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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 110
    21:23
    // 流れるままに nagareru mamani //

    パタン、と扉は閉じられた。
    施錠を確認してハインツは、アルの斜交いに座る。
    「アルベルト。…疲れているのか?
    どうした、アル?」
    「…あ、父様。今日は戻って良いでしょうか?」

    駄目だ、と言いながらハインツは、
    アルの頭をクシャっとして、抱き寄せ、
    「あまり根を詰めるな。」
    ネクタイを緩め、シャツのボタンを幾つか外して、
    「少し横になっていろ。」
    ソファをベッド代わりにして、
    薄手のケットを掛けてやる。


    そんな風にハインツに扱われて、

    アルは、小さな子供に戻った様な感じがした。
    黙って身を任せていれば、父親の腕は安心なのだ。
    ただボーっと…耳を澄ます。

    「アル。お前はどう思っているか知らないが、
    私の目からは、お前の体はあまり丈夫とは言えない。
    急いで成果を挙げる事が必要な場面とそうでない場面を良く心得ろ。
    学校が全てじゃないのだから、後々の事も考えておかないとな。
    自己管理は、医局医からも指摘されていただろう。
    青い顔ばかりしてる様なら、少々私も考えないといけない。
    …大切な人に心配を掛けてしまうぞ。」

    アルは、一瞬ハインツを見た。

    「クリスティーヌ嬢とは、上手くいっているか。」

    アルは、静かに目を閉じた。

    「それから、ジョーからの伝言だ。
    食事のバランスは考えて食べて、十分な睡眠も取るのよ。
    …だってさ。私の言葉より、気が利いてる。」

    *
    キィー、ドアが開いた。
    「ハインツ、いいかしら?」
    「ラフィー、そっちに行く。」

    パタン、ドアが閉まる。
    アルは、ソファの肘あてを枕にしたまま、その音を聴いた。

    **
    「ママ、ぼくもいく!」
    小さなアルは、ジョーのスカートにしがみ付いた。
    ジョーは、困った顔をして、息子の目線にしゃがみ込んだ。
    「私の可愛い坊や。今日は、我侭を言っては駄目な日です。
    ママのお仕事の日なの。ちゃんとお留守番していてね。」
    「やだ!」
    ジョーは、アルの目を見て言った。
    「アル、行って来ます。」
    アルを優しく抱きしめて頬にキスして、ジョーは部屋を出て行った。

    アルは、わんわん声を上げて泣きながら、母の後を追う。
    でもなかなか追いつかない。
    玄関ホールを出て行こうとするジョーが振り向いて、
    笑顔でアルに手を振る。
    アルも「いってらっしゃい!」と言いながら、手を振る。

    待っている車にジョーが乗り込むと、すぐ車は発進した。
    アルが追いかけようとするのを、メイドのマーガレットが捕まえた。
    「坊ちゃま、お部屋に戻りましょう。」
    マーガレットと手を繋いで、アルはゆっくりゆっくり歩く。
    アルの歩に合わせて、マーガレットも進む。
    「お部屋に戻りましたら、ティーブレーク致しましょうね。
    坊ちゃまのお好きなお菓子用意していますのよ。」
    うん、とアルは頷いた。

    *
    眩い陽射しを直接浴びない様にと、カフェテリアのパラソルの下。
    テーブルの上には、ティーカップが2つ。
    僕の隣には、クリスが居て…

    クリスは、席を立った。
    「クリス、待って!」
    僕は、クリスの腕を掴む。
    クリスは、僕の腕を振り払って、言った。
    「ニコルは私との約束守らないから、もう終わりにしたいの。」
    「何で? 僕が君との約束を破るなんて、有り得ない。」
    「残念だけど、取り返しがつかないわ。さようなら。」
    クリスは、冷たい目をして言った。

    「う、嘘だ〜〜〜!!!」

       ・
       ・
       ・

    **
    「アル、どうした?」
    ハインツはアルの体を揺すり、アルは体を撥ね起こした。
    目を開けたアルの手は汗ばんでいた。
    「魘されてたぞ。」
    「ゆ、夢?」

    「寝ていたようだな。」
    アルは、壁掛け時計で時間を確かめた。
    「時間過ぎてる…」
    「寮には、連絡済だ。今日は、もう遅い。
    部屋は借りて有るから、泊まると良い。
    まず、食事といこうか。」

    *
    食堂に充てられた部屋は、質素で
    6人掛けのテーブルが有り、センターピース、
    白いテーブルクロスにランチョンマット、
    その上にカラトリーが置かれていた。

    「お待ちしていました。
    今夜は、給仕が帰ってしまいましたので、手伝っていただけますか。」
    二人が部屋に入るのを見届けて、フィーリンガードは言った。
    「勿論。手分けしよう。」
    ハインツに従って、アルも手伝う。
    「あら、慣れているのね。」
    フィーリンガードは、アルの動きを見て言う。
    アルは、苦笑いを浮かべる。

    「ラフィー、私にも声を掛けてくれよ。」
    「また、そんな事言って、ジョーに言いつけるわよ。」
    「それは、御免被りたい。」
    うふふ、とフィーリンガードは笑った。

    --------------
    <ツブや記>
    アルは、何時の間にやら浅い眠りに落ちていた様です。
    夢の中の、まだ一人っ子だった時のアル、
    ママの行き先は演奏会だと思われます。(笑)

    それにしても、インターグレ・ミケールの敷地の広大さは謎?
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      | 2009.10.12 Monday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |