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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 166
    23:05
    // 学校へ gakkou he //

    「ダニエル、学校に行こうか。」
    「はい、パパ。」
    やっとパドンも、板についてきたようで、
    照れて顔を赤面させる事もなくなってきた。
    そして、僕も彼の本当の子供の様に接するよう心掛けていた。

    「今日は、天気がいいね。」
    「ほんと、木漏れ日が明るい。」
    普段からこの町はとても薄暗い、
    それは町の大半が樹々ですっぽり覆われている為だ。

    目指す学校は、町外れにある。
    そこは、町の入り口に近く、周りの展望も良い立地で、
    麓の町を見下ろす事ができる。
    学校の周りは、樹々に覆われていたけれど、
    校庭は、燦々と日の光を浴びて、眩しく感じられる。

    *

    校門をくぐって、校舎に入ると、
    清掃中の人に呼び止められ、付いていった。

    他の係りの人に、声を掛けられる。
    こちらへどうぞ、と応接室に通される。
    「お待たせしました。ゴードンさん。」
    「いえ、急な事ですみません。」
    パドンが、答える。
    「大丈夫ですよ。すぐに新年度が始まります。
    丁度良いタイミングではありませんか。」
    「はい。」
    「先日のお申し入れによると、お子様の療養の為越してこられたとか。私の方で、気を付ける事はありますか?」
    「いえ、環境の良い所で過ごすのが一番だと、主治医の診断で。
    こちらに家も有りましたので、越してきました。」
    幾つかやり取りをして、パドンは封書を手渡された。
    「これは、新入学の方への案内です。目を通しておいてください。
    また、何かございましたら、お伝えください。」

    「ダニエル君、登校日に待ってます。」
    「はい、さようなら。」

    *
    「それ見せて。」
    パドンから受け取り、学校の封筒を開けた。
    「持ち物…、パパ、準備しておくものがあるみたいだ。」
    その箇所を、指差す。
    「では、新しい物を揃えましょう。」
    「あるもので構わないんじゃない?」
    「周りに合わせた方が、いいでしょう。」
    そんなものなのかな、と思った。
    「そう?じゃ、パパ買ってきて。」
    「一緒に行きましょう。その方が良いと思います。」

    **
    誰も居ない校庭を見ながら、校門の前で待った。

    「お待たせしました。」
    声を掛けられ、振り返る。
    「パパ、分かった?」
    「どうやら、ミューズレイに降りる辺りに店があるらしいです。」
    「え?店なんて、あったけ?」
    「看板は無いそうです。限られた時間だけ開いていて、
    その時間に行くとすぐ分かるということらしいです。
    行きましょうか。」
    大雑把な感じは否めないが、行くしかない。

    学校のすぐ側を通っている車道沿いに、歩いていく。

    *
    道路の三叉路を曲がらないで、道沿いに行くと、
    家の前にテーブルが置かれていて、女の人が道に向いて座っていた。

    「あの…」
    パドンが尋ねようとした時、
    「学習セットかい?」
    その女のお人は、すぐ口を開いた。
    「何で分かるんですか?」
    「この時期に親子連れと言ったら、これに決まってるの。」
    「そういうものですか。」
    「そうだよ。--ところで、あんた達見かけない顔だね。」
    「越してきたばかりなんですよ。」
    「そう。これからもご贔屓に。うちは物件も扱ってるから宜しくね。」
    そして、抜け目無く女の人は宣伝もした。
    「はあ。えーと、学習セットを1つください。」
    「はいよ。中身合ってるか確かめて帰っておくれよ。
    明日から、休むから。」
    「定休日ですか?」
    「休みたい時は、休む主義なのよ。ごめんなさいね。」

    家の奥から出てきた男の人が、女の人に声を掛け、
    「女将、行って来るから。留守は頼んだよ。
    --お客さんか--あれ、お前達?」
    僕達に気づいた。
    「親父さん?」
    パドンは相手の顔を見た。
    女の人は、男の人に言った。
    「なんだい、知り合いかい?」
    「まあな。」
    「そうかい。お客さん、もし店が開いて無い時は、この親父が何とかしてくれるから--ね、あんた。」
    「おうよ…って、何だ?」
    「あんたは頼りになるって話。」
    「まあな。--坊主、今度学校か。沢山遊べよ。」
    「それを言うなら、勉強しろよ。じゃないの?」
    「賢い顔をしてるから、放っておいても大丈夫、する。
    どっちかっていうと、遊び足りなそうに見える。
    友達沢山作れ、その方が楽しいからな。」
    「うん!」
    「もう、あんたって無責任なんだから。」
    「ありがとうございました。」
    代金を払い、セット内容を確認し、店を出た。

    *
    「途中まで送るよ、パッド。」
    僕達は、親父の車に乗った。

    「あそこは、親父さんの家ですか?」
    パドンが、口を開く。
    「まあ、そんなとこだ。いつでも来てくれて良いよ。」
    「さっぱりした方ですね、奥さん。」
    「アイツは、いつもあんな感じさ。--少しは慣れたか?」
    照れ隠しに、親父は話題を変えた。
    「ええ、近場の事は少しわかるようになりましたから。
    親父さんのおかげです。」
    「いや、ちょっとお節介なだけさ。」

    --------------
    <ツブや記>
    縁は異なもの、味なもの(笑)

    >>
    注)パッド…パトリシア・パドンの愛称。
          この地では、ダニエルの要請で
          パトリシア・ゴードン(父代理)と名乗っています。
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      | 2010.01.31 Sunday |   ・// N // | - |

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