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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 119
    13:24
    // 詰問 kitumon //

    その日の天気は、変わりやすかった。

    今日の天気は、晴れ
    の予想を打ち立てて行動していたのだが、
    太陽が地上に顔を出す頃の曇り無き空は、
    季節風の影響をもろに受けて雲が出始めた。

    「ぅわ〜!」
    表を歩いている学生のスカートが派手に翻った。

    長い丈の沢山タッグのあるスカートのフレアは、
    容赦なく顔を覆いそうな勢いで捲り上がった。
    数秒は、突風の為完全に恥ずかしい状態であった。
    裾を慌てて押さえたものの、その羞恥心で顔は赤くなる。
    誰にも見られていなければと良いがと思い、辺りを窺った。
    「良かった〜誰も居ないよ」
    ホッとしたところへ、サマンサがやってきた。
    「おはよう、シンシア。さっきは凄い風だったね。」

    先程の風で、空一面薄雲で覆われた。

    **
    コツコツ コツ…
    インターグレの敷地内で一番目立たず、奥の奥に位置する
    理事棟に、靴音が響く。

    ギャンティは、眉間にしわを寄せたまま、
    理事の招集要請により、理事棟内の指定場所に赴いた。

    開け放たれた扉の前に、係りの者が立っていた。
    「おはようございます、ギャンティ教授。」
    「ああ、おはよう。君も招集かね?フィーリンガード君。」
    「そうです。学校側の――個人的には、この様な事は得意でないのですけれど――代表立会人にさせられてしまいましたわ。」
    「それは、お気の毒に。籤運が悪かったですな。」

    *
    部屋の中は、会議のテーブル構えで、
    教員達からの情報収集者である実行委員達と、
    質疑応答を中立的な立場から見る他の理事、
    招集の掛かった教員、
    そして、一部始終を見届ける学校側の立会人、
    其々に、着席する場所が設定されていた。

    「ギャンティ教授、ご足労をお掛けしました。
    メンバーが揃いましたので、早速議題に移ります。
    今年度も、来年度に向けて、教職員の皆様の調査を敢行しました。
    その目的は、インターグレ・ミケールの本質を損なわない為であります。
    資本提供する者が、理事に位置づけられているわけですが、
    理事である私達にも、その本質に対して行動も伴わす義務を初めに負います。
    その為、教職員の皆様のインターグレ・ミケールでの正しい方向性に副っているか検討、方向修正をお願いしている次第であります。
    なお、お配りする資料は、会議外の持ち出しを禁止します。
    会議の終了時には、テーブルに置いたままお帰りください。」

    「さて、本題に入ります。」
    一同は、議長に注目した。
    「実行委員、問題提起をしてください。」
    実行委員の代表が立つ。
    「公正を期する為、個人を尊重する為、
    発言者の名前は公表しませんことを、ここに宣言致します。
    まず、お配りしているお手元の資料をご覧ください。
    今回、ギャンティ教授を調査しました報告の内容です。
    業績についての意見は、申し分がございません。
    ただ1点について、不透明な回答が続きます。
    新職員のルイス教員の事です。」

    ギャンティは、顔色も変えず、聞いていた。
    「彼は、ギャンティ教授の下に配属されました。
    その事については、専科の教職員は熟知。その他の者は、知りません。
    彼の主な役割、またどういう人物かという、
    専科の教職員への聞き取りは、面識は有るが、知らないもの多数。
    専門職についてどうでも良い様な仕事らしい、何もしていない、
    真面目そう、等は少数意見です。
    この様な評価だけを聞いていると、雇っている意味が無い。
    しかし、学校側は何らかの優秀さを認めて採用したはず、
    こんな評価を受ける者を採用した覚えは、学校側には無いでしょう。
    今年度は、より優秀な人材を育成させる為新卒から採用となりました。
    まだ社会に出た事の無い純粋さで新風を入れようという思惑です。
    そんな彼らは注目すべき存在で、学校の顔を立てる為にも、
    先輩である教育者は教育指導を怠ってはなりません。
    その役割を、ギャンティ教授は担えていない。
    学内の者が周知しないと言う事に於いてもそうですし、
    講義はまだ取れないとしても、そういう指導をしていない。
    彼を上手く働かせることが、出来ていない。
    と、捉えました。」
    実行委員は、着席した。

    「ギャンティ教授、何かありますか?」
    議長は、意見を求めた。
    「いえ、何も。」
    「実行委員の報告を認めますか?」
    「はい。」
    「指導を改善されますか?」
    ギャンティは、黙り込んだ。

    *
    「はい、議長。」
    理事の一人が手を上げた。
    「ゴードン君、発言を許可します。」
    「初めに本会の規則に背く発言をする事をお詫びします。」
    会場の空気に緊張が走った。
    「本来秘密にしておかなければならないことですが、
    私は今必要だと感じ、ギャンティ教授にお伝えします。
    処分は、発言の後お受けします。」
    ざわざわと、空気が揺れだした。
    「諸君、静粛に。責任を持って、お引き受けする。
    ゴードン君、続けて。」

    「有難うございます。
    今回、ルイス教員の聞き取りは私が担当しました。
    ギャンティ教授は、どのような方か質問しました。
    すると彼は、こう言いました。
    『厳しい方です。学生時分は、教授に師事していました。
    演奏指導は、凄いです。思いがけないヒントをくださったり、
    間違いは直ぐに正してくださいます。
    教育者として目標とすべき人であり、私は尊敬しています。』と。
    彼の口からは、
    苛められたとか干されたとかの言葉は一切出ていません。
    嫌がるどころか、尊敬しているというじゃないですか。
    私から見て真っ当な仕事を与えられていると感じられない
    彼の言葉に耳を疑いました。
    でも彼は、教授を心から信じている、
    教授からの指示は絶対であり従うと。
    貴方に希望を持って、教員を続けています。」
    ギャンティの目から涙が溢れてきた。
    「彼の目指す教師像は、ギャンティ教授、貴方です。
    貴方の名誉の為、彼の信じるものの為に、
    指導を改善してくださいますか?」

    ギャンティは、泣き崩れた。

    --------------
    <ツブや記>
    この重たい荷物をそろそろと降ろして、っと。

    で、ゴードンはどうなったの?
    お咎め無しだといいんですがね―――
    きっと、救世主が現れてくれるでしょう(笑)
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      | 2009.10.21 Wednesday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |