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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 167
    23:34
    // 心の支度 kokoro no sitaku //

    「パパ、おやすみ。」
    「おやすみなさい。」
    そう言って、パドンは
    ベッドに横になっている僕にケットを掛け、部屋を出て行った。
    パタン、コツコツと足音が遠ざかる。

    *
    少し時間を遡る――
    夕食のテーブルセッティングをした僕は、
    パドンの料理が出来上がるのを待っていた。

    家のチェックもだいたい終わり、
    大袈裟な掃除からもそろそろ開放されそうで。
    メモ帳の早急にしなければならない項目がなくなってきた。
    後は、日々のメンテナンスを怠らないように考えないと。

    「ダニエル様、出来ましたよ。」
    パドンは、ソファに居る僕に声を掛けた。
    「うん、すぐ行く。」
    作業中の物をテーブルの上にまとめて置いて、ダイニングに座る。

    「いただきます。」
    「では、私も。いただきます。」
    スプーンを取り、スープを口に運ぶ。
    「パドン、室内の点検は、ほぼ終わったね。」
    「そうですね。ダニエル様のご協力の賜物です。」
    「二人でやったほうが、早いし、堅実だ。
    修理箇所は、早々に手配してくれよ。
    じゃないと、父様は出し渋るかもしれないからね。」
    ナイフとフォークでステーキを切り、ソースを添える。
    「またその様な事をおっしゃって。」
    「分かってるって。僕がきっちりしておきたいだけだから。」


    「明日から、学校ですね。」
    「パパも来るの?」
    「どうしても、と言われるのでしたらお供しますが。」
    パドンは、意地悪に言った。
    「…職務怠慢。案内を見ただろう?」
    「はい。ちゃんとご覧になっていたんですね。安心しました。」
    「最近、おかしくない?」
    「そんなことは、ありません。目を見てくだされば判ります。
    明日着ていく物と、持ち物のチェック後でしましょうね。」
    「うん、頼むよ。」
    紅茶の最後の一口を飲んだ。

    **
    目を閉じていた。
    ガタンと、窓が音を立てた。
    それから、またガタガタと窓が鳴る。
    その音が気になって、なかなか寝入る事が出来ない。

    目を開けると、窓の外では樹々の葉が大きく揺れていた。
    かなり強い風が吹いているらしい。

    *

    「僕に、気安く障らないで。」
    ダニエルは、手を払いのけた。
    「さっきから、呼んでいるのに。聴こえないの?」
    その男の子は、言った。
    「僕を呼ぶ……」


    「ダニエル様、起きてください。」
    ベッドの横で、パドンが声を出していた。
    ボーっとしながら、目を開く。
    「あ。おはよう、パパ。」
    「朝食の用意できました。お着替えをお手伝いします。」
    そう言いながらパドンは、僕のケットをはがした。
    「いいよ。服は自分で着替えられるから。」
    僕は、ベッドから立ち上がった。
    「着替えが終わったら、降りてきてくださいね。」

    パジャマを脱ぎ、昨夜用意していた普段着に着替えながら、
    現実味のある夢を見たものだと思っていた。
    気をつけないといけない。
    間違っても、出さないようにしなくては。
    そう自分に言い聞かせた。

    *
    「ダニエル様。よそいきがありましたでしょう。」
    僕の姿を見るなり、パドンの表情が曇った。
    「パドン。できる限り目立ちたくないんだ。
    僕は部屋の窓から見ていたよ、家の前を通る人達を。
    夜の酒場に行く人達以外は、誰も着飾っては居なかった。」
    「そうかもしれませんが、旦那様に…」
    僕の想いに従わないパドンに、ついかっとなった。
    「僕の命令が聞けないの。」
    「いえ、そんな事は。」

    僕はさっきまで考えていた事を思い出し、ハッとした。
    「いけない。――パパ、僕らは普段着でいいじゃない。
    だから、そのままの格好で行こうよ。」
    「はい、承知しました。」

    「パパ、冷めない内に食べよう。ね。」
    俯いたパドンの目線に潜り込み、僕は言った。
    彼は一瞬、僕の目を窺った。
    僕は真っ直ぐに、彼の目を見つめた。
    「…ダニエル、席に着いて。」
    「はい、パパ。」

    --------------
    <ツブや記>
    ダニエル坊ちゃま。私は、少々不安です。
    しっかりしているようで居ても、まだ貴方は世間知らずで幼い。
    パドンは、溜息を付いた。
    そういう私も、父親役は荷が重いです…というか、自身がありません。
    そう口にできないし、すべきではない。良く解っています。
    弱音を吐かないで、上手く立ち回れるように努力致します。(苦笑

    *
    あのままゴードン本家に居たら、
    彼はただのダニエル付きではなかったはず?
    だと、思います…ええ、多分(笑)
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      | 2010.02.04 Thursday |   ・// N // | - |

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