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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 123
    21:49
    // 隣の椅子 tonari no seki //

    クリスは、最前列の右端からの2つ目に荷物を置いた。
    この頃、決めている席、
    この位置が目立たないのだと思うようになった。

    講義中の指定席は無い。
    あるとしたらそれは、自分で決めた事でしかない。

    指名されないよう、最後尾に座っていたこともある
    が、毎回その期待は裏切られ。
    中程位では、教授と目が良く合う。
    前列に居ると、用事を言いつけられる。
    ボードの字は見難いことを除けば、
    それらの事をあまり気にしない分気楽だった。

    *
    「隣、空いてますか?」

    声を掛けてきた人物を見て、返答する。
    「ええ、どうぞ。」
    後から来たアルは、クリスの隣に落ち着いた。

    パートナーになる予定である事は、
    アルが目立つ存在ということもあって、
    まだ学校に知らせていない。
    表立っては、不自然でない距離を置き接する事が、
    シュクール家から線引きされていることもあり、
    二人は、もどかしい思いを抱いていた。

    でも…話すくらいは、いいよね?
    と、アルが口を開く。

    「今日の講義は、どんな事するか知ってる?」
    「前回で、テーマに区切りが付いたので、どうでしょう?」
    「ありがとう。今日は、何か始まりそうだという事だね。」
    そう言った後、小声で付け加える。
    「もう、ヴァカンスの予定決まった?」
    「後半は、決まってるから。」
    その時、ナツメ教授が入り口にから入ってきた。
    「そうか。この話は、今度また。」
    クリスは、頷き、何も無かったように教壇に注目した。

    **
    ナツメの今日の出で立ちは、
    癖のある栗色の髪を肩に垂らし、
    耳の少し上辺りに、両サイドの髪をヘアピンで纏めていた。
    草色のジャケットの下は、白いシンプルなブラウスで、胸には、
    春を思わせるペールピンクと薄い紫の布で作られた花のブローチ、
    若草色のセミタイトスカートと、黒味の深い茶色のパンプス。

    家庭学の教授であるナツメは、
    ボードに今日のテーマを書いて、学生の方を見た。

    「『バランスの良い食事とは、何か?』
    皆さんと、考えていきたいと思います。
    日々、忘れる事の無い食事。
    皆さんは、朝、昼、晩と何を食べていますか?」

    学生をランダムで当てていき、
    ナツメは、ボードにサンプリングしていった。
    「朝と昼は、個人によりバラつきがありますね。
    晩は、家庭であったり、寮食利用で種類豊富に食べています。」

    *
    「ということで、次回講義までに書いて来て欲しい事は。」
    ナツメが、ボードに宿題を書いた。

    「では、本日はこれまで。
    書き終えた者から、出席確認します。」
    いつもの通り、手荷物を持って、教壇の前から列を作り、
    順に、ナツメと言葉を交わし、退出した。

    **
    教室から校舎を出るまで、付かず離れず歩く。
    校門まで続く並木道の樹々は、小花の咲く茂みで覆われている。
    そうしているうちに、いつものベンチにたどり着く。
    アルが先に腰を下ろし、クリスもそれに続く。

    「ランチ…」
    「僕ももっと君と居たいけど――
    次の時間まで余り無いんだ。」
    「そう、なら仕方ないわね。」
    「ごめん。クリス。」
    クリスの手を取り、アルはそっと口付けた。

    「クリス、また週末にね。」
    そう言って、アルはまた別の講義に向かった。

    ニコルは、多忙すぎる…
    彼が時間を合わせてくれない限り、
    一緒に居る事も出来ない。

    自分も以前より自由時間が減ってしまったけれど。
    また週末――もう週末まで会えないよ
    と、宣言されているも同じね――
    嬉しいような悲しいような複雑な感情を胸に抱き、
    アルの後姿を、クリスは静かに見送った。

    --------------
    <ツブや記>
    両想いなのに、ややこしっくて…
    ごめんなさい、
     ごめんなさい(イタちゃんみたいに言い切れないので、F.O.
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      | 2009.10.25 Sunday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |