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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 162
    20:42
    // 時間を持て余す姫2 jikan wo moteamasu hime 2 //

    カフェを後にして、来た道を逆に辿る。
    冷たい風が、吹き抜ける。
    「姫。これから戸外は、かなり寒くなりそうですね。
    いつもの場所でお待ちになることは、控えられた方が良いかと…」
    「でも……」
    「そんな顔なさらないでください。」
    フランは、足を止めてしまった。
    ダニエルは、思いを巡らした。

    「では、暖かい午後だけにしましょう。少し厚着をして、
    ひざ掛けを持って、そうすれば冷えも少しはしのげましょう。
    けれど本格的な寒がやってきたら、室内でゆっくりされてください。
    ――貴女が体調を崩されては、話になりません。――
    そういうお約束をしていただけるなら、これまで通り。」
    フランは渋々、ダニエルの提案を受け入れた。

    *
    「寮まで送ります。」
    ダニエルは、フランの歩調に合わせてゆっくり歩いた。

    校門をくぐり、女子寮の入り口にやってきた。
    「じゃ、姫。私は、今日はこれで、失礼します。」
    「ダニエル様。送ってくださってありがとう。また、明日。」
    互いに手を軽く振って別れた。

    寮に戻ろうとしたフランは、振り返った。
    ダニエルは、校門を出ようとしていた。
    彼は寮生ではないと、うすうす感じていたけれど、
    近くから通っているらしい、と改めて確認する瞬間でもある。
    ダニエル様、あなたは何処に帰って行かれるのかしら?

    **
    よそいきの靴を手に持って、寮の階段を上がる。
    踊り場を幾つか曲がった、最上階の一室に入る。
    ガチャ。
    という音にクリスは、振り向いた。
    「お帰りなさい。フランソワーズ。」
    「ただいま。クリスティーヌ。」
    フランは、手荷物を置いて、上着を脱いだ。

    「ダニエル様と一緒だったの?」
    フランは、クリスの方に向いた。
    「見てたの?」
    「この窓辺から、外はよく見えるもの。
    いつもの場所にもここにも居ないから心配していたの。」
    「ごめんなさい。心配かけちゃって。校外で、お茶を頂いていたの。
    初めてカフェに入ったの。紅茶の香りが良くて美味しかったわ。」
    「そう、良かったわね。」

    「レッスンは、どうだった?」
    「基本の事が、なかなか上手くいかないけど。
    このレッスンを始めた頃よりは、指が動くようになったかな。」
    「そう。また機会があれば聞かせてね。」
    「あなたは、どうなの?」
    「私も同じよ。プロフェッショナルを目指してるわけでもないんだから、気楽にいきましょう。」
    「そうね。」

    **
    就寝までの時間。
    部屋着に着替えた二人は、互いにベッドの上に寛いでいた。
    女二人、何年も同じ部屋で過ごしているせいか、
    何も話さないでいる時間も、よくあった。
    この頃の夜は、それぞれに想いに耽ってることもあって、
    隣の部屋の物音の方がより聴こえたりする。


    今夜は、フランが言葉を発した。

    「ねぇ、クリスティーヌ。」
    「何?」
    「指輪は、しないの?」
    フランは、クリスの手元を見た。
    「婚約の?」
    「そうそれ。」
    「婚約指輪は、今、サウスシュテディにあるわ。
    失くしたら大変だからって、母に預けてるの。」
    「そうなの…でも、家族で会う時にはつけるんでしょう?」
    「勿論。じゃないと、ニコルの顔潰す事になるわ。
    ……それでなのね、ニコルの目線。今度会ったら、伝えておくわ。」
    「そうね、その方がいいわね。兄様も気にする方だから。…
    また、見せてね。興味あるんだ。」

    *
    靴、洋服、ドレス、ヘアースタイル、化粧、アクセサリー、バック。
    女の子なら、どれか一つ欠けても、寂しいわね?
    そんな事考えながら、
    フランは、先日の婚約式参加者のいでたちを思い起こしていた。

    いつの間にか、クリスの手に指輪が、ライトの下で輝いていた。
    お兄様の服飾りは、ボリュームがあったにもかかわらず、
    あえて目立たないよう光を抑えていた。
    あの様な事が自分にもあるとしたら、どんなものになるのだろうか?
    などと、真剣に考え始めている自分がおかしかった。
    時間か有り余っている?…というのも考えものだわ。

    --------------
    <ツブや記>
    しばらくダニエル中心に話を進めます。
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      | 2009.12.12 Saturday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |