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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 159
    21:36
    // 疑惑と信頼 giwaku to sinrai //

    サウスシュテディにあるアドリビのオフィスは、
    新規事業の持ち込みもなく、
    日々坦々と、管理業務を続けていた。

    *
    「ゴードン…」
    ハインツは、常務室の扉を開けたが、電話中に気づき、すぐ閉めた。
    ゴードンは、まずいと思った。

    「社長、先程はすみませんでした。御用ですか?」
    ハインツは、手を止めゴードンの顔を見た。
    「長い保留の電話。君だったんだな。
    私も気をつけるが、他の社員に示しがつかないから、
    営業時間中、家事は社にあまり持ち込まないよう。用件は、手短にな。
    皆が優秀だからといって、管理者が席を外すと困るだろう。
    私が居る時は、そのように声を掛けてくれ。」
    「はい、すみませんでした。」
    ハインツに見透かされ、ゴードンは非を認めた。

    *
    そして、ランチに誘われ、近場のレストランに入った。
    ゴードンは、入り口付近で店内を見回した。
    「こっちだ、ジュリアス。」
    「お待たせ、ハインツ。」
    ハインツの向かいに、腰を下ろした。

    「オーダーは、済ましてるから。」
    そのレストランは、ランチタイムには、メニュー統一されていた。
    日替わりのメニューを、短い休憩時間に手頃な価格で
    食べる事が出来るので、評判も良い。
    「ありがとう。君からの誘いは久し振りだな。」
    「君、何か困った事があったんじゃないか。」
    「相変わらず鋭いな。でも君に伝える程の用件でも無いが、
    息子がしばらく学校休むと言ってきた。」
    「どういうことだい?」
    「わからない。何考えてるんだか。」
    「難しい年頃か。聡明な彼の事だ、何か思惑があるんだろう。
    どんな事を起こしてくれるのか、楽しみだと思わないか。」
    「楽しくはない。これでも親だからな。」

    **
    さて、どうしようか?
    目を覚ましたダニエルは、ベッドに横になったまま考えを巡らした。

    バタン、階下からの物音で、素早く身を起こした。
    コツコツ、と階段を上ってくる音が近づいてきた。
    その足音は、部屋の前で一旦立ち止まり、また離れていった。
    ダニエルは、出来るだけ音を立てないように、そっと戸を開いた。
    靴音のした辺りを見回すと、
    手前の部屋にユラリと影が吸い込まれていった。

    腹を決めて、部屋の戸を開け放った。
    「坊ちゃま!?」
    その男は、ダニエルを見た。
    「そこで、何をしている。」
    「このメモは…」
    「ああ。私のだから、当然頂いたよ。」
    男は、項垂れた。

    「顔を上げろ。誰の指示か答えろ。」
    「………」
    「それが、返事か。まあいい。お前の主人は、誰だ。」
    「ダニエル様。貴方です。」
    「誰が、ここに参れと言ったのだ。」
    「お館様が――ダニエル様を迎えにいけと。――
    貴方様が、勉学に励まれる間は、お館様預かりの身の上です。
    お察しください。」
    ダニエルは、男の目をジッと見据えた。嘘をついてる目ではなかった。
    「そうか。すまなかったな。
    しばらく、ここに滞在する。面倒を見てくれ。パトリシア・パドン。
    ここでは、お前の役割だろう。パパ。」

    *
    「アルベルト様とは、もうお会いになりましたか。」
    「お前は、馬鹿だなあ。言葉を交わしたから、ここに来たんだ。
    会わないわけがない。」
    「しかし、レークノースウッドではお会いになりませんでした。」
    「怒っていたからね、僕は。その原因を作ったのが、お前だとは。」
    「申し訳ございません。」

    「そのおかげで、こうして息抜きも大っぴらにできるんだけどもね。
    屋敷は、どうだ。慣れたか?」
    「ええ、もともとお仕えしていた場所ですから。
    こちらで、緊張感のないことをしていましたから、
    少々息苦しいですが…」
    「正直だね、君は。他の者の前では、言わない方が良いよ。
    僕の療養の為だったかな?ここに来たの。」
    「そうだったでしょうか?
    ダニエル様が、ミケールに行かないとダダをこねられたからで…」
    「君は、口が軽いな。僕が望まない事は、しないでくれよ。」
    「ダニエル様の前だから、話すのです。
    貴方は、二面性をお持ちだ。お気をつけてくださらないと。
    パパとしては、心配ですからね。」
    「年上だからって、偉そうな口を利くな。」

    「ここでのルールは、基本は
    主従関係を離れて良い事になっていたでしょう。
    独り身の私が、いきなり子持ちという設定でしたからね。
    いろいろありましたけれど、
    寝食を共にして、貴方の事を実の子供のように感じますよ。」
    「ああ。お前が本当の父だったら、良か…」
    それ以上は言わせまい、とパパは思った。
    「ダニエル様。私は、少し休みます。」

    *
    何が、休みますだ。
    パパの外出していく姿が見えた。
    ダニエルは、自室から窓の外を眺めていた。


    「ダニエル坊ちゃま、ご機嫌ですね。」
    「パパ、今日はお城に行く日だよ。
    あの子が、待ってるし、早く会いたい。」
    「それでは、用意を急がなくては、なりませんね。」
    「僕が選んだ例のヤツも、入れておいてね。」
    「はいはい。分かりました。
    その前に、身嗜みを整えてくださいね。」
    「パパは、うるさいなあ。」
    「坊ちゃまが、紳士でなければ、私も困ります。旦那様に叱られます。
    坊ちゃまに仕える私が、恥ずかしい下僕でもいいのですか?」
    ダニエルは、小首を傾げ、言った。
    「それは、ダメ。パパの上に居る僕が、恥ずかしいから。」


    昔も今も、パパは変わらない。
    僕も、お前に対しての気持ちは変わらない。
    それだけだ。

    --------------
    <ツブや記>
    「 口先だけ良い事言ったって、信じるものか!
      俺は、たとえ言葉遣いが悪くっても、
      ここ(ハート)が、綺麗なヤツしか、信じねぇ! 」

    そんな、ありきたりな、台詞を言ってみる(笑)
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      | 2009.12.07 Monday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |