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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 138
    20:32
    // 貴女を迎えに来たの anata wo mukae ni kitano //

    ガチャ。パタン。

    細い白と銀の縦のストライプが入ったダークグレイのスーツに
    身を包み、その女はやってきた。
    長い黒髪は、後頭部に器用にピンで結わえられ、黒い
    光沢の有るビーズと無いビーズで作られた飾りが静かに輝いていた。
    ブラウンの瞳は、その印象を幾分和らげていた。

    「エメラルダ・モーリスと申します。」
    柔らかな笑みを浮かべ、エーメは名乗りを上げた。
    「初めまして。クリスティーヌの母の
    セフィレーナ・リッチモンドと申します。
    冬には、娘が大変お世話になりました。」
    エーメの第一印象は、そう悪くなかった。
    「いえ。私もいろいろとクリスに仲良くして頂いたので。
    私も、シュクールさんのお城へ参りますので、よろしければ、
    先日の申し出通り、クリスに旅のお供をして頂けないかと。」
    セレナは、初対面のエーメをまだ観察していた。

    「準備は、させています。お待たせして申し訳ないのですけれど、
    まもなく降りてくると思いますわ。」
    セレナは、ティーカップを傾けているエーメに言った。
    「お庭のお花が盛っていますわね。とても綺麗です。
    あの白いお花、私も好きです。」
    エーメの表情は、より明るくなった。
    「あら、貴女も。私のコレクションですのよ。」

    *
    話を聞いてはいたが、エーメが我が家に来た事が
    まだ信じられない気持ちのクリスがいた。
    「本当に、エメラルダ様?」
    「そうよ。お元気そうね。クリス。」
    エーメは、アルに聞いていたよりクリスは調子良さそうだと安堵した。
    「はい、エメラルダ様とご一緒できると思うと嬉しくって。」
    「私も嬉しいわ。出掛けましょうか?
    その前に、お電話お借りできるかしら。」
    「どうぞ、お使いになって。」

    ダイヤルを回そうとしたところへ、電話のベルが鳴った。
    エーメは、躊躇わずそのまま受話器を上げた。
    「はい。リッチモンドでございます。……うふふ、分かっちゃった?
    ……ジョー、タイミングばっちりよ。これから、クリスを連れ出すところ。後ほど、連絡入れるわ。……セフィレーナさんに代わります。」
    エーメは、セレナと電話を代わった。

    「ジョーのお友達ですって?」
    「そうよ。これで身元保証できましたかしら?」
    「勿論です。彼女の繋がりなら、疑う余地もありませんもの。
    駅までお送りします。」
    「いえ、お心だけ頂きます。車を待たせておりますので。
    クリスの荷物は、これだけかしら?」

    *
    セレナは、クリス達を送り出した。
    室内に戻ると、リビングに、トマスの姿があった。

    「セレナ、クリスは行った様だが…」
    「あの女性、何処かで会った事あるような気がして…」
    トマスは、自分の記憶を辿りだした。
    セレナは、トマスの顔を覗き込んだ。
    「トマス、どうかした?」
    「――!――あ、思い出した。アドリビの会長だよ。」
    「それって!?」
    「挨拶しなくって大丈夫だったかな?」
    セレナに応えず、トマスはブツブツ言った。

    すると、あれだよな?
    トマスは、一瞬脳内を駆け巡った自分の思いを振り払った。

    **
    レオナルドの運転する車が、モーガン駅ターミナルに横付けされて、
    エーメとクリスは、車を降りる。
    レオナルドは、車から荷物を降ろす。
    駅に控えていたポーターが、台車に荷物を載せる。

    ハインツの運転手に礼を良い、エーメ達は構内を歩いた。
    列車が停車するホームに、
    荷をすぐ入れられるようにポーターは控えていた。
    「クリス、少し待っていて。すぐ戻るわ。」

    「エーメ、お待ちしていました。買出しの品。
    貨物に乗せましたので、先にあちらに到着します。
    先方に連絡も入れておきました。」
    「ジュリアス、悪いわね。貴方ばかりに苦労させるわ。
    ジョー達に会って、戻るから、頼むわね。」
    「ハインツが居ないより、貴女がいらっしゃらない方が堪えます。
    お早いご帰還を、お願いします。」
    「行って来るわ。」
    報告を終えたゴードンに、片手を軽く上げて見せ、
    エーメは、装わないクリスの知らない顔を、振り向き様に外した。

    *
    「クリス、お待たせ。コンパートメントに行きましょう。」
    列車は、車両の中に入ると、普段と少し違っていた。
    木目調の内張り、赤い絨毯、シャンデリアなどの装飾が施されていた。
    「クリス、どうしたの?」
    「エメラルダ様。お城の中に居るようです。」
    「そうね、この車両は実用的では無いわね。
    でも、私は歓迎されているって感じるわ。
    ハインツが用意したんでしょうね。
    到着まで、時間があるわ。お茶にでもしない。」

    **
    車両のすぐ後ろは、食堂車が連結されていて、
    幾つかあるテーブルの一つに案内された。

    エーメは、クリスの背中の後方にあるテーブルに
    軽く会釈して、着席した。
    「アフターヌーンティーをお願いできるかしら。」
    オーダーを確認し、係りの者は奥に引っ込んだ。

    「クリス、挨拶してくるわ。待ってて。」
    後方テーブルに、エーメは向かった。

    「お食事中、失礼致します。先生、お久し振りです。」
    声を聴いて、すぐ男は顔を上げた。
    「モーリス君?どうしてここに?」
    「ジョーに会いに行くんですわ。」
    「そう。君達は、仲が良いんだね、今も。」
    「はい。スエンセン教授は、どちらまで?」
    「シュクール君の招きで、ウォーターローゼまで。
    …と言う事は、行き先は君と同じだよ。」
    エーメは、クスッと笑った。

    「そちらの方は、先生の良い人かしら?」
    「あ、家のマリアだ。」
    スエンセンにマリアは紹介されて、顔を赤くしながら会釈した。
    「連れを待たせているもので。また、後ほど。」

    --------------
    <ツブや記>
    エーメが城に居る。
    という設定を過去にしてみた事があった。(ボツだけど;;
    ジョーが好きだから、よく家を空けてお忍びで
    自分の用は、そっちのけで、行っちゃうんだ。
    ――みたいなの、を。(笑)

    でも、よく考えてみたら、(考えなくても!
    エーメってやる事はちゃんとやって、遊ぶ時もこころから楽しむ
    ――そんな感じなんだよね。(笑)
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      | 2009.11.10 Tuesday |   ・// N // | - |

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