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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 151
    20:26
    // 秋の気配 aki no kehai //

    8月の終わりのレークノースウッドは、
    森の緑色の分布が変化する。
    朝夕の温度差で、樹々の葉が色づき始める。

    時折、北東から強い季節風が吹いて、肌寒い。

    **
    フランは、悩んでいた。
    ミケールに行くべきか、城に残るべきか。

    特に勉学が好きなわけでもないし、
    かといって、刺激の無い日々も、退屈が増すばかり。

    自分の将来は、選べない。
    王政の間、娘達は親の決めた許婚と将来を過ごす決まりがあった。
    市民がやっと自由を大っぴらに叫べる時代になったとはいえ、
    シュクールという名を持つ限り、その自由も持てそうにない。
    先日の婚約式を見て、尚更そう思うのだ。

    *
    「姫様、どうされました?

    ハミルトンが、テキストを閉じて、フランに言った。
    「えーと…」
    フランは、問題の答えを探そうとした。
    「予習は、これくらいにしておきましょう。」
    「まだ時間はあるわよ、ハミルトン。」
    ハミルトンは、首を振った。
    「姫様のお時間は、お心のままに使われると良いでしょう。
    私は控えておりますので、またお呼びください。」

    **
    部屋着に着替えぬまま、ベッドの上に転がってみた。
    母が見たら卒倒するだろう、はしたないって言うだろう。
    レディとしてのマナー、シュクール家の規則…云々。

    でも、毎日決まり事の中で行動するのは、心身ともに疲れる。
    市民の言葉で表現するならば、
    ――やってられない!――状態なのだ。

    眼を閉じて、起きだしたら、これは夢で
    ――って事にならないかな?

    試しに、胸の上で両手を重ね、静かに眼を閉じてみた。
    あたりは静かで、物音ひとつしない。
    やっぱり、何も起こりそうにない。

    ああ、静かだわ…

    *
    ……トントントン。
    微かに、音が聴こえてくる。
    トントントン、ノックの音がする。
    ふと、フランは眼を開けた。
    いつもの天井…

    「…ラン。フラン、居ないの?」
    あ!
    「フラン、開けるよ。」
    アルの声に、自分の状態を確かめた。
    「待って、お兄様。開けないで。」
    フランは、体を起こし、姿見で体裁を整えて、
    ドアを少し開いた。
    「何かしら?」
    「明日の事を確認しようと思って。リビングで話そうか?」
    嫌な顔をしたフランを見て、アルは場所替えを提案した。
    「私、一緒に行かないから。いい。」
    「どうして?」
    「明日は行かないから。」
    「…そう。訳を聞かせて欲しいな。」

    **
    「母様、フランがおかしいです。」
    「そうなのよねぇ。」
    アルの言葉に、ジョーは同意した。
    「…でも、心配はいらないわ。私がついていますから。
    あなたはあなたのすべき事を、第一にね。」
    「はい。」

    *
    「お母様、お兄様、遅くなりました。」
    ダイニングテーブルに着いている二人に、フランは言った。
    「フラン、お掛けなさい。」
    静かに、ジョーが言った。


    「また、新年度講義が始まるわね。
    バランス良い食事と、体調管理して、
    無理しない程度にスッテップを踏んでいくと良いわ。
    予定は、いくらでも変えて良いのよ。」
    「母様は、いつも同じ事をおっしゃる。」
    アルは、苦笑した。
    「アルは、一番実行してくれなさそうだわね。」
    「そうです。いつまでもそれでは…」
    「ん?何、フラン?」
    「…クリスティーヌの心配事を増やさないであげてね。」
    「分かったよ。努力する。」

    「明朝は、ミケールに向かいますので。お先に失礼します。」
    と母に、そして妹にもアルは声を掛けた。
    「フラン、おやすみ。」

    *
    フランは、夜空を見ていた。
    星が煌いて、時間の経過とともに窓の外を流れていった。

    こころの奥の澱みが、しじまに流れ込んでいく。
    かといって、空は月は星はただそこにあるだけの存在。
    誰か、私の問いに答えてくれないかしら…

    --------------
    <ツブや記>
    眠れない夜は、何をしましょう?
    1シープ、2シープ…と数えていっても、ダメなら。
    本を広げるにも、部屋は暗く。
    ボーっと何にも考えないでいられたら、案外早く眠れるのだろうかと、
    考えているだけで、眠れなくなっちゃう(笑)
     >参考
      *シープは、スリープの音に似ているからだそうです(にゃは
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      | 2009.11.24 Tuesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |