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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 126
    11:08
    // 社員になるための教育 syain kyouiku //

    会議室と掲げられた部屋の前で、止まる。
    「今日は、こちらの部屋を使います。」
    ジェルプランが、ドアノブを持って、入室をすすめた。

    「自己紹介をしましょう。では、私から。
    ドミニク・ジェルプランです。事務を担当しています。
    特定期間は、社員教育も受け持ちます。次は、常務お願いします。」
    「ジェルプランに倣って。ジュリアス・ゴードンです。
    教育担当です。社内の事は何でもやります。では、どうぞ。」
    「アルベルト・シュクールです。学生です。よろしくお願いします。」

    *
    コンコンコン、とノックの音が。
    ジェルプランが、席を立って、ドアを開いた。
    「はい、どうぞ。」
    ジェルプランは息を呑んだ。
    「社…」
    「やあ。そのまま開けていてくれ。
    たまには、社員らしい事もしないとね。」
    とハインツは、片目をつぶってウインクをした。

    トレー片手に紅茶を配り、ハインツは開いている席に着いた。
    「あの、社長…」
    ジェルプランは、何か言いたげであった。
    それに構わず、ハインツは続けた。
    「少しだけ、良いかい?」
    「手短にお願いします。」
    と、ゴードン。
    「彼は、私の息子だ。だからと言って、
    教育の手を抜いて欲しくは無い。厳しく頼むよ。」
    「はい、社長。」
    ジェルプランは、表情を引き締め、
    ハインツは、さっさと退室した。

    ジェルプランは、アルの顔を窺った。
    目が合ったアルは、表情を強張らせ言った。
    「お手柔らかに、お願いします。」

    **
    「まず、我が社における現在の業務から説明します。」
    ジェルプランは、用意していた書類を配る。
    「『アドリビ』の大前提は、プロジェクト推進力。
    自由な発想で、企画・立案・実行する事で、収益を増やし、
    それらの計画を、助力・維持します。
    当然ながら、他企業との連携もあります。
    実績として、沢山在りますが、ここでは幾つか挙げておきます。
    ――あなたに分かり易いプロジェクトは、――
    ミューズレイ・リゾート開発。
    インターグレ・ミケールの再構築、維持。
    商業都市としてのサウスシュテディの提案。などです。」

    ジェルプランの説明を聞きながら、書類にメモを取る。
    会社の事を事前に調べる時間を持っていなかったので、
    一からの説明、自分に近い所からの説明は、助かる。
    アルは、身を入れて聞いた。

    *
    「以上です。お疲れ様でした。」
    ジェルプランが、説明を終えた。
    「有難うございました。」
    ゴードンが、アルに話す。
    「今日は、時間が少なかったからね。
    明日からは、朝から始めよう。」

    **
    レディース・スーツに薄手のコートを羽織って
    サングラスを掛けた者が、受付に立った。
    「いらっしゃいませ。ご用件は?」
    「モーリスです。常務を呼んで。」

    ロードの内線を受けたゴードンが、階段を走り降りてきた。
    「すみません。」
    「お久し振り。」
    彼女は、そう言いながらサングラスを片手で外した。
    「か、会長!??…すみません。」
    ロードは、顔を真っ赤にさせ、俯いた。
    「仕方が無いわね。――教育係のせいかしら?――
    貴女は、もっと人をよく見ないとね。」
    モーリスは、叱責した。
    「社長も呼びなさい。」

    「そのお手間は取られませんよ。」
    ハインツは、階段を下りて、彼らの側に来ていた。
    「貴女のおっしゃりたい事は、解りました。
    エスコートは、必要ですか?」
    「お客様には、お願いします。自社内では、無用です。」
    モーリスは、階段を上り始めた。
    「ゴードン、あとは頼むよ。」
    そう言って、ハインツは遅れないように着いていった。

    *
    ハインツは追いついて、会長室のドアを開け、明かりを点ける。
    モーリスは、背もたれの大きな椅子に座った。
    「報告なさい。」

    --------------
    <ツブや記>
    普通、社員教育は入社してからだけど(笑)
    だから、本来は『良き社員である為の教育』という事になる…ハズ(汗:
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      | 2009.10.28 Wednesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |