↓↓↓ * ただ今応援中!!
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>


遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




qrcode





 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
<< 「漫画」 多重のメモリ | main | // N // 172 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


0
    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 171
    10:55
    // おとぎばなし otogibanasi //

    秋が近づくと、
    レークノースウッドの冬は、駆け足でやってくる。
    真昼と夜の気温差が激しいこともあって、
    春に花を咲かせた樹々の葉は、
    緑から黄や赤へお色直しをして、人々の目を楽しませる。

    アルバートおじいちゃんは、一足先に部屋を出た。
    そのあとから、
    孫の面倒を見ていたアイリーンおばあちゃんも庭に出た。

    アイリーンに手をひかれた可愛い赤ちゃんは、
    今日も微妙に違う色合いの葉っぱに興味を持ち、
    その葉っぱを拾い集めては、アイリーンおばあちゃんに持っていく。
    「マママ。はっぱ。」
    「ありがとう。これは、何色かしら?」
    「あかいろ。きいろ。…て。」
    アルベルトは、葉っぱを手渡して、
    小さな手でアイリーンの手を触った。
    「はいはい。手を繋ぎましょうね。」
    孫の仕草を見つめながら、アイリーンは優しく微笑んだ。


    「つめた。」
    アルベルトの頬に何かが触った。
    ほぼ同時にアイリーンもその冷たさを感じ、空を見あげた。
    白い小さなものが落ちてくる。
    「雪だわね。」
    空を見上げながら、アルベルトは大きく目を見開いた。
    「ゆ…き?」

    *
    12月に入ると、レークノースウッドには、
    それまでよりも沢山白い妖精が地上に舞い降りる。

    アルベルトは、今夜もベッドで
    ジョセフィーヌままのお話を聞いています。
    でも、毎日お話を最後まで聞いたことがありません。
    なぜって?
    それは、いつも途中で寝てしまうからです。
    アルベルトの寝顔を、ハインリヒぱぱと一緒に
    覗き込みながら、ジョセフィーヌは、
    大きなケットですっぽりと包み込むように掛け直して
    子供部屋の戸を、そっと閉めた。

    **
    『レークノースウッドの森にひとりの女の子が住んでいました。
    女の子は、色白で、目は森の奥よりも深い緑色、
    唇は薔薇花のように真っ赤でした。髪の色は真っ黒で、
    その髪を編んで2つの長い尻尾を持っていました。…

    そこへ、道に迷った少年がやってきました。
    「ねえ、きみ?」
    女の子は、キョロキョロとあたりを見回しました。
    「きみ、ぼくはこっちだよ。」
    少年は、女の子の前に進み出ました。
    「あなたは、だれ?」
    「ぼくは、ウィン。きみは?」
    「わたしは、スノー。」

    お日様は、真上から二人を温かく見守っていました。
    どちらからだったでしょう、地上に貼りついた影を踏みました。
    「きみのかげ、つかまえた。」
    と、ウィンがスノーに言ったとき。
    「じゃあ、わたしをつかまえて。」
    と言って、スノーは森の奥に向かって走り出しました。

    「ウィン、こっちよ。」
    ときどき後ろを振り向きながら、女の子は言いました。
    ウィンは、スノーを追っかけます。
    追っかけますが、なかなかスノーに追いつけません。
    それどころか、だんだん離れていきます。

    ハァハァ…
    追いかけどうしのウィンの息が切れてきました。
    そして、足を止めました。
    見上げると空は、茜色に染まりつつありました。
    ウィンは、スノーの逃げていたほうに視線を戻しました。
    けれど、女の子の姿は見えません。
    「スノー…スノー、どこ?」
    ウィンは、心細い声をあげました。

    おしまい。』

    *
    「ねえ、ママ。それから、スノーとウィンはどうなったの?」
    小さなアルベルト坊やが、ジョセフィーヌに聞きました。
    「さあ。どうなったと思う?」
    アルベルトは、少し首をかしげてから、言った。
    「ぼくは…。ちゃんとふたりが会えるといいと思う。」
    「そう、それがアルの希望ね。」
    「だって、ひとりはさびいしいよ。」
    「そうね。」
    そう言って、ジョセフィーヌは息子を抱きしめました。
    アルベルトは、穏やかなママの胸の音を聴きました。

    「さあ、おやすみなさい。」
    ママにおやすみを言って、アルベルトは目を閉じました。

    --------------
    <ツブや記>
    クリスマスプレゼント代わりに、創ってみました。(笑)
    *
    ハインツのパパ&ママの存在、どうなってるの?
    というわけで、
    設定していた名前を昔のノートから発掘(笑)

    >> 追記
     予告通り、突然始めさせていただきます<(_ _)>
     Nのナンバーリングは、書き留めた順です。
     季節的には、こっちがやりたくなっちゃたので
     よろしゅうお頼の申します。
     今シーズンは、これをあわせて数回続きます。
    0
      | 2009.12.18 Friday |   ・// N // | - |

      スポンサーサイト

      0
        | 2020.02.06 Thursday | - | - |