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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 155
    21:22
    // 疑惑1 giwaku 1 //

    疑惑が浮かんだから…
    と、ダニエルは言った。

    **
    ダニエルは、下宿に居た。

    今頃、姫はベンチだろうか?
    などど思いながら、窓の外に目をやった。

    風に揺れて、樹々がさわさわと音を立てている。

    机に向かう。
    開いていたテキストを閉じる。
    手紙を出してみるか、それとも…

    *
    「ダニエル様。今、よろしいですか?」
    ドアがノックされ、メイドがドアを遠慮がちに開ける。
    ダニエルは、笑みを浮かべる。
    「はい。何か?」
    メイドが、書簡を手渡す。
    「今朝、届いていました。」
    「ありがとうございます。」
    メイドは、用事を済ませると、すぐ下がった。

    縁取りのある書簡の差出人は、シュクール家からのものだった。
    何でこんなところまで、送りつけてくるんだろう。
    ダニエルは、あまりいい気がしなかったが、仕方ない。
    寮の空きがないうえ、知り合いもない土地で、
    身を寄せるところがなかったからだ。
    どこをどう手を回せば、教授の家に住み込む事が出来るんだ?
    権力だけで、簡単に受け入れられる訳がない。
    父親が、援助を断ったにも関わらず、
    気持ちよく紹介してくれた、というのが現実である。


    中には、あくまでも儀礼的なカードが入っていて、

    『 ダニエル・ゴードン様。

      先日は、婚約式にお越しくださり、有難うございました。
      おかげさまで、滞りなく、式を終えることが出来ました。
      また、共にお祝いいただき、私共は感謝しております。
      後日、記念の品を贈らせていただきます。
      まずは、お礼まで。           吉日。

            トーマス・リッチモンド
            セフィレーナ・リッチモンド
            クリスティーヌ・リッチモンド
            アルベルト・ニコライ・シュクール
            ジョセフィーヌ・マリアン・シュクール
            ハインリヒ・ヨハネス・シュクール     』

    そして、実質的なハインツからの手紙も同封されていた。

    ふ〜ん、お心遣いは感謝しますが…
    ダニエルは、それらを机上の引出に仕舞った。

    *
    リビングに顔を出すと、スエンセンが寛いでいた。
    「おはよう。インターグレには行かないのかい?」
    「そんな気分になれませんから、自習していました。
    教授は、よろしいのですか?」
    「忘れ物を取りに来たんだが。そろそろランチだろう。
    食べていこうかと、思っていたところだよ。
    マリア、外でバスケットを広げようか。さあ、君もおいで。」

    スエンセンからバスケットを手渡されて、
    ダニエルは断るタイミングを失った。
    マリアが用意したティーセットを、スエンセンが運ぶ。
    すぐに外のテーブルを、マリアは整えた。

    「こんな良い天気の日は、家の中ばかりじゃもったいない
    と思わないかい。外の風に吹かれていると、ほら、
    ちょっとした、ピクニック気分だろう。」

    偉そうな態度も取らない、気取らないスエンセンの姿。
    それに従う、メイドのマリア。
    彼らは気遣いが上手すぎる――それに、お人好しだ。

    「そうですね。たまには良いですね。」

    **
    ダイヤルを回した。
    受話器の向こうから、呼び出し音が聴こえる。
    「はい、ゴードンでございます。」
    「母上。ダニエルです。父上を、お願いします。」

    「随分急いでいるようだな。どうした?」
    「父上、しばらくミケールを離れます。これから…(プーー)」
    公衆電話のコインが足らなかったみたいだ。
    最低限は伝えたから、いいとしよう。

    財布を懐に仕舞い、
    ダニエルは、プラットホームから汽車に飛び乗った。

    --------------
    <ツブや記>
    ダニエルの場合。
    アルと共に居た数年間のウエイトがかなり高かったようだ。
    会わなかった1年余りの間に、彼を変える事件があったのか?
    そこんとこは、今のところ見通し悪いですけれど(汗;
    も少し、動いてもらうつもりでいます。(笑)
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      | 2009.11.30 Monday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |