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ウェブカレ二次創作ガイドライン により、画像引用 並びに、現在創作中です - * - *TFC
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// N // 126 11:08
// 社員になるための教育 syain kyouiku //
会議室と掲げられた部屋の前で、止まる。 「今日は、こちらの部屋を使います。」 ジェルプランが、ドアノブを持って、入室をすすめた。 「自己紹介をしましょう。では、私から。 ドミニク・ジェルプランです。事務を担当しています。 特定期間は、社員教育も受け持ちます。次は、常務お願いします。」 「ジェルプランに倣って。ジュリアス・ゴードンです。 教育担当です。社内の事は何でもやります。では、どうぞ。」 「アルベルト・シュクールです。学生です。よろしくお願いします。」 * コンコンコン、とノックの音が。 ジェルプランが、席を立って、ドアを開いた。 「はい、どうぞ。」 ジェルプランは息を呑んだ。 「社…」 「やあ。そのまま開けていてくれ。 たまには、社員らしい事もしないとね。」 とハインツは、片目をつぶってウインクをした。 トレー片手に紅茶を配り、ハインツは開いている席に着いた。 「あの、社長…」 ジェルプランは、何か言いたげであった。 それに構わず、ハインツは続けた。 「少しだけ、良いかい?」 「手短にお願いします。」 と、ゴードン。 「彼は、私の息子だ。だからと言って、 教育の手を抜いて欲しくは無い。厳しく頼むよ。」 「はい、社長。」 ジェルプランは、表情を引き締め、 ハインツは、さっさと退室した。 ジェルプランは、アルの顔を窺った。 目が合ったアルは、表情を強張らせ言った。 「お手柔らかに、お願いします。」 ** 「まず、我が社における現在の業務から説明します。」 ジェルプランは、用意していた書類を配る。 「『アドリビ』の大前提は、プロジェクト推進力。 自由な発想で、企画・立案・実行する事で、収益を増やし、 それらの計画を、助力・維持します。 当然ながら、他企業との連携もあります。 実績として、沢山在りますが、ここでは幾つか挙げておきます。 ――あなたに分かり易いプロジェクトは、―― ミューズレイ・リゾート開発。 インターグレ・ミケールの再構築、維持。 商業都市としてのサウスシュテディの提案。などです。」 ジェルプランの説明を聞きながら、書類にメモを取る。 会社の事を事前に調べる時間を持っていなかったので、 一からの説明、自分に近い所からの説明は、助かる。 アルは、身を入れて聞いた。 * 「以上です。お疲れ様でした。」 ジェルプランが、説明を終えた。 「有難うございました。」 ゴードンが、アルに話す。 「今日は、時間が少なかったからね。 明日からは、朝から始めよう。」 ** レディース・スーツに薄手のコートを羽織って サングラスを掛けた者が、受付に立った。 「いらっしゃいませ。ご用件は?」 「モーリスです。常務を呼んで。」 ロードの内線を受けたゴードンが、階段を走り降りてきた。 「すみません。」 「お久し振り。」 彼女は、そう言いながらサングラスを片手で外した。 「か、会長!??…すみません。」 ロードは、顔を真っ赤にさせ、俯いた。 「仕方が無いわね。――教育係のせいかしら?―― 貴女は、もっと人をよく見ないとね。」 モーリスは、叱責した。 「社長も呼びなさい。」 「そのお手間は取られませんよ。」 ハインツは、階段を下りて、彼らの側に来ていた。 「貴女のおっしゃりたい事は、解りました。 エスコートは、必要ですか?」 「お客様には、お願いします。自社内では、無用です。」 モーリスは、階段を上り始めた。 「ゴードン、あとは頼むよ。」 そう言って、ハインツは遅れないように着いていった。 * ハインツは追いついて、会長室のドアを開け、明かりを点ける。 モーリスは、背もたれの大きな椅子に座った。 「報告なさい。」 -------------- <ツブや記> 普通、社員教育は入社してからだけど(笑) だから、本来は『良き社員である為の教育』という事になる…ハズ(汗:
| 2009.10.28 Wednesday | ・// N // | - |
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