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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 154
    21:28
    // ベンチ・ウォーマー benti wo atatameru hito //

    同じ場所で、ただ待つのは
    もう止めた方が良いのかもしれない。
    折角の一人の時間を無駄に過ごしているようなものだから…

    *
    「フランソワーズ。」
    と呼ばれて、フランは顔を上げた。
    「何だ、ゴードンなの。」
    あからさまにフランは、落胆した。
    「……ショックです。姫君。」
    ゴードンの表情が曇る。
    「あ、ごめんなさい。」
    フランは、ゴードンの前に居ると
    素が出てしまうらしい自分に気づいた。
    「そんなつもりではなくて。考え事していたものだから。」
    「それなら、仕方ないですね。」
    ゴードンは、苦笑した。

    「待ち人ですか?」
    ゴードンの問いに、フランは黙り込む。
    「風が出てきそうですから、何か羽織った方がよろしいですよ。」
    そう言って、フランの肩にショールを掛けた。
    「ありがとう。でも、あなたのでしょう?」
    「姫のお役に立つなら、幸いです。
    私は、上着を着てますから、ご心配なく。」

    「どうして、親切にしてくれるの?」
    「さあ、どうしてかな?…気になるんですよ。貴女が……だから。」
    最後の方の言葉が、とても小さくてフランには聞き取れなかった。
    それきり、ゴードンは口を開かなかった。

    **
    「今日も、来られませんか?」
    ゴードンは、ベンチに居るフランの前に立った。
    「えっ?」
    「私なら、待たせないのに。」
    と言って、フランの隣に落ち着いた。

    「小さい時の私って、どんな女の子でした?」
    ふいに発せられたフランの問いに、
    ゴードンは空を見上げたまま、答えた。
    「子供の頃の僕が覚えているのは、お転婆な女の子でしたよ。
    たまたま僕がピアノの練習をしていると、
    バンバンとキーを叩き、邪魔をしたり、
    僕が、庭に出ると、追っかけてきたり、
    おしまいには、髪を良く引っ張られて、泣かされました。」
    「あら、ごめんなさい。恥ずかしいわ。」
    「でもね。僕はフランちゃんの事、可愛いと思ってましたよ。
    僕は末っ子で、女の子の兄弟が居ませんでしたからね。」
    フランは、キョトンとして、顔を赤らめた。

    **
    「ごめんなさい。ゴードン、お名前を教えて。」
    フランが口火を切る。
    「もうギブアップですか。私は、まだ待てますよ。
    ここまでお待たせしたんだから。
    何処かからヒントが飛び込んできますよ。」
    ゴードンは、穏やかに言った。
    「姫の待ち人が、教えてくれるかも?」
    待ってる人の名を教えていないのに、とフランは思った。
    「えっ?どういう事ですか?」
    「内緒です。姫。」

    ゴードンは、少し考えて口を開いた。
    「でも、人待ちもお疲れでしょう?
    これから秋が深まります。体を冷やされてはいけません。
    どうしましょうか。」
    「ゴードンって、優しいのに、冷静なのね。」
    「私の評価、ありがとうございます、姫君。
    本当は、伝えたくてしょうがないんですけども、
    それじゃ、自分としては面白みに欠けるから。
    申し訳有りません、フランソワーズ様。」

    **
    講義が終わったアルは、一旦寮に戻る為、
    学内の並木沿いに、歩き始めた。

    やるべき事を無駄なく無理なくこなすのは、
    以外なアクシデントもあって、
    時々コースを変更させられるけれど、
    結構充実している。

    あとは、家族を大切にしなさい
    という父の言葉を、いかに守れるか
    というよりは、むしろ
    守りたい、と心から思うようになった。
    婚約式が済んで、尚更に…。

    *
    「あれ?フラン、ここに居たの。」
    アルは、いつものベンチに腰掛けている妹を見つけた。

    「お兄様、講義は?」
    「終わったよ。今から少し、空き時間。」
    笑顔で、フランに答える。
    隣を見て、アルは驚いた。
    「君!…ダニエル?」
    フランは、ふたりの顔を見比べた。
    「やあ、ニコル。お久し振り。」
    「君、いつから?」
    「今期からだよ。」

    「懐かしいなぁ。」
    「君は、冷たいけどね。」
    アルの顔から、笑顔が消えた。
    「どうして…」
    「君から手紙が来るのを楽しみにしていたんだよ。
    僕からは、沢山送った。けど、君の返事はいつ来るの?」
    「僕だって送ったよ。どうして、君に届いていないんだろう?」

    *
    気まずい雰囲気が、辺りに漂う。
    フランは思い切って、二人の間に割り込んだ。

    「お兄様。ダニエル様とは、どちらで?」
    「ロックシティだよ。手紙に書かなかった?」
    「この方が?聞いていた話とは、別人みたいです。」
    フランは、首を傾げた。
    「しばらく会ってないといっても。1年程だけど。
    違うかなあ?」
    アルには、違いが思い当たらなかった。

    「疑惑が浮かんだから、これで失礼するよ。
    またね、フランソワーズ。
    ニコル、疑惑が晴れるまで会わないから、じゃあ。」
    ダニエルは、さっさとその場を立ち去った。

    --------------
    <ツブや記>
    そうして、ダニエル・ゴードンは、行動に移した。
    つう感じで(笑)
    引っ張って、すみませんでした。n(_ _;)n

    4章書いてる時から、考えてたところだったので
    形に出来て、嬉しかったり。(笑)
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      | 2009.11.28 Saturday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |