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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 181
    23:19
    // 日記1 nikki1 //

     『RCPSに通いだして、今日で10日目。
     ミュラー先生のとる出欠は、いつも決まって、
     「出席をとります。ウラド、ミーシア、
     アルフォンス、エーベル、オズワルド、ダニエル。」だ。
     ABC順ではない。どんな決まりがあるのか?
     不思議だと思って、皆の名前と顔を見比べる。
     ガキ大将的なウラドが一番年上だろう、きっと高学年だ。
     その後に3人、以上は既に居た生徒だ。
     最後に僕ら--ということは、推測するに--
     学年順か年齢順であるらしい。
     授業内容は、家庭教師が行うよりも退屈なものだ。
     ABCを書いたり、足し算引き算したり
     --専門知識は得られそうにない--溜息が出るほど。
     おまけに、オズワルドときたら、つまらない事まで聞いてくる。

     この地方の人たちと居ると、卑下や見栄がなく、
     身分をいうものがあるとさえ感じられない。
     今まで生きてきた自分は、何を見てきたのであろうか?
     狭い穴倉で安穏としていた自分が、恥ずかしい。
     家族の事を懸命に話す子も居れば、
     尊敬する親の仕事を継ぐという子も居る。
     でも僕は、親に甘えを出すことはそうそう許されなくて、
     たった5人の生徒と同じように、活動するのは
     --普通の少年で居る事は--意外と難しい。

     父様の忠告も聞かずに、今ここに居る、
     --でも、後には引けない--
     これは自分で決めた事だから、やり抜く。
     当面の問題は             』

    几帳面なダニエルは、いくつものノートを持っていた。
    鍵付きの日記を開いて、1日の終わりに書き記す。
    ほとんど自分の考えを羅列しているものに過ぎなかった、が。
    そんな習慣を続けていた。

    ダニエルは手を止め、窓の外に視線を泳がせた。
    ふと思い出されることがあった。
    「あの子、どうしているかなぁ?」
    2年程通ったレークノースウッドの城。
    「また近いうちに、来るね。」--最後になった言葉--
    そして、バイバイと手を振った。
    --数週間と待たずに出向く予定をしていた--
    もう…会えないかも……しれないなぁ。
    ………そう思うと、何だか寂しいや…

    日記は開かれたままになっていたが、構わず、
    ダニエルは、机に顔を伏せた。


    **
    パドンは、1階の片づけを終えて、階段を上り始めた。
    あと、部屋に戻って報告書を書き上げれば、1日の仕事は終わる。
    この時間になると、2階の廊下には月明かりが射すか射さないかで、
    辺りの明るさは違ってくる。
    最後のステップを踏み、視線を上げた。
    思いのほか明るく感じられたのは、
    奥の部屋から灯りがもれているためだった。

    パドンは、主人の様子を見るため、ノックをして声を掛けた。
    「ダニエル様、よろしいですか?」
    しばらく待つが、応えはない。
    「失礼します。」と言って、室内に入った。

    ライティングビューローに、主人の姿を見出す。
    点された明かりは、揺らめきながら炎をたたえていた。
    積み上げられたノートは、今にも崩れ落ちそうだった。
    そのノートを重ねなおして、火から遠ざけ、
    開かれたままのノートとペンもその横に置いた。

    「ダニエル様。ベッドにお休みになってください。」
    ダニエルは、薄く目を開けた。
    「パドン…か……」と言って、目を閉じかけた。
    「ん?パドン!!ここで、何をしているの?」
    ダニエルは、訝しげにパドンを見た。
    「廊下から灯りが見えましたので、お声掛けを致しました。
    時刻も遅いですから、火の始末も気になりますし、入室しました。」
    「そう…そんな時間?」
    ダニエルは時刻を確かめ、ばつ悪そうにベッドに入り、言葉を続けた。
    「パドン、もう休む所だったんだろう。悪かったね。」
    パドンは、首を横に振った。
    「いいえ。お気遣い有難うございます。」
    パドンは、ダニエルのケットをきっちりと掛けなおし、火を消した。

    その様子を見ていたダニエルは、戸口が開いて、
    パドンが礼をして出て行こうとするのへ、声を掛けた。
    「おやすみ。良い夢を。」
    「おやすみなさいませ、ダニエル様。」

    *
    パドンの靴音が遠ざかっていく。
    ダニエルは、日記を書いていたのを思い出したが、
    ベッドからは出ずに、天井を見ていた…

    --------------
    <ツブや記>
    //N//の流れにあるキャラクターのダニエル君です。
    物語設定では、ゴードン家の次男。現在7歳。
    幼少時より本好きであり、好奇心旺盛。
    なので、結構物知り(かもしれません…?


    >>
    注)RCPS …ロックシティ地区パブリックスクールの通称
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      | 2010.03.01 Monday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |