↓↓↓ * ただ今応援中!!
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>


遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




qrcode





 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
<< // N // 133 | main | // N // 135 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


0
    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 134
    20:33
    // スタンス tati iti //

    リーンリーン。
    「はい、シュクールでございます。」
    「ジョー?」
    「あら、あなた。私が代行出来ない事があって、困っています。
    明日には、お戻りになるの?」
    「すまない。もう少し時間が必要だ。ところで、ルイスは来たかい?」
    「先程、アルベルトが駅に迎えに下りました。」
    「彼の扱いは、客人のままで頼むよ。スエンセン教授の息掛かりだからね。ハミルトンにも、その様に指導させてくれ。」
    「わかりました。いろいろと準備が整わ無いの。お早いご帰還をお願いします。」
    「厳しいね。」
    「いいえ、寂しいですわ。」
    「私もだよ。」

    **
    練習室、自習室の奥の方の部屋に入った。
    「ルイス先生、こちらへどうぞ。
    当家の指導補助も任されていますので、少しお話を致しましょう。」

    「ハミルトン先生。えーっと、こちらは?」
    「私に与えられている控えの間です。
    呼ばれている時は、殆どこちらに居ります。不在の時は、
    執事のホフマンを通してくださると繋がりますので。」

    「私の場合は、どうするのが良いでしょうか?」
    「アルベルト様の学習計画の調整を致しますので、
    まず、レッスン計画をお知らせ頂きます。
    レッスンの前後は、練習室で待機されても良いですし、
    こちらを使われても構いません。
    ルイス先生は、当家のお客様ですから、
    空き時間は、ご自由にされていてください。」

    ハミルトンの人の良さは、伝わってくる。
    シュクールとしては、微妙な扱いだと感じ、
    ルイスは、戸惑いを覚える。

    「じきに、ホフマンが参ります。」

    **
    アルの数歩先で、練習室の扉が開く。
    「お兄様。」
    「フラン、どうしたの?」
    「練習を見てくださらない。」
    「いいよ。」

    *
    「ピアノの音がする。」
    ルイスの独り言を、ホフマンは耳にした。
    「フランソワーズ様です。アルベルト様も入られたみたいです。」
    「そうですか。あまり音が漏れないんですね。」
    「普通の部屋より壁を厚くしてございます。」
    「私も、練習室を使えますでしょうか?」
    「夕刻まででしたら、いつでもお使いください。」

    **
    暇をもてあまし気味な毎日が続く。
    部屋数の多い城の中をただ歩くだけでも、気が遠くなりそうだ。
    そんな時にたまたま書籍だらけの部屋に出くわす。
    無断で見るのも憚れると思い、閲覧の許可を貰う。
    入り口は小さいが、中は分類された大棚で仕切られ、
    書庫の蔵書の数は、半端なものでは無い。
    学内の図書よりもはるかに多い。

    今まで見たことも無い研究書が、目を引く。
    手に取り、室内の隅にあるライティングビューローに
    本を広げて、参考にしたい項目を書き写す。
    ここに来てやっと、そんな数日を過ごしだした。

    「やあ、ルイス。楽しめてるかい?」
    ハインツが、書庫の戸を叩いた。
    「はい。珍しい蔵書ばかりで…。あ、すみません。
    シュクールさん、お招き有難うございます。えーと…」
    「本の虫もいいけど。私にも付き合ってくれるかな?」

    *
    「乗馬経験は、無いです。」
    「それは、残念。仕方が無い。今日は、ただの散策だな。」
    厩の前で、馬を選ぼうとしていたが、ハインツは諦めた。
    青草の茂る広場を、段々下っていく。
    「湖の散策は、済んでいる?」
    「いえ、遠くへは。」
    ルイスの返事を、ハインツは聞いた。
    「では、行くか。」

    「道があったんですね。手前に森が見えるので、
    切り離れているのかと思っていました。」
    湖に続く道を歩きながら、ルイスは言った。
    「元々は、そうだったらしいね。父が乗馬好きだったものだから、
    毎日湖の畔まで通っているうちに、ここが道になった。という話を
    よく母に聞かされたよ。それが、真実かどうかは不明だけどね。」
    「そうですか。それで皆さんは、乗馬をされる?」
    「好きでと言うより、実用的だったから。私も乗る事を覚えた。
    君も暇を持て余しているなら、覚えて帰ると良い。」
    「私には、必要無いかもしれません。」
    「契約満了までは、来てもらうので、その積もりで当たって
    貰わないと困るな。」
    ルイスは、乗馬指導を渋々了解した。

    *
    「あなた、探していましたのよ。」
    ジョーの機嫌は、とても悪かった。
    「ああ、済まないね。ハニー…」

    ハインツがジョーに連れ出されて、
    ルイスは取り残され、呆然と佇む。

    「ルイス先生、お気になさらずに。いつもの事ですから。」
    と、リビングの隅に居たフランが小さく言った。

    --------------
    <ツブや記>
    結構、ご当家は古い格式を温存していて、
    地域的にも、穏健で革新を好まない…(つまり、ついていってない。
    領主が民を守るのが、当然なのです。

    ハインツの事でジョーの機嫌が一気に下降した時、
    その時が一番怖いのではないか?
    「貞淑にも限度がありますわ(プンプン)」
    と、紳士の皆様、こころしてくださいませ(笑)
    0
      | 2009.11.05 Thursday |   ・// N // | - |

      スポンサーサイト

      0
        | 2020.02.06 Thursday | - | - |