
    パドンは、頷く。
    「招待されているようですね。奥様もお忙しそうでした。」
    「ふ〜ん…」
    興味ないようすのダニエル。
    「楽しみじゃありませんか?」
    「つまらないよ。どーせ、大人ばかりでしょ。」
    こんな時のダニエルは気難しい。
    続く次の予定に従うパドンは、言葉を変えた。
    「列車での移動になりますから、そのおつもりで。」
    とうとうダニエルは、頬を膨らませ、ぷいと横を向いてしまった。



    ***
     『家庭教師の話を聞くのは、眠気を誘う。
     だからいらないって言ってるのに、父様は止めてくれない。
     ピアノは嗜みよ、と母様は言うけど、僕には向かない。
     でもそれらからは、しばらく解放される。
     明日は、レークノースウッド。
     そう想うだけで、わくわくする。』

    *
    何度目かのレークノースウッド行き。

    パドンは、ダニエルに付き従って、列車に乗り込んだ。
    時々、ダニエルの様子を窺い見ていた。
    ダニエルは、気づいていた。
    パドンの気苦労の元凶が自分である事も承知していた。

    車窓から見える景色は、見慣れたものであればあるほど、
    時間や距離が、あとどれくらいであるか、手に取るように分かる。
    駅に着いたら、…いや、
    ダニエルは、コンパートメントの斜向かいに掛けているパドンを見た。
    「パトリシア、先方にはコンタクトとってあるよね。」
    「勿論でございます。ダニエル様。」
    「到着予定を連絡しておいて。それと、飲み物を二人分ね。」
    パドンに指示を与えたダニエルは、再び窓の外に目を走らせた。

    --------------
    <ツブや記>
    //N//の流れにあるキャラクターのダニエル君です。
    物語設定では、今回5歳。パドン、22歳。

    レークノースウッドの姫に会いに行く。
    NOであるときと、YESであるとき、でした(笑)
    0
      | 2010.03.05 Friday |   ・// N // | - |

      スポンサーサイト

      0
        | 2020.02.06 Thursday | - | - |