↓↓↓ * ただ今応援中!!
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>


遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




qrcode





 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
<< // N // 114 | main | // N // 116 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


0
    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 115
    21:32
    // 腹を括る hara wo kukuru //

    「長々とお時間を取ってしまい、申し訳ありませんでした。」
    今期の実行委員のゴードンが、ギャンティに言った。
    「仕方あるまい。決まり事だから。しかし、理事も大変ですなぁ。」
    「そうですね。ここのクオリティを下げない為に必要ですからね。
    国内唯一のハイクオリティを学生に伝えたいですから。出資しているか

    らだけでなく、私達大人の義務でも有ると、つくづく思います。」
    「そんな、モノなんでしょうか?」
    「貴方の持てる技術を学生に教えると言う事と変わりませんよ。」
    「そうですね。それなら解ります。」

    「お食事の用意が整いましたので、ご案内致します。」
    フィーリンガードが、先導する。
    「お食事は給仕が持ってまいりますので、どうぞごゆっくり。」
    フィーリンガードは、そのまま下がった。

    *
    「失礼致します。」

    給仕係の者が、ギャンティの前にアンティパストを出す。
    「ありがとう。これはまた、見た目に楽しめるね。」
    とギャンティに言われ、給仕は気を良くして微笑んだ。
    「遅れまして、すみません。」
    ハインツが、ゴードンの隣に落ち着く。
    「今、始まったところです。」
    と、ゴードンが言葉を添える。

    「シュクール君、この所ご活躍だね。」
    「ギャンティ教授程では、御座いませんよ。」
    「そうかい?今年度は、わざわざ理事のトップに立ったって聞いたよ。」
    「偶々ですよ。輪番制ですからね。」
    「御子息の為かと思ったが。」
    「嬉しい偶然です。子供達の学内での様子が確かめられる。」
    「君は、意外と家族思いなんだね。」
    「意外ととは、止してください。家族有っての私ですから。」

    「ゴードン君、ご子息はどうしてるのかな?」
    「今は、自由にさせています。自分の道を見付けるのは自分ですからね。」
    「そう。君達は変わっているな。」
    「そうでしょうか?」
    「そうだとも。」

    「ギャンティ教授は、レッスン枠も無いお忙しさだとか、
    知人から教授のレッスン受けれないかとよく言われるんですが。」
    「理事の口入なら何とかしたいが、今は1コマも空いて無くてね。
    済まないね、ゴードン君。」
    「いえ、無理な事は申せません。」
    「他の教授にあたって貰える様に言って貰えると有りがたいが。」
    「その様に、言ってみます。」

    *
    「本日は、有難う御座いました。」
    「お疲れ様でした、教授。」
    「いや、君達もご苦労様。じゃ、失礼するよ。」

    ギャンティは、理事棟を後にした。
    毎年思うが、この時期は来たくないものだ。
    理事と言っても、ひよっ子ばかり、
    年上を敬う素振りだけで、ずけずけモノを言う。

    今夜で、査定の調査は完了か。
    明日からは傘下の教授達がこのしち面倒臭い行事に付き合うのだろう。

    ゴードンの息子、目を掛けてやったのにトンズラしたまま。
    いくらお前が何と言ってこようと、レッスン枠など空けてやらん。
    最後に、ルイスの事に時間を掛けられて胸糞悪い。
    笑顔の下は、何を考えているかわからん。
    シュクールは、澄ました顔でタイピングしているし、
    息子にレッスンを受けさせていると聞く、
    アイツを選んだというのが、全くもって気に入らん。

    理事なんて、学内に力を持つ必要なんて無いんだ。
    金だけ落としておけば良いものを。

    春とはいえ、夜風は冷たい。
    ギャンティは身震いして、コートの襟を立てた。

    **
    コンコンコン。
    「ラフィー、居るかい?」
    「お疲れ様でした。お二方。」

    「あ〜、疲れるよ。まるで腹の探り合いだもの。」
    「今回は、きっちり尻尾を掴みますから。お願いね、ゴードン。」
    「うちのお姫様の方が怖いな。」
    「仕方ないわ。か弱き乙女じゃ、ここを守れませんから。」
    「俺ばっか、損な役回りだし。」
    「頼りにしてます。ゴードン様。」
    「ラファエル姫は、担ぐのがお上手で…ほんと困るよ。」

    「ジュリアス、お疲れ。一杯どうだ?」
    「ハインツ、頂くよ。」
    バーカウンターから、ボトルを取り出し、
    ロック用のグラスに注ぎ、手渡す。
    「これは、学内予算じゃないから、遠慮無く飲め。」
    「それは、有り難い。」
    「これも、差し入れよ。」
    フィーリンガードは、おつまみの乗ったトレーをテーブルに置いた。
    「ラフィーの手作りみたいだね。」
    「明日は、雨か?」
    「ハインツは、食べなくて良いわ。」
    「そんな事言うなよ。」

    「学生の頃に戻りたいな。」
    「何無理な事言ってるんだ、ジュリアス。
    ラフィーの分も頑張って呉れないと。計画通り頼むぜ。」
    「そうそう、頑張り給え、諸君!」
    「はいはい、姫君。」

    「ラファエル姫は、結婚しないの?」
    「してる暇無いわ。介護に大変だもの。
    インターグレ・ミケールお爺ちゃんって、面倒な事ばかり。」

    --------------
    <ツブや記>
    インターグレの年度後半の教員達の査定の為の調査が
    地位の高い者から順に行われる。

    登場人物>>
     ハインツ … ハインリヒ・シュクール
     ゴードン … ジュリアス・ゴードン
     ラフィー … ラファエル・フィーリンガード
     ギャンティ教授
    0
      | 2009.10.17 Saturday |   ・// N // | - |

      スポンサーサイト

      0
        | 2020.02.06 Thursday | - | - |