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遙かなる時空の中で 夢浮橋(通常版) サンタクロースっているんでしょうか? トーマの心臓 (小学館文庫)




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 w*k
兄アニ^^ MarvelousAQL Inc.さんの
ウェブカレ二次創作ガイドライン
により、画像引用
並びに、現在創作中です

 - * - 

*TFC

古川登志夫さんを応援しています♪
 『あるがまま』という生き方に共感
 してしまった人(私=193)による、
 きまぐれ〜なところです。

   では、早速・・・
   肩の力を抜いて、ひと休み♪
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    | 2020.02.06 Thursday | - | - |

    // N // 108
    19:58
    // 講義の1コマ kougi no 1koma //

    講堂は、既に満席になっていた。

    **
    学生の掲示板に、
    『スエンセン教授による 音に親しむ特別講義 受講者募集』
    の記事が貼り出されたのは、つい数週間程前で有った。
    小さく書かれた『講義助手・シュクール同研究員』
    という文字と、
    『受講資格・インターグレ学生(学部不問)である事、
     定員有り、申し込み・事務局にて、順に受付』
    に対して、多くの学生達が何か囁いていた。

    そこへ通りがかったアルも、足を止め記事を見ている。
    確かに、この日は教授に押さえられている。
    一体何をするのだろう、と。
    その時点では、何も聞かされていなかった。
    もしかして…
    心当たりは、無くも無い。
    やっぱり… でも…
    いや、と首を振る。
    教授に限って、出来ない注文をするはずが無い、
    そう僕は信じている。

    「…ベルト。…アルベルト?」
    「えっ?」
    声を掛けてきたのは、…誰だろう?…見覚え有るんだけど、
    と思っているアルにはお構い無しに、その学生は続けた。
    「ここのシュクールって、君の事?」
    「はい。」
    「それで、これはどんな内容なの?」
    「まだ詳しく聞いてないですが…事務局で確かめていただけますか。」

    *
    「教授、戻りました。」
    研究室のドアが開閉され、
    スエンセンは、ノートから目線を上げ、アルを見た。
    「シュクール君、予定の講義は終わったのかね?」
    「はい。ですが…」
    「どうしたの?」
    「掲示板を見ました。」

    アルは、事の次第を話した。
    「もう掲示されていたと?…ふぅ〜…済まないね、私のミスだ。
    君に話してから、掲示をしてもらう手筈で、
    講堂を押さえる様、頼んで置いたんだが。」
    「そうですか。予定は、どの様になるのでしょうか?」
    「君にやってもらいたい事は、…」

    スエンセンの説明を受け、アルは頷いた。
    「そこで、課題を出す。」
    課題の内容をメモ書きし、
    アルは疑問点を投げ、返答を貰い、
    ピアノに向かい、課題に取り掛かる。
    スエンセンは、机に向かい、ペンを走らせてた。

    **
    普段スエンセンの講義に関係の無い者達も
    特別講義を受けよう、と事務局に殺到した。
    立ち見の要請も有ったが、あくまで講義、
    ライティングも出来ない環境の者を作る事を良しとしない
    スエンセンは、首を縦に振らなかった。

    そんな事も有って、
    今日の特別講義会場である講堂は、
    後から来た者は、席を自由に選ぶ事が出来ない状態だった。

    *
    「では、頼むよ。」
    スエンセンは、アルに声を掛け、壇上に立った。

    「今日のテーマは、”音楽における感情表現とは何か”について
    迫って見たいと思う。アシスタントは、シュクール君にお願いする。」
    アルは、ピアノの前に立ち、会場に一礼して、位置に着いた。

    会場内は、やや薄暗くなった。
    「まず、最初の演奏を聴いてください。」

    アルは、ポピュラーな曲を
    通常演奏されるよりもコンパクトなフレーズで展開した。

    「どの様に、感じられましたか?
    どうして、そう思ったのでしょう?
    このフレーズは、物悲しいと感じられた方が多いでしょう。
    何故ならば、明るい調子の音階では出来ていない為です。
    時折、黒鍵の部分…半音下がった音…が何か胸騒ぎを起こしてくる。
    モチーフも下降して来る演奏の回数が多く。
    心は、段々深みに入ってくるようなイメージを起こさせる。
    確認の為、もう一度弾いてもらいましょう。」

    今度は、通常の長さで演奏された。
    既存の曲を改めて聴いて、
    観衆である聴講生はスエンセンの言葉を反芻する。

    「今日は、演奏をメインに聴いて頂きたいので詳しく掘り下げません。では、次のモチーフをお聴きください。」

    *
    「これにて、講義を終わります。」
    スエンセンに続いて、アルも舞台袖に下がった。
    学生達が退室した後、
    会場内のチェックを入退場の協力者と共に済ませた。

    フィーリンガードは、講堂の施錠を終え
    スエンセンとアルを、許可無く学生達の入れない他の場所へ誘導する。
    「お疲れの所申し訳ありませんが、少しお時間を頂けますか?」
    「構わないよ。」
    スエンセンの言葉に、アルも同意を示した。

    「どうぞ、こちらへ。」

    --------------
    <ツブや記>
    N85『君の出番を用意させてもらうことにしたよ』を受けて。
    『哀』『楽』『怒』『喜』の順で演じられました。
    解説付きのプチ・コンサートみたいだ♪
    名曲探偵の影響かぁ?(笑)
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      | 2009.10.10 Saturday |   ・// N // | - |

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        | 2020.02.06 Thursday | - | - |