↓↓↓ * ただ今応援中!!
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>


遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




qrcode





 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
<< 「漫画」 男の信念に浪漫をみる | main | // N // 126 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


0
    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 125
    21:27
    // 体感 taikan //

    車窓から見る景色は、後方に流れていく…

    サウスシュテディのモーガン駅で降車する。
    ロータリーで待ち合わせていた
    運転手のレオナルドは、ハインツ専属の運転手である。
    乗り込んだ車は、見慣れた風景を通って、丘を上りだす。
    目に付くのは、家々の樹々――緑が濃く生い茂っている。
    それと色彩々の花が色を添える。――冬に来た時とはまるで違う。

    シュクール家の別邸に着いた。
    手荷物をメイドのマーガレットに任せ、アルはまず
    明るい日差しが差し込んでいるリビングに入った。

    母の姿がそこに在るのを認め、声を掛ける。
    「只今、戻りました。」
    彼女は、開いていた本から視線を戸口に向けた。
    「アル、お帰りなさい。」
    ジョーは、立ち上がって、息子の体を軽く抱き寄せた。
    親子の挨拶を交わしながら、会話する。

    そして体を引き離し、アルは聞いた。
    「父様は?」
    「ハインツは、書斎に居るわ。」
    「では、そちらに。」

    *
    コンコンコン。
    「アルベルトです。」
    父の応えを待ち、室内に入った。

    「只今、戻りました。」
    「ああ、お帰り。そこに、掛けなさい。」
    と、ハインツはソファを指し示し、
    正面にアルが座ったタイミングで言った。
    「以前話していた通りの手筈で行くが。」
    「はい、よろしくお願いします。」

    *
    二人は、身だしなみを整え、階下のリビングへ。
    ハインツは、戸口を少し入った辺りで立ち止まった。

    「ジョー、出掛けるよ。」
    「あら、アルも一緒ですの?」
    ジョーは、再び立ち上がる。
    「皆を待たせているんだ。――急ぐぞ、アルベルト。――
    君は、そのまま用事をしておいで。」
    「いってらっしゃい。」
    ジョーと目線を合わせ、ハインツは頷いて出て行った。
    「行って参ります。」
    アルも続いて部屋を後にした。


    **
    レオナルドが、後部座席の戸を閉め、車を発進させた。
    車は、小高い丘を下って、モーガン駅前を通り過ぎ、
    港へ続く道路を進んでいた。

    港の繁華街と違い、よく整備されていて、
    緑の葉がよく茂った街路樹が、建物と道路を隔てていた。
    幾つかの信号を過ぎた辺りで、車は減速し、角の手前で曲がり、
    『アドリビ』と書かれた看板の建物が、見えてきた。

    *
    「お帰りなさいませ、社長。皆、揃っております。」
    ビルの入り口に入って直ぐ、
    受付に立つ女性社員のロードが、アルに声を掛けてきた。
    「どうぞ…」
    「アルベルト・シュクールです。」
    名乗っていない事を思い出し、アルはすぐさま言った。
    彼女は首を傾げ、同性の社長の方を窺った。
    「姓で呼ぶ方が、都合が良いんじゃないかね?」
    「はい、社長。では、シュクールさん、ご案内致します。」
    彼女は、カウンターの上に
    『 御用の方は、内線1をコールしてください 』
    というメモを広げ、ウエイトを置いた。

    「こちらです。」
    ロードは、軽く会釈して先頭に立った。
    ハインツ、アルが並んでその後に続く。
    「彼女は、受付のロード君だ。」

    *
    階段を上り、ロードがノックをしてドアを開けた。
    ハインツを先頭にアルが入り、ロードが後ろ手にドアを閉めた
    途端に、皆の視線を集めた。

    所内に居る者全てが、席を立ち、中央に集まる。
    「ゴードン、後は頼む。」
    「はい、お任せを。」
    ハインツの言葉を受けて、ゴードンが所内の者をざっと紹介する。
    「そして、こちらは。今日から、うちで勉強を始めるシュクール君だ。
    先輩である君達が良き手本となってくれ。以上。仕事を続けてくれ。」
    皆は、各自のデスクに戻り、ロードも持ち場に戻った。

    「ジェルプラン、来てくれ。ノインツィン、留守を頼む。
    ――何かあったら、社長を頼って全然構わないから。――
    シュクール君も、同行してくれ給え。」

    **
    ゴードンは、ジェルプランにフロアを案内させながら、
    数ヶ月前の事を思い出していた。

    *
    「ゴードン、6月の後半に決めたから。」
    ハインツは、明るく言い放った。
    「何をですか?先程までの取引の件ですか?」
    ゴードンは、取引先の決定事項を頭に中でさらってみた。

    ハインツは、首を横に振る。
    「寂しいな…教育の話、覚えてくれていないのか?」
    「アルベルト君の?…早くない?」
    「のんびり屋で、全く何も知らないから。
    今回入れて3〜4シーズンの内に、何とか形にしたいからね。」
    「そうですか。それは、私流で良いのでしょうか?」
    「勿論だとも。後ね…君の息子を引き抜きたいと思っている。」
    「…って、どういう事ですか?」
    「OKしてくれたらの話。私が直接、本人に掛け合うから。」

    有言実行が、ハインツの良い所であり…迷惑な所でもある。
    ゴードンは、それ以上言葉を繋ぐのを止めた。

    --------------
    <ツブや記>
    ハインツの経営する会社に、やって来ました。
    見学かな?
    …わかんなくなってきたぞ、まいいか(笑)
    0
      | 2009.10.27 Tuesday |   ・// N // | - |

      スポンサーサイト

      0
        | 2020.02.06 Thursday | - | - |