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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 132
    20:17
    // 絶対服従 zettai fukujyuu //

    夏のサウスシュテディ。
    仕事がひけたら、愛する家族の元に帰る。
    「ただいま、ジョー。」
    「ハインツ、お帰りなさい。」
    と、いつもなら…

    「お帰りなさいませ。旦那様。」
    メイドのリリーが、二人を出迎えた。

    *
    ハインツが、リビングに居るアルベルトを見つけた。
    「…では、よろしくお伝えください。」
    アルベルトは、丁度受話器を置いたところだった。

    「どうだ、先方さんは?」
    「まだ、戻られていないみたいです。」
    「そうか。」

    *
    男二人で囲む食卓は、華が無い。
    普段と変わらないテーブルの設えも、
    家族が欠けているという事だけで、酷く褪せて見える。
    料理を口に運びながら、話を進めるが、
    何か物足りない感は否めない。

    「連絡欲しいと、伝言頼んでいるんですが、返事が無くて。」
    それは穏やかでない、クリスティーヌ嬢と上手くいってない?
    とハインツは思ったが口には出さなかった。
    「トマスも気が利かないな。――学校を離れて、早ひと月になる。――
    フランソワーズが戻れば、状況が分かったんだが…」
    「戻らないんですか?」
    「先に城に向かうと連絡が入ってな。」
    「フランにも会えないんですね。寂しいな。」
    「お前だけじゃない。私だって寂しい。」

    家族の中で過ごす団欒の時間中だけは、
    ハインツは、和やかであるようにしていた。
    自分の大切な家族と過ごす、
    皆と会話し、皆の笑顔を見て。
    自分の守りたい者達の側に居る事の幸せを噛締める。
    また明日も、この何気ないひと時が続きますようにと…

    **
    ハインツの書斎のデスクを挟んで、アルベルトは立っていた。
    「今日一日の報告をせよ。」

    職場に通い慣れたアルベルトは、
    従業員に甘やかされているようだと知って、
    ハインツは、帰宅後の報告を義務付けた。
    息子の後学の為とはいえ、仕事は決して遊びではない。
    就業中の中身を知る事は、仕事の濃淡をも知ることが出来。
    かつ、どれくらい理解でき、行動しているのかも計り知れる。

    「で、明日の予定は?」

    別の問いが増える。
    が、仕事の件に関しては、如何なる文句も受け付けない。
    と、始めに伝えられていたので、返答をするしかない。
    し、意識の確認でもあった。

    ハインツは、職場では、
    自分自身の仕事に妥協も、満足もしなかった。
    現状を向上させる手を、先の先を視ていた。
    従業員に平等であるように心掛けていた。
    この期間は特に、息子を贔屓目で見ない様に、気を配っていた。

    「ご苦労。下がって良いぞ。」

    *
    リーンリーン。と電話が鳴った。
    「はい、私だ。何だ、ジョー?……そのまま行くのかい?
    …こっちは、もう少し掛かりそうだ。……アルベルト次第だ。……私は、仕事の限がついたら向かう。……いってらっしゃい。ジョー…愛してるよ。……」
    ハインツは、名残惜しそうに受話器を置いた。

    **
        ふぅ〜
        ……………疲れたな。

    夕食の後、部屋のドアを閉めてすぐ、
    ベッドの上に転がった。

       クリス、元気でいる?
       君は今、何をしているの?

    ミケール駅まで送って以来、連絡が取れない。
    気がかりな気持ちが、部屋を暗い空気に染めていく。

      自分のすべき事は、分かっている。
      君を迎えに行きたい。

    でも今、その想いを行動に移すことが許されない。

    *
    自分の意思で決めた事柄が、体に纏わりつく。
    個人レベルの自由は、しばらく見込め無い。

     「6月から休みを取るように、調整しろ。
      お前の勉強の為に、社員に負担を掛ける事になる。
      社に通勤する期間は、指示に従うように。」

    父に言い渡された、最後の言葉が一番重い
    と知ったのは、戻ってきてからだった。

       サウスシュテディに戻ったら、
       君といつでも話せると思っていた。
     
       クリス、君に逢いたい…

    --------------
    <ツブや記>
    クリスとアルの想いにズレが…。

    *
    王政が続いていたら、
    ハインツは絶対君主?それとも?
    何て妄想を抱いてしまいます(笑)
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      | 2009.11.03 Tuesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |