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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 130
    21:33
    // あなたに anata ni //

    あのね、聞いて…

    おねがい、僕をみて…

    *
    「あっ!」
    アレクは、ベッドの上に体を起こした。
    「なんだ…夢か。」
    年若い頃と比べて、滅多に見なくなった光景。
    そして、思い切り体をよじる、その夢を振り払うように。

    「俺は、ここに居る。」
    独り言を口にして、こころを落ち着かす。
    俺は、まだまだだなぁ。

    *
    リーンリーン、店の電話が鳴り始めた。
    「はいはーい、ちょっと待って。」


    アレクは、受話器を上げた。
    「フォレストです。」
    「おはよう、元気?」
    「ハインツか、切るよ。」
    「待てよ!」
    「何か用?」
    「用、用。今週末、泊めてくれよ。」
    「何で?ホテル取れよ。」
    「娘を迎えに行くんだ。お前を紹介したいし…」
    「姪っ子だけなら、面倒見ても良いけど。君は来ないで。」
    「冷たいな。ジョーの前ではそんな素振りも見せないくせに。」
    「切るよ、忙し…」
    「行くから、頼むよ。」
    「知らないよ。」
    「可愛くねぇな。」
    「男が可愛くたって、どうしようもない。」
    「ジョー、OKだって。」
    「おい、ずるいぞ!」
    「じゃあ、週末。」

    「起きていても、悪夢だよ…まったく。」

    **
    トントントントン、店先で扉を叩いているらしい。
    この辺りでは見掛けない装いの…女性…?!!

    「御用ですか?」
    「はい、こちらに。先程から、応えを待っているのですが、
    どなたも出ていらっしゃらなくて…困って…」
    「すみません。ジョー。」
    掛けられた言葉に、ジョーは振り向いた。
    「…アレク。」
    「貴女が訪ねて来るとは、思ってなかったので、驚きました。」
    「ハインツが、来れないので、私だけお世話になっても良いかしら?」
    「勿論です。このまま少し待っていただけますか?」

    *
    アレクは、勝手口から入った。
    「ボブ、遅くなってゴメン。」
    「いいよ、マスター。今日は客が来るんだろう?」
    「それが、もう着いたみたいで。家案内して戻るから。」
    店の入り口の人影を指して、話す。
    「あれ、女の人?」
    「従姉弟なんだ。」
    「へぇ〜。」
    「やらしい想像しないでくれよ。旦那も子供もいるんだから。」
    「…そういうことにしておきますかね。」
    「紹介するから。夜はここで何か出してくれる?」
    「良いよ。俺、マスターの変わりに腕によりをかける。」
    「じゃ、頼むよ。」
    「早めに帰ってきてね♪」
    「気持ち悪いよ。じゃ、行ってくる。」

    **
    「ジョー、お待たせ。荷物持とうか?」
    「有難う。助かるわ。」
    肩を並べて、歩くとジョーは意外と小さかった。
    幼い頃は、大きなお姉さんであるジョーの後をついてまわった。
    そんな事が、昨日のように思い出せるのになあ。
    道々話す彼女の姿は、昔と全く変わらない。
    胸の奥が、切なくなる程…

    「部屋は、2階を使って。
    上がって直ぐの部屋を、ニコが使っていたから。
    奥の部屋も使って良いですよ。お嬢さんも来られるでしょう。」
    「アレク、お仕事中断させて、ごめんなさいね。」
    「気にしないで。ディナーは、家の店に来てもらえる?」
    「お世話になっている方も、お誘いしても良いかしら?」
    「良いですよ。待っていますから。
    鍵は、これだから。閉めてきてください。では、行ってきます。」
    「任せて。いってらっしゃい。アレク。」

    *
    「ボブ、悪い。直ぐ掛かるから。」
    「マスター、遅いよ全く。」
    「何で、ニヤニヤしてるの?」
    「仕込みは、バッチリだから。こっち来なよ。」
    アレクは、ボブに引っ張られて、客席を見回した。
    「あの、予約席は大袈裟じゃないの?」
    「俺のサービスだよ。」
    「気持ちは、嬉しいけど。
    俺のお客さん二人と従姉弟の世話になってる――誰だろ?――
    数人が来るかもしれないから。もう少し広いテーブル作るよ。」

    *
    「いらっしゃいませ。あれぇ、お久し振りです。」
    アレクは、普段通り客に声を掛ける。
    「えーっと、5人座れるかな?」
    「大丈夫ですよ。」
    「じゃ、お世話になるよ。」
    アレクは、扉を開き外に声を掛ける。
    「どうぞ、お待たせしました。…ジョー?」
    「アレク、お世話になります。」

    「ビックリした。トマスと知り合いだったの?」
    アレクの問いに、トマスが答える。
    「まあな。家内のセレナと娘のクリス。」
    「え、えーーっ!!」
    「知らぬは、アレクばかりなり…かしら?」
    と、ジョー。
    「私も、ビックリです。ジョセフィーヌ様。」
    と、クリス。

    「アレク、他に隠し事は無いか?」
    トマスは、冗談めいて言った。
    「来てくださるお客様と同じですよ。楽しく過ごすのには、無用です。
    でも今夜は、俺の従姉弟親子とトマスさん家族を歓迎します。
    ずっとこのテーブルに居れませんけど。
    どうぞ、ゆっくりしていってくださいね。」

    --------------
    <ツブや記>
    アレクのお家に案内してもらったジョーは、
    アレクが出掛けた後、どんな行動をとったのか?
    気になります、とっても(笑)

    また、アレクの皮が一枚剥かれて(玉葱みたい
    しまいました。…でも、あんまり秘密無いんだ(笑)
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      | 2009.11.01 Sunday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |